鋼鉄の白兎騎士団(10) の商品レビュー
表紙の2人を脇に追いやる策士の暗躍と謀られる次期団長
クシューシカはともかくマクトゥシュまで表紙を飾るとは思わなかったな。確かに本巻で一番の活躍(?)はしてるけど、せっかくなら初めてご尊顔を拝したアナとの「次期団長“暫定”候補」のツーショットの方が……もしくは、煌びやかな「専用装束」に身を包んだガブリエラが妥当とは思うが、これはおそ...
クシューシカはともかくマクトゥシュまで表紙を飾るとは思わなかったな。確かに本巻で一番の活躍(?)はしてるけど、せっかくなら初めてご尊顔を拝したアナとの「次期団長“暫定”候補」のツーショットの方が……もしくは、煌びやかな「専用装束」に身を包んだガブリエラが妥当とは思うが、これはおそらくシリーズの“本当の”最終巻でのお楽しみなのであろう、と期待しておく第1部の完結である。新シリーズとしてタイトルまで変わるそうなので、その必要はあるのかな?と思いつつ、第2部で描かれるであろう『ガブリエラ戦役』を心待ちにしたい。 さて、過去回想の最終楽章たる本巻で何が描かれたのか。それは言うまでもなくガブリエラの最終的な地位への就任、その仕掛けでありレフレンシアの企みそのものである。全編に渡って一面レフレンシア、と言えるほどの主役振りで深慮遠謀なるマジックが周到に展開され、策士ガブリエラさえも巻き込まれ、なし崩し的に祭り上げられていく過程が詳細かつ痛快に描かれている。この因果応報としてドゥイエンヌとの立ち位置も変わらざるを得ないのが少し切ないが、「敵を欺くにはまず味方から」をガブリエラばりに実践していくレフレンシアの「悪巧み」に騒然となる騎士団にあって、その唐突感と違和感に戸惑いつつ流されていく幹部達、その真意を計り切れないアスカ、計り切れないまでも何かを掴みかけるガブリエラという各人の思惑が重層的に描かれる多面的な面白さもあった。ホントこのシリーズは面白い。第1部とはいえ完結のため「えー、これで終わっちゃうのー」という名残惜しさがひとしおである。セカンドシーズンの始まりが実に待ち遠しい。
DSK
ガブリエラ団長見習い編 1巻や他の巻でガブリエラが団長だということは既に知っていることだけど,この巻でガブリエラがどうやって団長(見習い)になったのかがわかる内容. レフレンシアの策士っぷりがいつもより増して映える.逆に遊撃小隊の出番は少なめ.
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第1部完 ガブリエラが遂に団長(見習)に上り詰める?押し上げられる。 しかし、団長代理はなぜに?参謀でもいいのでは。 しかし、これで導入部が終了して、やっと本題みたいな感じ。 相変わらず話が長いし、行き当たりばったりな進め方? これが舞阪流なんですが。
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今回で第一部が完結となる。第一巻の冒頭につながる終わり方であるので、見どころとしてはレフレンシアがどう動いて「しろうさぎ」の行く先を導くかというところである。ある人物について予想外の展開もあるのでいままでの「鋼鉄の白兎騎士団」が好きなひとには必見である。 もくじ プロローグ ...
今回で第一部が完結となる。第一巻の冒頭につながる終わり方であるので、見どころとしてはレフレンシアがどう動いて「しろうさぎ」の行く先を導くかというところである。ある人物について予想外の展開もあるのでいままでの「鋼鉄の白兎騎士団」が好きなひとには必見である。 もくじ プロローグ 第1章 レフレンシアの悪巧み 第2章 驚くべき噂 小さな幕間劇 第3章 命運を左右する幹部総会 第4章 強行突破 第5章 新団長誕生 エピローグ
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第一部完結。ガブリエラが団長へ祭り上げられるまでを描くお話。既に示唆されていたので、レフレンシアの結論は驚かないけれど、反対意見をどう攻略していくかという過程が面白かった。強引で、それでいて周到。今回は誰よりも腹黒くて、さすがと言わざるを得ない。次からのガブリエラ戦役がどうなるの...
第一部完結。ガブリエラが団長へ祭り上げられるまでを描くお話。既に示唆されていたので、レフレンシアの結論は驚かないけれど、反対意見をどう攻略していくかという過程が面白かった。強引で、それでいて周到。今回は誰よりも腹黒くて、さすがと言わざるを得ない。次からのガブリエラ戦役がどうなるのか楽しみ。
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