親鸞(下) の商品レビュー
とても面白かった。 歴史が苦手で 精通していない私にも 読みやすく 楽しく 思わず世界に飲み込まれてしまった。 親鸞 激動編が楽しみだ。
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名作に出会ってしまった。 親鸞も仏教もほとんど知らないけど、推理小説を読むような感覚で、終始ゾクゾクしながら、興奮したまま最後まで駆け抜けるように読み切った。 非常に魅力的な人物描写で、幼少期から「親鸞」と名乗るまでが描かれており、引き込まれっぱなしだった。 人は何を求めて...
名作に出会ってしまった。 親鸞も仏教もほとんど知らないけど、推理小説を読むような感覚で、終始ゾクゾクしながら、興奮したまま最後まで駆け抜けるように読み切った。 非常に魅力的な人物描写で、幼少期から「親鸞」と名乗るまでが描かれており、引き込まれっぱなしだった。 人は何を求めて宗教を信仰するのか、末法の世と言われた時代、飢えや人身売買のはびこる世の中を親鸞はどのようにみていたのか、そして自らの生い立ちや煩悩に極限まで向き合う姿… 五木寛之、親鸞。 もっと読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻から続き法然上人を支持し活動を続けますが、最終的には圧力に負け会は解散。法然上人も親鸞本人も流刑の身となります。 上巻から終始感じられることなのですが、法然も親鸞も皆とても人間臭く描かれていることに惹かれます。 どんな大変な苦行を成し遂げた人でも、皆私と同じ人間なのだ、と思えます。 そして、同じような世俗の悩みを抱え苦しんでいる。 早く続きが読みたいです。
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読む前は、親鸞様の伝記のような読み物を期待していましたが、そういう淡々としたものではなく、貧しい最下層の人々のために個性的な仲間に助けられ悪と戦うヒーロー物という感じでした。 だけど、やはり土台には、人間としての・仏教に帰依するものとしての苦悩の中で苦しむ親鸞さまの姿がありました...
読む前は、親鸞様の伝記のような読み物を期待していましたが、そういう淡々としたものではなく、貧しい最下層の人々のために個性的な仲間に助けられ悪と戦うヒーロー物という感じでした。 だけど、やはり土台には、人間としての・仏教に帰依するものとしての苦悩の中で苦しむ親鸞さまの姿がありました。 実際の親鸞様とかけ離れたものであるのかどうかは、私にはわかりませんが、貧しいもの達への思いの強さを知ることができました。 また親鸞様だけでなく、法然様の南無阿弥陀仏の本当の意味も知れたような気がします。
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新聞に連載中はワクワクしながら読んでいた。改めて読んだのだけどあのワクワク感はなかった。けど、これをきっかけに人間親鸞に興味が持てた。
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小説としての構成のがさつさが目立つ。 黒面法師と行空はどこへ行った? その前の鹿野を取り戻すシーンも、ずいぶんじゃないか。 エンディングも、ここで終わるの? と思うし。
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すごい本です。親鸞の思想はそれなりですが、周りを取り巻く人々と親鸞とのつながりがとてもいとおしく思えます。よみごたえあり。
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H23.11.22 長薗安浩さんが帯で『青春の門 親鸞編』と言ってたが、同じように感じた。サラッとした読み口で、奥行きのある重厚なテーマ
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若き日の親鸞の心の揺れ動きがリアルに迫ってくる。 こんなに面白い仏徒の話がかつてあっただろうか。 現代に生きる全ての悩める人にお勧め。
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結婚して親鸞と名のった。法然という師匠の教えを学ぶまでのいきさつが描かれている。これからの親鸞も楽しみである。
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