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掏摸 の商品レビュー

3.4

182件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    71

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    5

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2021/02/13

見たことのない、灰色の世界。 ずーっと靄がかかった世界が続き、次の展開が読めなさすぎてハラハラしながら読みました。

Posted byブクログ

2020/12/25

苦しくて何度も中断してしまった。 哀しいというより、苦しかった。 人生に悲観とか……そんなレベルではない、この主人公の見えている風景、感じる空気、、、全てが私には苦しかった。 何処までも闇の中……色のない世界にズット居るような。。。 上手く言葉に表現出来ないな。。

Posted byブクログ

2020/12/12

ダークな小説は好きではないし、読み進めながら嫌な気持ちになりながらも、やめることができなかった。 人物像を明らかにするよりも、動作を細かく描写することで伝わるものが緊張感を高める。本を読みながら、息をひそめてしまう。 裏社会の描写は現実にはわからないのでつまらない。親子のエピソー...

ダークな小説は好きではないし、読み進めながら嫌な気持ちになりながらも、やめることができなかった。 人物像を明らかにするよりも、動作を細かく描写することで伝わるものが緊張感を高める。本を読みながら、息をひそめてしまう。 裏社会の描写は現実にはわからないのでつまらない。親子のエピソードも余分に感じた。

Posted byブクログ

2020/12/24

掏摸技術、犯罪組織が細やかに書かれており普段考えないことなので新鮮で面白かった。 石川の「貧富の差のなく楽しめる花火は、掏摸をしているものは楽しめないのは悲しい」との言葉は美しいと感じた。

Posted byブクログ

2020/09/17

流れる空気も最高にクールだし、どんどん進むストーリーもすげ〜面白かったんだけど、ラストの暴力的に理不尽な唐突さが嫌だった。読者に考えさせるラスト、ってのが俺は一番嫌いなんだよ!

Posted byブクログ

2019/06/09

★畳みかけるラスト★ノワールで不条理で、不幸を背負ってきた先にほんの少しだけ光が見える。最後には強いられた3件のスリで、一気にドキドキを高める。単なる純文学ではなく、盛り上げ方も素晴らしい。

Posted byブクログ

2019/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〈ネタバレ〉救いのない理不尽な状況の中で、静かではあるが、生きたいという強い意志をもって抗う主人公。 これはまるで私だ、と読者の多くが感じるのではないだろうか。 個人の力ではどうすることもできない巨大な力に支配され潰されていく私たち。 それを知りつつも諦めることはできない。 何の関わりもない赤の他人を救いたいと思い、無意識に温かいものを求めてしまう弱い生き物、それが人間なのだ、と痛みを感じながら読んだ。

Posted byブクログ

2019/05/13

掏摸を家業にする僕。過去には裏社会の木崎に使われ仲間も殺されたが逃げられない。今回も3つの掏摸を依頼され何とかこなすが、最後にはビルの合間の路地で木崎に撃たれる。「成功しても失敗してもお前をここで殺すと決めていた」と木崎に人生を弄ばれる。最後は通行人に気付いてもらうため、ポケット...

掏摸を家業にする僕。過去には裏社会の木崎に使われ仲間も殺されたが逃げられない。今回も3つの掏摸を依頼され何とかこなすが、最後にはビルの合間の路地で木崎に撃たれる。「成功しても失敗してもお前をここで殺すと決めていた」と木崎に人生を弄ばれる。最後は通行人に気付いてもらうため、ポケットの500円硬貨を投げる。 それほど引き込まれはしない内容だった。

Posted byブクログ

2019/01/08

ラストコマンドのトリックは面白い。題名から想像していたものとは違いとても陰鬱な話。「木島」は今作だけでは収拾ついていないキャラだと読了したが、案の定続編あったののだな。「王国」に進む。

Posted byブクログ

2018/11/13

小さい頃から盗みに手を染めていた掏摸師のお話。 貧しい境遇からなるべくして掏摸になった僕が、過去に加担した犯罪を仕切った黒幕・木崎に再び操られる。 他人の人生を操る快感を味わう狂気の木崎に思うまま操られ、墜ちていく僕。その僕を慕う母親に万引きを強要された少年、ドラッグセッ...

小さい頃から盗みに手を染めていた掏摸師のお話。 貧しい境遇からなるべくして掏摸になった僕が、過去に加担した犯罪を仕切った黒幕・木崎に再び操られる。 他人の人生を操る快感を味わう狂気の木崎に思うまま操られ、墜ちていく僕。その僕を慕う母親に万引きを強要された少年、ドラッグセックスに溺れる母親。。。 出てくる人物は皆、現在の意識とは超越し、荒んだ心の持ち主ばかりです。 読後感はなんか悶々としてしまいます。

Posted byブクログ