村西とおるの閻魔帳 の商品レビュー
#0奈良県立図書情報館ビブリオバトル「プライベートとパブリック」で発表された本です。 2011.3.13 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-564.html?sp
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読書つながりの友人から借りた一冊は、奇才・村西とおる監督が2009年に書いたブログをまとめたもの。 ブログひとつを読んだだけでは見えてこないが、こうして並べられて続けて読んでいくと、著者の思いがしかと見えてくる。その思いとは、この本の副題『「人生とは喜ばせごっこ」でございます』に...
読書つながりの友人から借りた一冊は、奇才・村西とおる監督が2009年に書いたブログをまとめたもの。 ブログひとつを読んだだけでは見えてこないが、こうして並べられて続けて読んでいくと、著者の思いがしかと見えてくる。その思いとは、この本の副題『「人生とは喜ばせごっこ」でございます』に示されている通り、人を喜ばせたい、という思い。これは監督の中で一貫したものだということがよく分かる。当時の時事ネタとして酒井法子のことがたびたび取り上げられているが、その取り上げ方は「そうそう、そうなんだよ。よくぞ言ってくれた!」と喝采を送りたくなるようなもので、すっかりワタシは喜ばされてしまった。(ちなみに、監督のテリー伊藤に関するコメントには激しく同意!) その一方、じ〜んと来る石原裕次郎の話や、プロレスファンなら涙なくしては読めない剛竜馬の冤罪の話なども散りばめられてあり、これも読者を喜ばせているという点においては秀逸なエピソードだ。 もちろん、お約束の下ネタもあるが、それがなくても十分読み応えのある一冊。
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