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花や散るらん の商品レビュー

3.4

23件のお客様レビュー

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2012/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『いのちなりけり』の続編。 残念ながらそれを知らずに先にこちらを読んでしまいましたが、いのちなりけりも絶対読む、と思いました。 蔵人の咲弥の溺愛っぷりににやにやしてしまいます。 そしてその武士としての生き方と、咲弥からの信頼のされ方が何とも深い小説であると感じ入ります。 赤穂浪士の討ち入りがきっと主軸となって展開されていくのは途中から想像出来たのですが、描き方が何とも、こういう話となると誰も悪くは無いのでは……と思ってしまうほどです。 ただ、よしながふみの大奥の印象が強すぎてそちらの姿で脳内再生されてしまうという弊害が…(笑) それ故イメージしやすくはあったのですが!

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2011/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いのちなりけり」の続編。桂昌院と公家方との対立、大奥から忠臣蔵を描いた作品。9割方対立の話しですが、最後1割の蔵人と右京の活躍がとてもよかった。9割の部分はやはりよしながふみ「大奥」の世界観でつい読んでしまいました。

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2011/10/23

ボクは…、あんまり…忠臣蔵…は、好きではないです…。 あまりにも…、偏り…過ぎ…、勧善懲悪…過ぎる…。 なので…、ずっと…吉良サイドからの忠臣蔵…、探してます…。 この作品は…、外伝的…な位置付けになるのかな…。 大奥陰謀説…、それはそれで、題材はよいと思いますが…、 底が浅い...

ボクは…、あんまり…忠臣蔵…は、好きではないです…。 あまりにも…、偏り…過ぎ…、勧善懲悪…過ぎる…。 なので…、ずっと…吉良サイドからの忠臣蔵…、探してます…。 この作品は…、外伝的…な位置付けになるのかな…。 大奥陰謀説…、それはそれで、題材はよいと思いますが…、 底が浅いというか…、もっと…ドロドロしててもよかったかも…。 結局…、この作品でも…、吉良は…悪者…?? 最後の最後の…好々爺…な吉良を…、 もっと…全編、前面に出してもよかったかも…。 お好みの忠臣蔵探し…、まだまだ…続きます…。

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2011/09/02

六義園も出てくる、綱吉、桂昌院、柳沢吉保、と赤穂浪士事件までのお話 蔵人の咲弥への想いが、命そのもの、という詩が美しかった 武士の時代にこの牢人は、主君は仕え先ではなく天命にのみ仕えるという 主君は選ぶもの どうしても大切なヒトにのみ仕えよと 西行の詩が節々で登場人物達が歌う...

六義園も出てくる、綱吉、桂昌院、柳沢吉保、と赤穂浪士事件までのお話 蔵人の咲弥への想いが、命そのもの、という詩が美しかった 武士の時代にこの牢人は、主君は仕え先ではなく天命にのみ仕えるという 主君は選ぶもの どうしても大切なヒトにのみ仕えよと 西行の詩が節々で登場人物達が歌う 西行も元はと言えば、北面の武士 恋を歌ったものが多いのだ

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2011/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

吉良上野介は、ある意味被害者だったという面からみた忠臣蔵の話。 この人の話は結構地味なんだよなあ。 好きな小説家ではあるんだけど。

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2011/07/09

素晴らしい! 人情モノじゃない時代小説の中でもグンを抜いてます。(超主観)文章が華麗でした。 こんな入り組んだ話だと思ってなくて、相関図に理解するのに時間かかりましたが…。

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2010/09/15

ご都合主義が過ぎるように感じて好きになれなかった。 この時代の大奥というと、未だにフジテレビドラマ版のキャストで脳内再現される。

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2010/05/08

「いのちなりけり」の続編 雨宮蔵人(くらんど)  咲弥(さくや) 香也(かや) 清厳(せいげん深町右京)  辧子(なかこ・正親町町子) 羽倉斎(いつき) 吉良上野介義央(よしひさ) 神尾与右衛門(よえもん) いかにせん都の春も惜しけれど馴れし東(あずま)の花や散るらん  都...

「いのちなりけり」の続編 雨宮蔵人(くらんど)  咲弥(さくや) 香也(かや) 清厳(せいげん深町右京)  辧子(なかこ・正親町町子) 羽倉斎(いつき) 吉良上野介義央(よしひさ) 神尾与右衛門(よえもん) いかにせん都の春も惜しけれど馴れし東(あずま)の花や散るらん  都の春も見たいが東国ではすでに花が散ろうとしている

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2010/03/17

あまり時間をかけず読み終えた。 「吉良邸討ち入り」の裏にあるお話を書いた本です。 表の討ち入りが「男」の話であれば、こちらは「女」たちのお話。 「武家 対 公家」、 「女 対 男」、 「権力者 対 そうではないもの」の構図が物語のいたるところにありました。 結局一番幸せだった...

あまり時間をかけず読み終えた。 「吉良邸討ち入り」の裏にあるお話を書いた本です。 表の討ち入りが「男」の話であれば、こちらは「女」たちのお話。 「武家 対 公家」、 「女 対 男」、 「権力者 対 そうではないもの」の構図が物語のいたるところにありました。 結局一番幸せだったのは、だれなのかな、と最後に考えてみるのです。

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2010/03/03

直木賞候補作家ということで読み始めた作家さん。 「秋月記」がなかなかよかったので~これも142回の候補になりました。 五代将軍・綱吉の時代。 村でのひっそりした暮らしを選んだ浪人・雨宮蔵人とその妻・咲弥。 腕の立つ蔵人と、かって水戸徳川家の大奥取り締まりを勤めたこともある咲弥は、...

直木賞候補作家ということで読み始めた作家さん。 「秋月記」がなかなかよかったので~これも142回の候補になりました。 五代将軍・綱吉の時代。 村でのひっそりした暮らしを選んだ浪人・雨宮蔵人とその妻・咲弥。 腕の立つ蔵人と、かって水戸徳川家の大奥取り締まりを勤めたこともある咲弥は、将軍生母の従一位を巡って暗躍する者達に巻き込まれ… 朝廷への工作と大奥内部の対立はなかなかあざとく、せめぎ合う様がリアルです。 ドラマで見た人間関係を思い浮かべつつ読みました。 赤穂浪士の討ち入りの裏話としても、面白く読めます。

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