パイは小さな秘密を運ぶ の商品レビュー
話は単純。個性を出す為なのか、突然主人公の思考が意味のない横道にずれるから読みづらい。翻訳者が悪いのかも。
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よくできた話だけど、なんか読むの が大変だった。全然違うけど嵐丘よんだときみたいに感情移入ができなかったな。
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紹介:ミステリマガジン 2012/02 海外レビュー杉江松恋 P.196 シリーズ三作目「水晶玉は嘘を付く?」が紹介されていた
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化学オタクの11歳の少女、フレーヴィアシリーズ1作目。 フレーヴィアが夜中に目を覚ますと、父親が誰かと言い争っているのに気がついた。翌日自宅の野菜畑で見知らぬ男の死体を発見した彼女は、生来の好奇心から勝手に捜査を始める。そして、珍しい切手にまつわる過去の殺人事件と、父親の過去とに...
化学オタクの11歳の少女、フレーヴィアシリーズ1作目。 フレーヴィアが夜中に目を覚ますと、父親が誰かと言い争っているのに気がついた。翌日自宅の野菜畑で見知らぬ男の死体を発見した彼女は、生来の好奇心から勝手に捜査を始める。そして、珍しい切手にまつわる過去の殺人事件と、父親の過去とに向き合うことになる。 1950年代のイングランドが舞台の作品で、それに併せて文体が重い。そのためか最初は読み進めるのが若干苦痛だったが、主人公のキャラがより発揮し始めると、いろいろな意味でテンポよく進み始める。ただ、キャラが秀逸なのは主人公だけでなく、脇を固める人物がすべて個性的で、今後が楽しみなシリーズ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
11歳の化学少女フレーヴィアが、庭で死体を見つけちゃう。 靴を脱いで小川を渡ちゃう。 グラディスと詠んでる自転車でどこへでも出かけちゃう。 宿屋の部屋も、村の図書室も、勝手に入っちゃう。 そんなチャーミングな冒険譚。 穴のあいた床の下で、目隠し、さるぐつわ、手足はしばられた絶体絶命。 「そうよ、フレーヴィア。冷静になにか考えるのよ。 そうね、例えばエドガー・アラン・ポーの書いてた穴とか、 いいえ、それはあまりよくない考えだわ」 みたいなところ、かわいい。 (まわりの人物描写も良かったら星5つだったのに。) それで、一体どうしてイノセントガールズは毒が好きになっちゃうの。
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語り手かつ主人公が11歳の少女なので、独特の口語訳が最初取っ付きづらいけど、慣れてからの後半は面白かった!!続く。。
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タイトルとあらすじを読んで衝動買いした本。 11歳の三つ編み少女、毒物好き、という自分好みな主人公ですが 如何せんこの少女フレーヴィアの強烈な印象に残るせいか ミステリーと推理の所で言うと少し物足りないかもしれないです。 あと、所々に挟まる専門用語が分かりにくくて 読むのに心が一...
タイトルとあらすじを読んで衝動買いした本。 11歳の三つ編み少女、毒物好き、という自分好みな主人公ですが 如何せんこの少女フレーヴィアの強烈な印象に残るせいか ミステリーと推理の所で言うと少し物足りないかもしれないです。 あと、所々に挟まる専門用語が分かりにくくて 読むのに心が一瞬折れそうになりました。 まあまあ面白かったです。
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頭が良く行動力もあるが斜に構えたフレーヴィアは可愛かったけど、せっかくの「化学大好き毒物マニア」設定が上手く活かしきれておらず(「好き」っていうより難しくてなんかカッコいい専門語や名詞を並べた説明で筆者がまだ毒や化学に馴れておらず化学への愛がまだ足りてないんじゃないかなと感じまし...
頭が良く行動力もあるが斜に構えたフレーヴィアは可愛かったけど、せっかくの「化学大好き毒物マニア」設定が上手く活かしきれておらず(「好き」っていうより難しくてなんかカッコいい専門語や名詞を並べた説明で筆者がまだ毒や化学に馴れておらず化学への愛がまだ足りてないんじゃないかなと感じました)色々な流れがちょっと強引に感じました。 ……まぁ…デビュー作ですし。 中盤ダレますがかなり終盤の展開は動きがあって楽しいです。 今巻ではちょい役のバス停に居たおじいさんがなかなか魅力的なキャラしてると思う。(笑)
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ミステリとしてだけだと単純に感じるが、1950年頃のイギリスの小さな村の情景や、フレーヴィアをはじめとするおしゃべりで個性的な登場人物達のおかげで非常に楽しく読む事が出来た。 フレーヴィアの冒険譚と言った感じなので、寧ろミステリ部分は添え物に過ぎないと言えるかもしれない。 なので...
ミステリとしてだけだと単純に感じるが、1950年頃のイギリスの小さな村の情景や、フレーヴィアをはじめとするおしゃべりで個性的な登場人物達のおかげで非常に楽しく読む事が出来た。 フレーヴィアの冒険譚と言った感じなので、寧ろミステリ部分は添え物に過ぎないと言えるかもしれない。 なので、ミステリをがっつり読みたい人は不満に思うかも。 フレーヴィアは賢くて生意気な典型的なムカつく子供なんだけど、母親の不在による家族関係の複雑さからくる寂しさを、子供なりに隠そうとしているのが透けてみえるで、いじらしくてどうにも憎めない所がある。 その場にいたら蹴飛ばしたくなるかもしれないが。 訳者あとがきによると、フレーヴィアシリーズは6冊が予定されているそうだ。 ミステリとしてではなく、フレーヴィアの成長を楽しみに今後も読んでいきたい。
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11歳の少女が主人公のミステリ。 各賞総なめの好評な作品で、確かにテンポ良く、いろんな要素が入っていて面白いです。 時は1950年、イギリス。 田舎の大きな屋敷に住む少女フレーヴィア・ド・ルースは、三姉妹の末娘。 一人で化学の実験に熱中していた。 先祖に化学に凝った人がいて、立派...
11歳の少女が主人公のミステリ。 各賞総なめの好評な作品で、確かにテンポ良く、いろんな要素が入っていて面白いです。 時は1950年、イギリス。 田舎の大きな屋敷に住む少女フレーヴィア・ド・ルースは、三姉妹の末娘。 一人で化学の実験に熱中していた。 先祖に化学に凝った人がいて、立派な実験室があるのだ。 母は行方不明になった後に亡くなったそうで顔も覚えていない。父は趣味の切手にしか関心を示さない。 上二人の姉オフィーリアとダフネとはタイプが違い、仲が良いとは言えず、閉じこめられた所から脱出したりしているありさま。 ある日、父が書斎で何者かと口論していたのをのぞき見てしまう。 庭師兼何でも屋のドガーもそれを見ていた。 ドガーは戦争神経症で時々様子がおかしくなるが、フレーヴィアにとっては一番の友達。 翌朝、フレーヴィアは庭の菜園で死体を発見。 昨夜のことは警察には言えないまま、一人で事情を調べ始める… 図書館で過去のことを調べに行くと、父の学校時代に恩師が自殺した事件があったと知る。 しかも、学生達が自殺に追い込んだという噂が…? 父が逮捕されてしまい、姉たちは泣き崩れる。自転車で警察署に乗り込み、警部補に頼み込んで、父に話を聞くフレーヴィア。 怪しい人物が泊まっていただろう近くの旅館へも潜り込み、旅館の娘メアリに頼んで部屋を探索。スーツケースに隠されていた曰くありげな切手を見つける。 グラディスと名付けている自転車で思い立ったらすぐにどこへでも行き、警部補に神出鬼没とまでいわれる~早熟で果敢な少女の大冒険です。
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