夏目友人帳(9) の商品レビュー

緑川ゆき(著者)

2010/01/16

人間と妖物が共に大切な夏目の生活９冊目
今回は的場の話が中心か。

大切なものが増えてくると、ひとりでは守りきれなくなるので、大切なものからも力を借りなければならなくなって来るというような。
友人帳の重さも、昔のままではないはずだからね。

2010/01/16

ずっと、どの巻も大好きだけど、９巻はかなり良いと思いました。夏目の気持ちがどんどん見えてきたんじゃないかと。今までも見えてましたけど、夏目自身が自覚してきたという意味で。

心優しい妖怪や、心優しい人間。両者の間に境界線を引くことが出来ない夏目に、いずれ引かざるを得ない日が来るのだろうかと強く意識させた巻でしたよね。皮肉にもそれを、妖怪と人間の両方に教えてもらう形になって。大事にしたいからこそ言えないことが、彼の力を大きく超えて、どうにもならなくなってしまう時が来たら、どうするんだろう。胸が痛いです。

守りたいものが出来て、初めてレイコのことを知りたいと思った、ということで、ついにレイコのことも深く掘り下げられていくのかな？

2010/01/15

夏目ってどこのヒロインだ。
可愛い。田沼くんがちょこっとだけしか出なかったけど、今回は的場さんが多いな。

2010/01/12

夏目はみんなに愛されてるなあ。それだけで幸せです。

本当に質のいい漫画だと思う。「赤く咲く声」から、一貫して感じる「絆」「関係性」が集約されて、なんというか、言っていることは多分、漫画としてはありふれているんだけれど、空気感が独特で、ひたすらほっとします。

ここまで息切れせずに、一定のクオリティを保てているのも素晴らしいですね。

次が楽しみな漫画筆頭。

2010/01/11

夏目の妖たちとの関係性が昔とは違ったものになっていることはとても良いことだなと思いつつも、妖と夏目の関係（と言うか夏目の妖に対する気持ち）を危険視する祓い屋の的場の気持ちも少し分かる気がします（的場も過去に妖となにかあったようですし…）。
けれども、夏目は夏目なりに妖たちとうまく付き合っていってくれればなぁと思います。

2010/01/10

心がほわっとしてぎゅっと切なくなる、やさしい展開。

にゃんこ先生がかっこよくて可愛くてよう！
私的に期待大の的場さん再び。
もっとダークでブラックであってほしいけど、まだまだなんだよね？
あれ序ノ口だよね？期待してます。
次は名取さんもからめて欲しいな。

妖に好かれる夏目はいいなぁ。

9巻では番外編が私的に一番よかった。
過去話は好きだ。長めの髪の夏目と反抗的な目もいい。
アニメ化3期希望ですよ！

2010/01/10

夏目って、考えるよりも行動してしまう脊髄で動くようなところがあると思う。
それが切なくてけなげで少しいたましい。自分はいつも後回しに誰かを守ろうとする。自分よりも他を大事にすることを反射でやってのける。
自己犠牲と似たものを感じる。
好意が剥き身で無防備だから、彼に関わる人や妖は彼を助けてあげたいのだろうな。

2010/01/07

妖怪たちと夏目の友情に感動。優しさや柔らかさ、人のぬくもりが詰まった、巻を重ねるごとに大好きになる物語です。

2010/01/07

夏目友人帳も9巻。次は10巻か～～。
この漫画の何が好きって、淡い感じの線と淡い感じの背景とか、
ほのぼのするような、しゅんとするようなそんな柔らかい感じになれる
不思議な感じ。(何言ってるんだかｗ)

2010/01/06

もう新刊出てたんだ！と驚いた。
読み耽りすぎて電車の乗り換えを間違えたり・・・。

“友人帳”の名の通り、強制しなくても
助けてくれる友人がたくさん出てくる巻だった。
毎度毎度読みながら泣きそうになる。じんわり温かい。

ニャンコ先生の
「ああ消えてやるさ　こいつも　友人帳も
　あるべきところへ帰るのだ」
の行が好き。

ニャンコ先生のツンデレのデレの部分が強かった巻だった。
パレードのシーンも好き。番外編も好き。
夏目がみんなでわいわいして幸せそうだと嬉しい。

これから的場との関係がどうなっていくのか気になるところ。
夏目の強さは力の強さではなくて、
人との繋がりなのかもしれないとぼんやり思ったり。。

＊

「遅刻してくる夏目を西村たちは
　また寝坊だって笑って待ってるんだ
　でも　おれは　ひやっとするんだ」

「ワンパクねって笑って　服の土を払ってくれる塔子さん達が
　きっと服を汚すたび　青ざめるようになってしまう」

田沼のこのセリフにはっとした。