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がらくた の商品レビュー

3.4

236件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    74

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    6

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2023/04/09

10代の頃から20代、そして30代の今でも大好きな作品。どうしてこんなにこの作品に魅せられるのだろう、というくらい好きな作品。

Posted byブクログ

2023/03/20

登場人物たちの関係は口に出してしまうと途端に軽々しく聞こえてしまうようなものだけど、小説で読むとどうして綺麗に思えるのか不思議だった。 ただ、柊子の夫を愛する気持ちが本物だということ、それが夫の不在もまるごと愛するなんだということはすごくよくわかった。これができる人ってどれくらい...

登場人物たちの関係は口に出してしまうと途端に軽々しく聞こえてしまうようなものだけど、小説で読むとどうして綺麗に思えるのか不思議だった。 ただ、柊子の夫を愛する気持ちが本物だということ、それが夫の不在もまるごと愛するなんだということはすごくよくわかった。これができる人ってどれくらいいるんだろう。

Posted byブクログ

2022/12/18

主要な登場人物4人のうちそれぞれ2人にスポットライトを当てた4編の物語といった所だろうか。1話目を読んだ直後は、正直イマイチかもと思ったがそれぞれ読み進めるにつれて全体像が見えて面白かった。 何故か女性作家が書く恋愛要素のある小説を好んで読んではこなかった。江國香織さんはその代表...

主要な登場人物4人のうちそれぞれ2人にスポットライトを当てた4編の物語といった所だろうか。1話目を読んだ直後は、正直イマイチかもと思ったがそれぞれ読み進めるにつれて全体像が見えて面白かった。 何故か女性作家が書く恋愛要素のある小説を好んで読んではこなかった。江國香織さんはその代表だったりするのだか、読むとそれなりに堪能はする。この物語に書かれた世界は私の生きてる世界とは全く別次元と感じるのだが、同じ世界線を生きてる人もいるのだろうか。でもそんな私が情景や雰囲気がイメージできるのはすごいなと思う。 つい最近行った湘南のイメージに合う作品だと思った。

Posted byブクログ

2022/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大人にわかって貰えないあの気持ち。子供独特の。 あの大人の事情とやらを出し、子供のもどかしさを感じさせる。 愛情を不変のまま保存する事を、ジャム作りで表現した柊子に気づいた時に感心した。 「原さん」の出現で周りの人物が「がらくた」になる美海は、真っ直ぐで独りでもの悲しい。 子供を子供扱いしない事が、この小説の肝。

Posted byブクログ

2022/09/21

無性に江國香織そんを接種したくなる時がある。この言葉にできない感情を文字に置き換えてくれて提示してくれる天性の才能は心に染み込む。 今作もなかなか理解しづらい人間関係を理解しないまでも、共感しないまでも読ませてしまうあたりが本当に耽美だ。

Posted byブクログ

2022/08/27

自分が大切に守ってる大好きなものも他人からみたらがらくた 私は違うんでって清々しく言えるミミちゃんカッコよかった

Posted byブクログ

2022/08/12

夫に愛狂う柊子とフレッシュな美海。 大人の世界の恋愛は狂ってるんだけど、生々しく描きすぎてないからギリギリ受け入れられる。 それでも、原さんは僕の目線だと気持ち悪いよ。 ここから先の柊子を思うとエンディングはもはやホラーじゃないか。

Posted byブクログ

2022/08/02

愛するってなんだろうと考えさせられた。 愛し合っていてもお互い他の身体を求めてしまう夫婦。 「彼らが納得していればそれでいい」という言葉では済まされない悲しさを感じた。 その人の全てを受け入れられるくらい好きになるってどういう感覚なんだろう。私なら苦しくて耐えられないと思った。 ...

愛するってなんだろうと考えさせられた。 愛し合っていてもお互い他の身体を求めてしまう夫婦。 「彼らが納得していればそれでいい」という言葉では済まされない悲しさを感じた。 その人の全てを受け入れられるくらい好きになるってどういう感覚なんだろう。私なら苦しくて耐えられないと思った。 美海ちゃんの境遇も悲しかった。

Posted byブクログ

2022/07/17

美海があまりに大人びてるけど、時折見せる孤独を感じる様子は共感できる。 原さんの何もかもを受け入れることができる柊子は超越してるな。もちろん悲しいと思ってるけど、その悲しさを原さんにぶつけないあたり。

Posted byブクログ

2022/06/13

高校生の、人を見下すような、それでいて自分を守るようなそんな心情は非常によくわかる。人は脆いもので誰かとの関係に怯えたり苛立ったり面倒くさいけど出会った縁ってものは大事にしないとなあ。

Posted byブクログ