ホームシック の商品レビュー
ーーーお金がないから結婚するんでしょーーー 47歳のラッパー・ECDが24歳年下の写真家・植本一子と出会い、交際、結婚、妊娠、出産を通してふたりの、そして三人の暮らしを記す。 『かなわない』『働けECD』を読んでいたわたしにとっては珍しい石田さん視点。 「石田さん!」と懐く...
ーーーお金がないから結婚するんでしょーーー 47歳のラッパー・ECDが24歳年下の写真家・植本一子と出会い、交際、結婚、妊娠、出産を通してふたりの、そして三人の暮らしを記す。 『かなわない』『働けECD』を読んでいたわたしにとっては珍しい石田さん視点。 「石田さん!」と懐くいちこは可愛かったのだろうなあと 石田さんの文面から 愛がこぼれ出ている。 ふたりのはじまりを読めて、なんだかくすぐったい。
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この人、何でこんなに文章がうまいんだろう。意外過ぎるくらいに、文章がうまい。そして、面白い。奥さんの植本さんの写真と、初めての出産に関する文章も、それはそれで、とってもいい。(13/11/5)
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「怒ったり泣いたり、この時期のいちこの感情は鮮やかだった」 みたいな表現がとても気にいった いちこさんの写真、文章もとてもまっすぐ素直でリアルだった いつも画として見つめる人が文で表現するとこんな風なのかと思う 人は変わるし 変えられるのも人
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本屋でなんとなく気になっていた本。長谷部千彩さんの「はせべ社長のひみつダイアリー」のなかに著者のECDさんに触れているところもあったりして、ついに手に取った。 売れないアーティスト生活、アルコール依存症とそこからの脱却、そこへ現れたずいぶん年下の妻と、おなかのあかちゃん・・・。け...
本屋でなんとなく気になっていた本。長谷部千彩さんの「はせべ社長のひみつダイアリー」のなかに著者のECDさんに触れているところもあったりして、ついに手に取った。 売れないアーティスト生活、アルコール依存症とそこからの脱却、そこへ現れたずいぶん年下の妻と、おなかのあかちゃん・・・。けっして夢物語ではないのに、意志や希望に満ちた女性と新しい生命の存在が生活の色合いを劇的に変えていく小さな奇跡の感じが伝わってくる。
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すごくよかった。 「石田だからECD」 「もう手術を受けられる状態ではありません。なるべくいい状況にしてあげるようにしてあげましょう」 「お金がないから結婚するんでしょ」 あといちこさんのお子さんを生んで退院する日のところが すごく泣けてきた。 子供って・・ほんと愛されて、生...
すごくよかった。 「石田だからECD」 「もう手術を受けられる状態ではありません。なるべくいい状況にしてあげるようにしてあげましょう」 「お金がないから結婚するんでしょ」 あといちこさんのお子さんを生んで退院する日のところが すごく泣けてきた。 子供って・・ほんと愛されて、生まれてきてるんだなぁって。
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ECD夫婦のエッセイ。 出会いで人は変わるのだということを、淡々と。 しかし二人とも文章がお上手
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ラッパー・ECD氏と写真家・植本一子さんの結婚・出産の手記です。 ECDはたまたま対バンとかでライヴ何度か観たことあるけどCD買う程好きにもなれず。別にライヴを追いかけるでも無し。 なんか文筆活動も結構評価されてるな~どうなんだろうな~程度の認識でした。 出会いは「WE ARE...
ラッパー・ECD氏と写真家・植本一子さんの結婚・出産の手記です。 ECDはたまたま対バンとかでライヴ何度か観たことあるけどCD買う程好きにもなれず。別にライヴを追いかけるでも無し。 なんか文筆活動も結構評価されてるな~どうなんだろうな~程度の認識でした。 出会いは「WE ARE ECD+1」というweb連載のコラム。 「え!ECDって私と同じ位の齢の子と結婚してんの!?」って野次馬精神で読んだコラムです。笑 既に連載終了した時点で読み始めたので、初めから終わりまで一気読み。 ECD氏の淡々とした語り口の中に、家族への想いが溢れていて、ぐいぐい引き込まれました。 そして、そのコラムを全文収録し、更に書き下ろしも追加されたのがこの「ホームシック生活」。 買って、またコラムから読み直して、一気に読んで、ちょっと息も出来ない位、暫く泣きました。 劇的な展開も、泣かせるようなエピソードもありません。 只々、「家族」が描かれている作品です。 ひとりでは無く、ふたりで生きることを選択し、さんにんめを迎え入れる覚悟。 家族はそれ自体がひとつなのではなく、ひとつが寄り合って居るということ。 友達や恋人は、「一人」と「一人」が向き合っている状態だと思う。 でも、家族は「一人」が「二人」(或いは「三人」「四人」…)になっていることを感じさせる。 一子さんの写真も凄く素敵。 光というよりも影に目が行く写真。 日常はきらきらしたものではない。 色々なところに影が落ちているからこそ、一子さんのカメラに目を向けるECD氏の眼は安堵と優しさに満ちている。 最後に忘れられない文章を失礼ながら抜粋させて頂きます。 もともとそうなのかもしれないが、妊娠してからのいちこの喜怒哀楽の変化はひと際鮮やかだった。 自分自身は感情の変化が淡々としているだけに、いちこの鮮やかさは咲き乱れる花のように時には僕をとまどわせ、時には安堵させてくれた。 (ホームシック 生活(2~3人分)/ECDより) この「鮮やか」という表現に、兎にも角にもやられました。 感情表現が「激しい」とはよく言いますが、「鮮やか」、とは。 参った。 その「鮮やかさ」への愛が無ければ、絶対に出て来ない言葉だと思います。
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読もうと思えばwebでも読める。 が! 本として持っておくべき一冊。 個人的に 音楽が聴きたくなる文章って すごく文章が優れていると思う。 この本がまさにそれ。
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