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親鸞(下) の商品レビュー

3.9

56件のお客様レビュー

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2014/11/29

Wikipediaでみると、親鸞聖人についてはあまり文献が残っていないのですね。 義務教育時代にならった、「浄土真宗 念仏 親鸞」という単語の羅列しかイメージがなかったことに気が付きました。 どういう時代に生まれ、どういう背景で悟りを開いていくのかという人生を楽しく読みました...

Wikipediaでみると、親鸞聖人についてはあまり文献が残っていないのですね。 義務教育時代にならった、「浄土真宗 念仏 親鸞」という単語の羅列しかイメージがなかったことに気が付きました。 どういう時代に生まれ、どういう背景で悟りを開いていくのかという人生を楽しく読みました。

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2014/06/13

青春活劇!って雰囲気が好きww 小難しく身構えずに「小説」と思って読めたので 浄土真宗が分かりやすくスッと入ってきたのが楽しかった。 確かに危うさもある宗教だけど、正しく理解すると頼もしい宗教だと思う。 末法の世に受け入れられたハズだわ。

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2014/02/13

法然上人の門弟となり、念仏行を推し進めていく。その過程で、幕府の圧迫や仲間の裏切りにあいながらも、成長して行く。流刑となり、親鸞と名を変えて越後に行くまでの話。 当然、宗教の話も出て来るがそんなに重くない。陰謀に立ち向かう、恋に落ちる、師の信頼を得る、など山あり谷ありで面白い。ど...

法然上人の門弟となり、念仏行を推し進めていく。その過程で、幕府の圧迫や仲間の裏切りにあいながらも、成長して行く。流刑となり、親鸞と名を変えて越後に行くまでの話。 当然、宗教の話も出て来るがそんなに重くない。陰謀に立ち向かう、恋に落ちる、師の信頼を得る、など山あり谷ありで面白い。どこまで史実が含まれているか分からないが、フィクション部分が多いと思います。

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2013/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

親鸞が法然に弟子入りしてからのお話。 日本人は無宗教といわれるが、これを読むと 厚い宗教論が戦わせる。 極悪人も念仏を唱えれば本当に極楽へいけるのか? でも、それを否定すると悪人は善人になれない。 難しい問題だ。

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2013/05/17

比叡山を下りた後、法然との出会い、越後への遠流まで。 若き日の親鸞の僧として人としての煩悩や葛藤が面白い。後半はエンターテイメント感が強い。 下巻だけで範宴→綽空→善信→親鸞と名前が変わる。

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2013/07/21

この小説で描かれていることの、どこまでが史実でどこからが脚色、創造なのかは分かりませんが、すべてが作り話だったとしてもかまいません。面白いです。 阿弥陀如来の本願は、すべての人を救うこと。 つまり、善人悪人の区別なく、阿弥陀如来の本願を信じ、念仏すれば救われると説く。 本書の主...

この小説で描かれていることの、どこまでが史実でどこからが脚色、創造なのかは分かりませんが、すべてが作り話だったとしてもかまいません。面白いです。 阿弥陀如来の本願は、すべての人を救うこと。 つまり、善人悪人の区別なく、阿弥陀如来の本願を信じ、念仏すれば救われると説く。 本書の主人公、親鸞(名前は忠則、範宴、綽空、善信、親鸞と変わる)は「業深き悪人」と自らを称し思い悩む。 主人公が清廉潔白で頭脳明晰、非の打ち所が無い人であれば、ただの立派な人の物語。 けれど悩みに悩み、苦しみに喘いで、他力に身を任せる覚悟をつけてゆく姿は、時に自分に重なり、読みながら私もまた思考を巡らせる。 本書は激動編へと続く模様。そちらもまた近々読んでみたいです。

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2014/11/15

20130208読み終わった ●29歳で比叡山を下り、六角夢告を経て法然に入門。範宴から「綽空」へ。恵信と妻帯。選択本願念仏集の書写後、「善信」へ。後鳥羽上皇の念仏停止により、僧籍を剥奪され俗名「藤井善信」となり越後へ配流。みずから「親鸞」と名のる。このとき34歳。 ●法然上人の...

20130208読み終わった ●29歳で比叡山を下り、六角夢告を経て法然に入門。範宴から「綽空」へ。恵信と妻帯。選択本願念仏集の書写後、「善信」へ。後鳥羽上皇の念仏停止により、僧籍を剥奪され俗名「藤井善信」となり越後へ配流。みずから「親鸞」と名のる。このとき34歳。 ●法然上人の教え、師と出会ってさらに深まる綽空の思想が、おしつけがましくなく語られる。わかりやすい。かと思えば手に汗握る展開もちゃんと用意されている。事実とフィクションの配合バランスが好き。

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2012/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりの一気読み。午前3時読了。巻の終わり近くに、弾圧された専修念仏。衆生の念仏熱の高まりに親鸞はどう添っていくのか、導いていくのか。激動編も楽しみ。

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2012/05/31

一時期話題になってたので読んでみた。 読みやすくて一気に読めた半面、ちょっと現代人に分かりやすくアレンジし過ぎな印象が残った。 鎌倉時代という舞台背景が十分に描きこまれていないので、人物の言動が重く感じられない。 念仏による救済についてや、親鸞の思想の変遷については、丁寧に書か...

一時期話題になってたので読んでみた。 読みやすくて一気に読めた半面、ちょっと現代人に分かりやすくアレンジし過ぎな印象が残った。 鎌倉時代という舞台背景が十分に描きこまれていないので、人物の言動が重く感じられない。 念仏による救済についてや、親鸞の思想の変遷については、丁寧に書かれていて理解しやすかった。

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2012/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下巻は市井の聖になり 吉水へ向かうところから。 しだいに軸が定まり自分の道を歩きはじめる親鸞。 混沌とした時代 生きるも地獄 死ぬも地獄 といわれる厳しい世界。 希望なく、しかし必死に生きる人々に 「ただ1度の念仏でさえも仏様は振り返ってくださり 浄土へと導いてくださる」という このわかりやすい教えは どんな光を放ったのだろう。 想像しただけで 涙が溢れてくる。 それゆえにこの教えは危ういということになるのだが。 このあと越後へ流されていく。先が楽しみだ。 激動編(上)に続く。

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