シアター!(1) の商品レビュー
劇団主宰の弟が抱えた負債を泣き付かれ 「金を貸す代わりに劇団の収益からの返済が出来なければ劇団を潰せ」という厳しい条件を突きつけつつも 返済期限の2年間鉄血宰相として劇団をサポートすることになった兄。 東京へ芝居を見に行く往復の電車の中で一気読み。 すっごく面白かっただけに「え...
劇団主宰の弟が抱えた負債を泣き付かれ 「金を貸す代わりに劇団の収益からの返済が出来なければ劇団を潰せ」という厳しい条件を突きつけつつも 返済期限の2年間鉄血宰相として劇団をサポートすることになった兄。 東京へ芝居を見に行く往復の電車の中で一気読み。 すっごく面白かっただけに「え?ここで終わり?」ってぶった切り気分で 勢い付いて読んでた分消化不良。 続編(できればシリーズ化)とスピンオフ(劇団員や両親など)希望。 【購読・初読・'09.12/19読了】 またまた芝居上京の往復にて。 やはりスピード感がよい。 【再読・'10/2/27読了】
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大学の生協で発見してラス1を即購入。 司お兄ちゃん格好いいよううううううううう。 有川せんせー久しぶりに読みましたがやっぱりこの一気に引き込まれる勢いが好きです。
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春川巧が主宰する劇団「シアターフラッグ」。 公演の赤字が積み重なって、発覚した負債額は300万円。 巧は兄の司に借金の肩代わりを要請。司が承諾の条件として提示したのは、 「2年間で劇団の収益から300万を返すこと、出来ない場合は劇団解散」 というもの。そして、劇団の改革が始まる。...
春川巧が主宰する劇団「シアターフラッグ」。 公演の赤字が積み重なって、発覚した負債額は300万円。 巧は兄の司に借金の肩代わりを要請。司が承諾の条件として提示したのは、 「2年間で劇団の収益から300万を返すこと、出来ない場合は劇団解散」 というもの。そして、劇団の改革が始まる。 「やりたいこと」をやるには、それに伴う犠牲があることを忘れがち。 気持ちだけではやっていけないこともある。現実も見なきゃならん。 そういった現実主義を諭す司の姿勢にはとても共感。 演劇に関わらず、何らかの団体に属している人にはオススメの内容。 負債は確かに重荷だけど、そういう状況下だからできることもある。 「弱点は武器になる」といったビジネス的観点からも面白く読める。 読み易さと内容が相まった「大人のラノベ」。これはまさに「悔しい」一冊。
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小劇場を舞台にした本が出るって!? しかも、あのTheatre劇団子に取材してる!? 小劇場界では名前が知られているし、演劇ぶっくでもお目にかかる劇団。 これは読まなければ!ということで手に取りました。 制作側からの話ですが、私も制作側にいたこともあって 「そうそう、そうなんだ...
小劇場を舞台にした本が出るって!? しかも、あのTheatre劇団子に取材してる!? 小劇場界では名前が知られているし、演劇ぶっくでもお目にかかる劇団。 これは読まなければ!ということで手に取りました。 制作側からの話ですが、私も制作側にいたこともあって 「そうそう、そうなんだよ」と思う点がいくつもありました。 でも、役者をやりたがる人が圧倒的に多くて、制作として腕の立つ 劇団員って、なかなかいないものです。そしてこの本の「鉄血宰相」くらい ビジネスプロモーションが出来る人も少ない。 この部分が備われば、面白い作品を作れるところならば売れるはず。 的を得ている部分もあるし、いやいやこんな上手くはいかないし ライトじゃないよという部分もありますが、1つの視点から描かれた この作品はとてもよくまとまっています。きっと制作ってお金の側から 劇団を操れる面白い仕事なんじゃ?と興味をもってくれる人も いると思います。
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小劇団シアターフラッグ。 解散の危機迫る。 お金がない。 負債額300万円。 悩んだあげく劇団主宰者春川巧は兄に頼み込む。 兄司は、貸す代わりにとんでもない条件を出す。 『2年以内に劇団の収益から返せ、できない場合は劇団を潰せ』 十名の劇団員。 覚悟を決める時、迫る。
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小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星...
小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。 ---------------------- 久しぶりの有川節炸裂ですね! 最近の作品ももちろん大好きなんですが、私の中での有川作品の魅力は登場人物なんです! 登場人物が多くても一人、一人に味があって感情移入が出来る。そんなところが好きなので久しぶりの登場人物が多いこの作品は読み応えがあり面白かったです。 そして、有川作品の特徴の渾名!登場人物に対してぴったり過ぎてクスリと笑えました。 演劇について素人な私にも登場人物たちのコミカルなやりとりでわかりやすく読みやすくなっていて、流石としか言いようがなかったですね。 恋愛方面は実は有川作品の中で最も薄かったんじゃないですかね。前回の作品「フリーター、家を買う」も薄いと言われてましたが、今回はさらに薄くなってる気がします。有川作品はラブコメだ!と思ってる方には、物足りないかもしれませんが私は結構満足しました。 恋愛要素は続きがでることを期待しているのでそのときに(*^^*)
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春川巧が主宰する劇団「シアターフラッグ」は巧が知らぬ間に増えてしまっていた負債300万円が発覚し解散の危機に瀕していた。 発覚の原因となったのは若いながらも芸歴10年を数える実力派の人気声優羽田千歳が自ら進んで入団してきたことにあった。 巧は畑は違えど、役者のプロが自分たちの劇を...
春川巧が主宰する劇団「シアターフラッグ」は巧が知らぬ間に増えてしまっていた負債300万円が発覚し解散の危機に瀕していた。 発覚の原因となったのは若いながらも芸歴10年を数える実力派の人気声優羽田千歳が自ら進んで入団してきたことにあった。 巧は畑は違えど、役者のプロが自分たちの劇を認めたことで自らの劇団もプロを目指すための(商業的に成功するための)脚本を書こうとするが、その結果劇団員の半分以上が抜けてしまうという事態に。 そこで発覚したのが、実は会計担当が劇団の赤字を肩代わりしていた。ということ。 300万円という金額に困った巧は兄の司に泣きつくのだが、これまで厳しいことを言いながらもなんだかんだと劇団を支えてくれた兄は、プロを目指すとの巧の言葉を聞いてある条件を出す。 それは「2年間で300万を返すこと、ただし劇団が上げた収益しか認めない」というものだった・・・。 劇団公演の赤字でできた借金を2年間で黒字にして返済する。 この厳しい条件の下、残された「シアターフラッグ」の面々は・・・。 小劇団が成功を収めるまでの奮闘記・・・というほどではない。 すでにマイナーメジャークラスの評価はありチケットはある程度売れていて優秀な脚本家もいる、さらに人気声優の加入と条件は整っているからだ。 それでも、商業的にプラスになれないのはなぜなのかというのを掘り下げてみた作品と言うところだろう。 まあ、見所は頬を緩ませられる兄弟のやりとりであったりする。特に兄の司には色んな意味でにやにやさせられた。 有川作品にしては恋愛要素はかなり薄い方だけれど、今回はこのぐらいがバランス取れてよかったのかもしれない。
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<内容>小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出し...
<内容>小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。
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有川さんの作品はほぼすべて読んでますが、やっぱり良いです! 読んでる最中の引き込まれる感じと、読み終わった後の爽快感が大好きです。 続きを書いて欲しいような、ここで終わって妄想を膨らましたいような、そんな作品でした。 有川さんを初めて読む方向きかな、と思います。
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メディアワークス文庫の創刊の目玉、 有川浩の書き下ろし新作!豪華ですなー。 そして期待を裏切らない内容でした。 劇団にスポットをあてていますが、今作で 一番の萌えポイントは司と巧の兄弟関係ですな。 自分は兄弟がいないんで、本当に羨ましい...。 今でも兄弟がいないって事が淋しく思...
メディアワークス文庫の創刊の目玉、 有川浩の書き下ろし新作!豪華ですなー。 そして期待を裏切らない内容でした。 劇団にスポットをあてていますが、今作で 一番の萌えポイントは司と巧の兄弟関係ですな。 自分は兄弟がいないんで、本当に羨ましい...。 今でも兄弟がいないって事が淋しく思うくらい...。 相変わらず、人物が凄く良く伝わる書き方だし、 圧倒的に劇団の楽しさ、そして弱点を両方書く事で リアリティーが増し、引き込まれます。 この新文庫のコンセプト(と勝手に思ってますが) 大人の為のライトノベルの役割を充分満たす良作ス。 思わず続きを期待しちゃいます!
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