シアター！(1) の商品レビュー

有川浩【著】

2023/05/17

貧乏劇団シアターフラッグ、300万の借金を抱えて再出発！2年の期限までに返しきれなければ潰す、という約束で必死に足掻いていく劇団員たち。演劇という世界は以前少しだけご縁のあった某劇団を彷彿とさせてとても身近に感じるし、人間模様が面白い。

2023/04/07

羽田千歳！良い娘だなぁ。
春川巧！良い若者だなぁ。

春川司！厳しいのに愛情深い!
こんな切れ者になってみたいなぁ。

有川浩さんの小説には珍しく、ラブコメが前面に出ていなくて、劇団存続のために悪戦苦闘(？ただわちゃわちゃしてるだけ？)する貧乏劇団員たちの奮闘記。
風に例えたら、つむじ風みたいな１冊かな。

2023/03/30

またまた気楽にライトノベル。
ただ、この「ライトノベル」ってよくわからんのだが、その分類とされる他の作品と較べて有川浩はライトノベルとは言い切れないと思うのだが。
ライトノベルのランキングを見ると、ずらっとアニメが並ぶので。

ええ、好きですよ。彼女の作品は。

今回は、なかなか赤字体質から脱しきれない劇団のお話。
劇団を主宰する者のお兄さんが、逼迫した劇団に金を貸すも、その変わり２年間で完済できなければ潰せという条件を付ける。
それを機に、経理や運営の面倒を見るのだが、見る見る体質改善していく様が気持ちいい。

これに引き続き「シアター！２」も発刊されているらしい。
家人が読んでた本だが、「もうそれも買ってあるよ。」との事。
ナイス！！

2023/03/07

有川さんの本は
久しぶりに読みました。
やっぱり読み始めから
吸い込まれちゃいました。
弟思いの
司のキャラがいいなぁ～
２巻が楽しみ♪

2023/03/01

春川司
普段は工務店で勤めている。三十一歳。シアターフラッグ黒幕。愛称は「鉄血宰相」。シアターフラッグ主宰・巧の兄。

春川巧
司の三歳年下の弟。二十八歳。シアターフラッグ主宰、また脚本を担当する。愛称は「泣き虫主宰」。

春川（母）
巧、司の母。巧が大学を卒業するのを待って再婚再婚ひた。再婚相手の転　都合で地方へ転居。

春川（父）
売れない役者を続けていて、巧が小学校に上がる時に離婚した。五十になる前に亡くなった。

羽田千歳
シアターフラッグ女優。愛称は「ディープインパクト」。二十五歳。

黒川勝人
シアターフラッグ俳優。勝ち気で明るい性格。巧と大学が同じで、シアターフラッグ立ち上げ時のメンバー。愛称は「熱血担当」。

秦泉寺太志
シアターフラッグ俳優。大らかな体格の割に神経質で物事に細かい。巧と大学が同じで、シアターフラッグ立ち上げ時のメンバー。日頃から悲観的な発言が多い。愛称は「丸いペシミスト」。

早瀬牧子
シアターフラッグ女優。愛称は「看板女優」。

小宮山了太
シアターフラッグ俳優。愛称は「二枚目担当」。

大野ゆかり
シアターフラッグ女優。東京は十年目だが未だに言葉は西のまま。愛称は「なにわリアリスト」。

石丸翼
シアターフラッグ俳優。牧子に血迷って入団した。愛称は「忠犬石丸」。二十五歳。

茅原尚比古
シアターフラッグ俳優。劇団のオフィシャルサイトを作っている。愛称は「ニックネーム・マスター」。

清水スズ
シアターフラッグ女優、愛称は「うっかりスズべえ」。二十五歳。

仁志マサミ
雑誌「月刊エンタメ」記者。

2023/02/02

劇団「シアターフラッグ」解散の危機に主宰の巧が救いを求めた兄・司。
厳しさと男気を持ち合わせた司は、まるで「図書館戦争」の堂上教官を思わせるキャラクター。
それだけで十分惹きつけられたのですが、登場人物たちがそれぞれキャラが立っていてやはり魅力的なんですよね。
苦難を乗り越えていく過程をテンポよく展開していく有川節はさすがだと思いました。
これからどうなっていくのか楽しみです。

2023/01/12

普段観に行く演劇舞台は、有名な団体の作品や有名人が主演の作品ばかりなので、シアターフラッグの様な無名の団体の演劇を観に行ってみたいなと思った。ネットで探してみよう。

頭の中で情景が浮かび、読みやすかった。セリフが多めなのでスラスラ読み終わった。
2も楽しみ！早速読もうと思います。

2022/12/17

1と2合わせての感想
良くも悪くも有川浩らしい作品
おもしろいし劇団の裏側的な部分がみれて楽しい
もう3は出さないのかな？

2022/12/01

読了。

弟が主催する経営難の劇団を鉄血宰相の兄が条件付きで救うというお話。それぞれのキャラがたってて、読みやすい作品だと思った。兄の司さんのキャラはとても好きで、むしろよくやってるなと。弟に関しては、作者の有川先生も解説に書いてあったが、イラつきます 笑
甘いわ！ボケ！とにいちゃんのように言ってやりたい！

2022/11/19

自分もお金のことには細かいつもりだが、経営を立て直してくれる兄の司はそれ以上にお金に厳しいと感じた。劇団にお金を貸した立場だからシビアになって当然だし大切だが、もう少し人間の心を持ってそれをオープンにしてもいいのではと思った。