まねっこでいいから の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〝抱っこを、知らない、子どもでした。それどころか、ぶたれて外へ追い出されました。冷たい雨は、降り続けました。いつ も、女の子の心のなかに・・・。女の子は、お母さんいりました。生まれたのは、赤い頬っぺの、女の子でした。でも、お母さんは、赤ちゃんが抱けませんでした。抱っこされたことが、ありませんでしたから。ただ黙って、子どもの傍にいました。自分が子どもだった頃のように。黙って・・・〟子どもを、しっかり抱きしめることの大切さをとおして、母子の愛情の在り方を諭してくれる、心ゆさぶる絵本。
Posted by
抱っこを知らずに育った女の子がお母さんになりました。生まれたのは赤いほっぺの女の子。でも、お母さんは赤ちゃんが抱けませんでした。ある日、女の子が言いました。「ママ。まねっこでいいから、だっこして」って。 お母さんは涙があふれてきました。まねっこの抱っこなのに・・・ うれしい涙でし...
抱っこを知らずに育った女の子がお母さんになりました。生まれたのは赤いほっぺの女の子。でも、お母さんは赤ちゃんが抱けませんでした。ある日、女の子が言いました。「ママ。まねっこでいいから、だっこして」って。 お母さんは涙があふれてきました。まねっこの抱っこなのに・・・ うれしい涙でした。 (本文より一部抜粋)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
女の子がにっこりと微笑んでいる表紙で、裏表紙がママと手を繋いで歩いている絵だったので、どんな内容なのかなぁって思いながら、娘に読んであげていたのですが…。 読んであげてる途中で、涙が溢れて声になりませんでした。 ママはいるのに抱っこを知らない。 心の中にはいつも冷たい雨が降り続いている女の子が、大人になり女の子を出産して…。 抱っこを知らないまま大人になってしまったため、娘を抱っこできなくて…。 でも、娘の「ママ、まねっこでいいから抱っこして」の一言から始まり、最後にはママになった女の子の心に嬉し涙が流れて…、そして心の雨があがるというお話でした。 図書館で見つけたのですが、内容はインスピレーションで決めて借りてくることも多いので、読み終わった時は衝撃的でした。 悲しくて切ないけれど、最後には心が温かくなる一冊です。
Posted by
- 1