陰陽師 天鼓ノ巻 の商品レビュー
いつ読んでも楽しい陰陽師の安倍晴明と源博雅のやりとり、季節の移り変わり、酒とおつまみ……。どれも目に浮かんでうらやましい限り。ゆるゆるした時間がうらやましい。このシリーズはすべて読破済みだ。
Posted by
陰陽師シリーズならではのほのぼのとした緊張感 同じ間合いで同じくだりなのに、なぜか憎めず続きを求めてしまう作品。淡々としたやり取りで進んでいくストーリーと、晴明と博雅との掛け合い、今回はそれに蝉丸が加わり、話が展開していくのが面白かった。
Posted by
晴明がとっても博雅に対して大好きコールを素直に表しているよね。今回は。話のモチーフはマンネリじゃなくあきさせず面白かったです。私としてはもっと皮肉やさんで辛辣だけど、時折博雅の素に救われている晴明をみたかったです。
Posted by
日本独特のわびさび、四季折々の空気感、妖艶なる世界観、 どれをとっても素晴らしい!! 元々、日本の魑魅魍魎(ちみもうりょう)や物の怪といった 怪奇小説が好きなのだが、自分の中ではこれが一番好きだ。
Posted by
久々に読んだ気がする「陰陽師」。 晴明さん、こんなに博雅のこと好きだっけ? 久々すぎて、感覚が麻痺しているような気がします。 どんだけ、好きやねんと今更ながら突っ込み全開。 今回は蝉丸さんの登場が頻繁だったり、 物狂いが出てくる話もあったりで、 全体的に能の要素が感じられました...
久々に読んだ気がする「陰陽師」。 晴明さん、こんなに博雅のこと好きだっけ? 久々すぎて、感覚が麻痺しているような気がします。 どんだけ、好きやねんと今更ながら突っ込み全開。 今回は蝉丸さんの登場が頻繁だったり、 物狂いが出てくる話もあったりで、 全体的に能の要素が感じられました。 大学時代、能の勉強もしていたので、 「逆髪」という言葉の響きが懐かしかったです。 しかし、この「逆髪」をあんな人物像に仕立てあげるとは! そうか、逆髪は結局一途な女性だったのかぁ。 悲しいなぁ。
Posted by
蝉丸編 百人一首で蝉丸が出ると「・・・」という感じで キョーレツな印象の彼なのですが こんな人物像だったら良いほうにイメージ変わるなぁ
Posted by
夢枕獏も最近はこの『陰陽師』シリーズしか読まなくなってしまいました。 偉大なるマンネリとでも言うべきか、このシリーズは本当に安心して読むことができます(『サザエさん』と同じですね)。 何しろ主人公が無敵のヒーローですから。 博雅には決して手の内は明かさないけれど、最初から全部お見...
夢枕獏も最近はこの『陰陽師』シリーズしか読まなくなってしまいました。 偉大なるマンネリとでも言うべきか、このシリーズは本当に安心して読むことができます(『サザエさん』と同じですね)。 何しろ主人公が無敵のヒーローですから。 博雅には決して手の内は明かさないけれど、最初から全部お見通し、という感じがいいです。 ちょうど今、ひかりTVのAXNミステリー・チャンネルでジェレミー・ブレット主演の『シャーロック・ホームズの冒険』をやっているのですが、晴明と博雅のコンビを見ていると、どうしてもホームズとワトソンのイメージが被ってしまいます。 もっともワトソンと違って博雅には笛という、これまた最強の武器(?)があるのですが。 さて、今回は博雅の他に蝉丸も重要な脇役として登場するのですが、“逆髪の女”には驚きました。 “逆髪”って、浄瑠璃とかだと蝉丸の北の方だったんですか? 大学時代に“能”のサークルにいた私にとって、『逆髪』と言えば蝉丸の姉で、その異形ゆえに捨てられた皇女だったんですけど…。 でも、このお話、今回の八編の中で一番好きだったりします。
Posted by
この作家さんいろいろ読んだけどこの「陰陽師」シリーズが一番好きだ。けど少しだけ年齢を感じるようになって来たかな?
Posted by
いつもどおり、といえばそれまでなのだが、安定して楽しめるシリーズ。 天鼓の巻というタイトルにふさわしく、音楽に関する話が多く、蝉丸法師の出演回数も多かった。
Posted by
久しぶりの陰陽師です。夢枕獏さんのシリーズの中でも一話一話が良くできていて、切れの良い作品ですね。何と言っても博雅がの人となりは最高です。
Posted by