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実践!交渉学 の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2023/11/20

交渉とは利害調整であり、単一取引材料の配分型交渉から、複数取引材料の統合型交渉で進めることで円滑に交渉が進む、と言う考え方は当たり前かもしれないが、とても重要なことだと感じた。 取引先との交渉であれば2社のみだが、社内の交渉となるとマルチステークホルダーになるため、ステークホルダ...

交渉とは利害調整であり、単一取引材料の配分型交渉から、複数取引材料の統合型交渉で進めることで円滑に交渉が進む、と言う考え方は当たり前かもしれないが、とても重要なことだと感じた。 取引先との交渉であれば2社のみだが、社内の交渉となるとマルチステークホルダーになるため、ステークホルダーが誰かを事前に把握しておいて、必ず交渉に巻き込むこと。

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2019/05/29

「交渉」と「説得」の違い、また「交渉」とは何を扱うのかを知れたのが一番大きいかもしれない 科学にまつわるNPO法人に所属しているので、社会的な合意形成と共同事実確認のセクションは特に為になった

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2015/11/15

「交渉学は、当事者全員にメリットがある解決策をみつける手助けをする、自分が幸せになるだけでなく、交渉相手も幸せにする、交渉相手が不幸になるのであればその交渉は失敗」とういう立場で書かれているので、ビジネスの分野で相手より少しでも利益を絞り出そうと「交渉術」を学びたいと思っている人...

「交渉学は、当事者全員にメリットがある解決策をみつける手助けをする、自分が幸せになるだけでなく、交渉相手も幸せにする、交渉相手が不幸になるのであればその交渉は失敗」とういう立場で書かれているので、ビジネスの分野で相手より少しでも利益を絞り出そうと「交渉術」を学びたいと思っている人には不向き。 1から2章で、BATNA、ZOPA、パレート最適、交渉マトリックス、価値分析、勝者の呪い等の概念が学べる。 3章以降が、著者がこの本で本当に書きたかったことと思われる。新自由主義時代における「Win/Win」に隠された問題、熟議型民主主義、弁護科学の問題等、社会的合意形成のあり方等、格調高い内容が語られている。参考になります。 交渉学については。まず「ハーバード流交渉術」のようです。

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2015/07/29

交渉術ではなく交渉学なんだ、という著者の矜持が面白い。 その意味で、一般的に言われている前半ではなく、「学」を前面に押し出した後半にこそ本書の真価がある。

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2015/01/02

より体系立った交渉学の理解。 ・交渉は準備次第 1.自分及び相手の「利害」を知る 2.自分及び相手の「BATNA(不調停時代替案:引き際)」を知る 3.比較をする →バーター取引の想定 →ZOPA(合意可能領域)の有無 →BATNAの改善 ・二段階の交渉 →価値生産:制約条件...

より体系立った交渉学の理解。 ・交渉は準備次第 1.自分及び相手の「利害」を知る 2.自分及び相手の「BATNA(不調停時代替案:引き際)」を知る 3.比較をする →バーター取引の想定 →ZOPA(合意可能領域)の有無 →BATNAの改善 ・二段階の交渉 →価値生産:制約条件から、パレート最適を探り、超最適を目指す →価値分割:BATNAではなく、より良い条件を探る ・論点つぶし(個別の配分型交渉)ではなく、パッケージ(統合型交渉) ・モニタリング、執行メカニズムを考慮。 マルチ・ステークホルダー交渉 ステークホルダー:自分の行動に影響を与えうる人たちと、自分の行動が影響を与えうる人たち ステークホルダー分析:ステークホルダーの特定、議論への巻き込み ・「社会運動」から「交渉」への転換 →お互いに納得できる論点を見出す。 社会的合意形成 ・アジェンダ・セッティングとしての社会運動 ・ステークホルダー権獲得のための社会運動 ・共同事実確認による弁護科学の対立の解消

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2014/12/21

公共政策における社会的合意形成の話。やや学問的で一般人向けではない。社会運動している人には参考になるのかもしれないが。

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2014/10/30

[ 内容 ] 二人以上の人間が、未来のことがらについて、話し合いで取り決めを交わすこと―「交渉」をそう定義するなら、身の回りの問題から国際関係まで、使われる場面はとても多い。 本書が扱う「交渉学」とは分野にしばられず、交渉にあたってのフレームワークを築き、当事者全員にメリットが出...

[ 内容 ] 二人以上の人間が、未来のことがらについて、話し合いで取り決めを交わすこと―「交渉」をそう定義するなら、身の回りの問題から国際関係まで、使われる場面はとても多い。 本書が扱う「交渉学」とは分野にしばられず、交渉にあたってのフレームワークを築き、当事者全員にメリットが出ることを目指すものだ。 小手先のテクニックに終始しない、その基本的考え方と方法、そして社会的意義をわかりやすく解説する。 [ 目次 ] 第1章 交渉とは何か 第2章 交渉のための実践的方法論 第3章 社会的責任のある交渉の進め方―Win/Win関係の落とし穴 第4章 一対一から多者間交渉へ―ステークホルダー論 第5章 社会的な合意形成とは 第6章 交渉による社会的合意形成の課題―マスコミと科学技術 第7章 交渉学についてのQ&A [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2014/08/08

交渉 複数の人が、将来の協力行動について約束するための話し合い 配分型交渉から、統合型交渉への転換 統合型交渉 2つ以上の取引材料について同時に話しあうこと 立場positionと利害interestの区別 立場 交渉当事者が望んでいる結論 利害 その主張の背景にある理由 ...

交渉 複数の人が、将来の協力行動について約束するための話し合い 配分型交渉から、統合型交渉への転換 統合型交渉 2つ以上の取引材料について同時に話しあうこと 立場positionと利害interestの区別 立場 交渉当事者が望んでいる結論 利害 その主張の背景にある理由 交渉とは利害調整 お互いが主張している表面的な立場はともかく、その背後にある利害に着目して、それぞれの利害を満足させる取り決めを模索する行為 BATNA best alternative to a negotiated agreement 不調時代替案 交渉が決裂した時の対処案として最もよい対策 BATNAを露呈せずに、自分の利害を上手に伝えられるが、交渉のコミュニケーションで特に注意すべきポイント

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2014/07/26

交渉学のコンパクトな解説と、合意形成と交渉学との関わりを展開する興味深い書。交渉学に対する見方がまた拡がったような感じがしました。

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2013/09/23

交渉学という非常に分かりやすいが、難しい学問を主婦に分かるように解説した本である。しかしサラッと表面をさらっただけなので実際に自分に落とし込むには更なる勉強が必要だと感じた。

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