壊れやすいもの の商品レビュー
短編集です。 この本に納められているお話一つ一つが独立していて、てんでばらばら。 ――ばらばらではあるのだけれど、なんとな~く…底の方の薄気味悪さというのは共通しているな、という印象です。 ニール・ゲイマンて初めて読んだけど、他のもこんな感じなのかしら…だとしたら、私はちょっと…...
短編集です。 この本に納められているお話一つ一つが独立していて、てんでばらばら。 ――ばらばらではあるのだけれど、なんとな~く…底の方の薄気味悪さというのは共通しているな、という印象です。 ニール・ゲイマンて初めて読んだけど、他のもこんな感じなのかしら…だとしたら、私はちょっと…この作者の本は遠慮したい(笑) 読んでいる途中、ずっと出口の見えない夢の中を彷徨っているような感覚に陥って息苦しかったです。 前のお話に出てきたモチーフがさり気なくまた出てきていたりした所為だと思うんですけど、「あれ、これさっきも似たような物が置いてあったような…」みたいな、気持ちの悪い感覚。 この本の最初に納められている「緑の習作」はかなり好きな感じで(登場人物が私の好きなあの人だったということを差し引いても、どんでん返しが面白かった)、これは当りを引いたかも!と思ったんですが…読み進めていくうちに、この作者と私は会わないとしみじみ思いまして。 多分、私の方にニール・ゲイマンを受け入れる用意ができてないのが原因です。 パロディではないんだけれど、バックグラウンドとしてクトゥルー神話やナルニアのお話を知ってからの方が楽しく読めるんだろうなぁ、これ。 気に入っているのは「緑の習作」と「指示」です。 「サンバード」と「谷間の王者」もなかなか好き。
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原書で少し読んだだけですが、 SF好きなら読んで損はないと思います。 既読 『円盤がきた日』 『スーザンの問題』 『ミス・フィンチの~』 (タイトル忘れた。病気の話) (タイトル忘れた。時代が行ったり来たりするやつ)
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