新13歳のハローワーク の商品レビュー
導入部分の20ページほどが村上龍の考えを小学生向けに出来るだけ平易に、そして熱のある文章でした。職業についてはパラパラ見ていくだけで楽しかったです。
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・大人とは、生きていくのに必要なお金を自分で稼ぐことができること ・自分探しの答えは自分のなかにはなく、興味ある対象との出逢いによって見つかる ・自由とは、選べること
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中学生?位の時に初めて読んで、大人になって改訂版を読んでみたが、非常に面白い 時間がある時に読み返したいと思ったし、転職活動中の方は読んでみたら良いと思う
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実はこの本、2000年頃の初版も買いました。 その当時、新卒でITエンジニアになった私は、3カ月間の研修を経てシステム開発現場へ放り込まれました。IT、といっても華やかなものではなく、窓の一切ない空調の管理された部屋で、自分の年よりも古いプログラムの修正をアセンブラという今では殆ど見かけない言語で行っていました。 学びは大いにあり、それなりに(というか大分)忙しく、そんな中でも会社が課した資格試験に着実に受かっていく同期や先輩が多くいました。一方私は資格試験は大分落ちました。ああ、やっぱりに「好き」にはかなわないときっと感じたのでしょう、そうした時分にこの本を買ったのでした。 ・・・ 今回、主に子供のために、新版(といっても今から10年以上前の発売ですが)をこうして手に取りました。改めて多くの職業が世の中にあることに驚きます。マタギとか、ひな鑑定士とか、プロレスラーとか。50歳近い私にも何か新たな挑戦ができるやも、とついつい自分目線で読んでしまいます。 本作の良いところは、先ず、国語や社会など学校の教科ごとに職が分類されていること。想定読者である学生に、学校での体験から職業がイメージできるように工夫してあるところです。ちなみに上記のマタギは理科、ひな鑑定士も理科、そしてプロレスラーは当然ですが体育の教科にカテゴライズされていました笑 また、本作は職に就くことの難しさや具体的な就業人口の数なども折に触れて紹介しています。原則募集は行わない職や、アルバイトとして非正規雇用から始めないと道が開かれないとか。また人数という観点ではプロサッカー選手の数が約1000人とか、競艇選手は約1500人とか。税理士の有資格者は7万人強、公認会計士のそれは2万人ほど。人数なんかは、都道府県数の47で割ってみて、一つの県で平均何人くらいのライバルがいるのかとか、各所から参照数字を持ってきて割ったりかけたりすることで、想像やイメージを膨らますことができます。 そのほか、ところどころで挿入されているエッセイもまた読み応えがあり面白かったです。小説家をはじめいくつかの職は偶然に就くものと語る「小説家の誕生」、マーケティングやセールスには“ニーズ”という視点が常に必要と語る「「好み」というニーズ」、小学校教諭の両親の思い出とともに教育とお金の現実をつづる「求められる教師像とは」など。これら以外にも、農業などの一次産業の方がこれからの業界のあるべき姿を語るもの、グーグルの社員の方がどういう人がグーグルに多いのかとか、そういう話も興味深く読めました。 ・・・ ということでまさに職業図鑑。多くの職業を網羅的に収録してあり、そこはかとなく薫る村上氏の毒もまた味わい深いものがあります。 きっと、将来のことをしっかり考えるお子さんには役に立つと思います。読むことで本人の方向や指針が形作られるかもしれません。 うちのように親が押し付けてみて、「読んだけど別に。まあだるいわ」というような返事しか返ってこないご家庭は、是非親御さんや周りの大人に一読をお勧めします笑 親すら考えもしなかった職業があり、それがどういう教科と関連し、あるいは大人目線でこの子供はひょっとしてこれも興味あるのではという気づきがあるかもしれません。 書籍は社会の進展とともに陳腐化すると思います。職業に流行り廃りがあり、10年前のこの本も現在を正確に写す鏡とは言えません(特にIT関連)。しかし本書、やはり世の中には全き多様な職があり、どの職に就こうと子供たちが幸せに生きていければそれでよしというある種の達観(諦観?)へ私を導くに至りました。自分の人生に未だ悩む親が、子供に「お前将来何になるんだよ」なんて言えないわな、そう自嘲しつつ、本書を閉じました。
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いろんな業界の人のエッセイから現状や問題点がリアルに知れて面白かった。少し気になる程度で積極的に調べてなかった業界のことも知れてよかった。林業、漁業、医療、介護、伝統工芸、映画。また今の時代に合った改訂版を出してほしい。
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いろいろな仕事を、教科ごとの切り口から分けて紹介している本。 13歳の時に読んでみたかったな。 各仕事の紹介は、時々著者の主観が全面に出ているなとも感じたけど、面白い。 作家について「作家からほかの仕事に移るのは難しいから、まず他の仕事を考えよう」はなるほどと思ってしまった。 ...
いろいろな仕事を、教科ごとの切り口から分けて紹介している本。 13歳の時に読んでみたかったな。 各仕事の紹介は、時々著者の主観が全面に出ているなとも感じたけど、面白い。 作家について「作家からほかの仕事に移るのは難しいから、まず他の仕事を考えよう」はなるほどと思ってしまった。 誰でも自分の身近にある世界しか知らないから、こういう本は貴重だと思う。
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2010年発刊なので ちょっと情報が古いかもしれない せっかく読むなら続編かな、と思います ただ、本当に様々な情報を1冊で読めるうえ 専門家の意見も記載されてる点は良かった
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真面目な本。若い人に、いろんな仕事があるな、ちゃんと考えなきゃ、と思わせるためのもの。自分の仕事は、というと、エンジニア、なんだと再認識した(笑)
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https://www.gentosha.co.jp/book/b1850.html , http://ryumurakami.com/ , http://www.hamanoyuka.net/
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ある父親が子供に、『この本に載っている以外の仕事に就きなさい。仕事を自分で創造しなさい。』と言ったそうだが、いやいやどうしてこれほど細かな種類の職業があるとは。 自分が13歳のときにもこのような本が欲しかったなぁ。自分の子にはいつでも読めるようにしておきたい一冊。
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