ハッピー・リタイアメント の商品レビュー

浅田次郎【著】

2010/07/30

さすがの浅田作品。　役人・天下りフザケルナ！！　最後は義理人情あっての人間社会だね、。
作品の紹介
定年を四年後に控えた、しがない財務官僚・樋口慎太郎と愚直だけが取り柄の自衛官・大友勉。二人が突如再就職先として斡旋されたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。その体質に今イチ馴染めない樋口と大友は、教育係となった秘書兼庶務係の立花葵から、ある日、秘密のミッションを言い渡される...。

2010/07/28

プロローグの作家が書き出した小説ってことでいいのかな。
慎ちゃん、ベンちゃんと呼び合う二人が可愛い。
剛と柔の正反対の性格ではあっても根っこが同じ性質だから
上手くやっていけたんだろうなと思った。
女王の館みたいなしょーもない会話を読んで
ああ浅田次郎ってこうだったなと思い出した。
慎ちゃんの家族との会話が悲哀に満ちてて哀しくなる。
ヒナさんのラストは若干強引なようなそうでないような…。
正直個人的にはあんま面白く無かったかな。

2010/07/14

人生何があるか分からない。幸せな天下りってどんなものだろう。真面目に生きてるといいことがある、かもしれないな。

2010/09/09

人生何が起こるかわからぬのだ。いや、もしかしたら、平坦な人生を歩む多くの人間とはべつに、あるときは不幸に見舞われるが、やがてその苦労に釣り合うだけの幸運が訪れて、差し引き帳尻があうという人種がいるのかもしれない。

2010/07/03

財務官僚出身:樋口慎太郎、自衛隊出身:大友勉の天下り先:全国中小企業振興会での愚直な活躍を描く、最後はお金を得られなかったが、腐った天下り先での生活よりまともな皿洗のの方が良いとハッピーリタイアメントと叫ぶ事が清々しく思えた。

2010/05/26

突如再就職先として斡旋された天下り組織の体質に今イチ馴染めない樋口と大友は、教育係となった秘書兼庶務係の立花葵から、ある日秘密のミッションを言い渡される…。
浅田次郎らしいユーモアにあふれた作品だとは思うけど、結末がイマイチだし、全体的に物足りなさが残った。「かる～く書いたでしょ？」と突っ込みたくなるような…。
（Ｃ）

2010/05/24

慎ちゃんベンさんでハラハラドキドキ笑いあり涙ありでハッピーなのかと思ったら。。。。
淡々と終わってしまった。
二人ともいいキャラクターだったのになぁ・・・。
ハワイでのその後みたいのも気になるけど。

2010/05/17

天下りとはこういうもの？？的な一冊です。
結構、痛快な感じで進んでいったんだけど、
最後はあれ？と、少々戸惑いました。
とても読みやすいので、浅田次郎入門編としても良いかも。
（かなりコミカルな方だけど…）
2010.5.12～5.15読了

2010/05/08

まんま実話だというプロローグから繰り広げられる浅田ワールド。
定年間近の元官僚の慎ちゃんと元自衛隊バカのベンちゃんが再就職したJAMSは高給のうえ仕事がないという天国みたいな職場、いわゆる天下り。その二人が時効になった30年前の借金を面白おかしく取り立てる。
その二人に庶務の葵が加わってのハッピーリタイアメントは如何に？
現代の天下り体質もちょっぴり風刺しながら面白くてためになる浅田節が炸裂！
上手くいくだけが人生でもないしどん底ばかりが人生でもない。
ラストも鮮やかでした

2010/05/06

久々のこれぞ浅田ワールドといった作品。
懐かしい気持ちになりました。

こうゆう作品が読みたかった！