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集合・位相に親しむ の商品レビュー

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2013/02/25

集合・位相・代数の初歩について、高校卒業程度の知識でも理解できるよう意図して書かれた本。基本的には松坂版「集合・位相入門」の簡略版といった感じだが、5種類の分離公理(コルモゴロフ(T0)、フレシェ(T1)、ハウスドルフ(T2)、ヴィエトリス(T3)、ティーツェ(T4))に触れてい...

集合・位相・代数の初歩について、高校卒業程度の知識でも理解できるよう意図して書かれた本。基本的には松坂版「集合・位相入門」の簡略版といった感じだが、5種類の分離公理(コルモゴロフ(T0)、フレシェ(T1)、ハウスドルフ(T2)、ヴィエトリス(T3)、ティーツェ(T4))に触れているところは新しいかも。まあ、普通はハウスドルフ空間しか使わないんだけど。 ちなみに、森毅先生はコルモゴロフ空間のことを「ヤリガイがない」と一刀両断しているわけだが、そんなことより、コルモゴロフ先生が位相空間論でも名を残していたことの方が私的には驚きであった。あの人は、純粋数学から、確率・統計・情報理論まで、何でもやっていたんだね。

Posted byブクログ