阿修羅 の商品レビュー
初の作家。作家名を見て敬遠していたが読まず嫌いをしていた。阿修羅と言う題名に惹かれて読んでみたけど面白く、分かりやすい。他作品も読んでみたい。
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多重人格の美佐子の治療の話。生育歴、夫婦関係などの課題に直面する。精神科医杉本と娘沙也佳の物語でもある。 人格とは何か、良い人格とは何か、考えさせられた。自由奔放な人格が出てこなくなったとき、それまでは社会的でないからと邪険にされていたのにも関わらず喪失感を覚える主人公がいた。...
多重人格の美佐子の治療の話。生育歴、夫婦関係などの課題に直面する。精神科医杉本と娘沙也佳の物語でもある。 人格とは何か、良い人格とは何か、考えさせられた。自由奔放な人格が出てこなくなったとき、それまでは社会的でないからと邪険にされていたのにも関わらず喪失感を覚える主人公がいた。 今までの人格が変化することは、不安定を生じさせることだから、治すこともある種の危機ではないかと思った。 ハッピーエンドで良かった。
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多重人格と、人の心の仕組み、そして憑依。 人間の心は不思議に満ちていますね。 以前、河合隼雄と村上春樹の対談本で「人は物語を紡ぐことができて、初めて生きていける」ということを知りとても興味深く思っていました。 この本では、それを小説という形で、わかりやすく知ることができます。多か...
多重人格と、人の心の仕組み、そして憑依。 人間の心は不思議に満ちていますね。 以前、河合隼雄と村上春樹の対談本で「人は物語を紡ぐことができて、初めて生きていける」ということを知りとても興味深く思っていました。 この本では、それを小説という形で、わかりやすく知ることができます。多かれ少なかれ、人は誰でも多重人格。 私も自分に置き換えながら読みましたが、主人公の医師自身がまた、自分を分析する過程も描かれているところが、この小説をさらに深めている気がします。 また、阿修羅像のこともよくわかって面白かったです。
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物語は、多重人格者の専門的な治療過程を追いながら進んでいきます。主人公の中にある、体験が未消化のまま固まっているしこり。そんなしこりと自分の中にも類似した未消化の体験。はっきりした人格ではなくても、このような側面は生きる者すべての中に潜んでいるのでしょう。誰にでもある変身願望の底...
物語は、多重人格者の専門的な治療過程を追いながら進んでいきます。主人公の中にある、体験が未消化のまま固まっているしこり。そんなしこりと自分の中にも類似した未消化の体験。はっきりした人格ではなくても、このような側面は生きる者すべての中に潜んでいるのでしょう。誰にでもある変身願望の底をのぞくような、言いがたい気分にもなります。 ただ、突然の終わり方、という感じが残って・・・・・。こんなものなのでしょうが、ちょっと残念感が残りました。
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解離性同一性障害(DID)をテーマにした内容です。 DIDとは多重人格といわれる症状が現れることで、以前「24人のビリー・ミリガン」という本が話題にもなったことを思い出しました。 仏教真理や霊的な話も織り込んであったけれど、難しい表現はなく 感情移入もしやすくて、わかりやすか...
解離性同一性障害(DID)をテーマにした内容です。 DIDとは多重人格といわれる症状が現れることで、以前「24人のビリー・ミリガン」という本が話題にもなったことを思い出しました。 仏教真理や霊的な話も織り込んであったけれど、難しい表現はなく 感情移入もしやすくて、わかりやすかった。そして読後はとてもさっぱりした気分でした。 この内容にして、この読後感は不思議な気もしています。
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解離性同一性障害を冷静な目でわかりやすく書かれていました。ラストはバタバタと畳み掛けるような終わり方だったので残念。
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う~ん、なんでこの本を予約したんだっけ・・・? 多重人格の話。 「24人のビリーミリガン」を読んでいたので、どうしても比べてしまう。 「24人・・・」の方は上下巻に分かれていたが、この本は1冊で終わり。 まぁ、登場人物も少ないけれど。 統合されるのが、あまりにも一気やったわねぇ...
う~ん、なんでこの本を予約したんだっけ・・・? 多重人格の話。 「24人のビリーミリガン」を読んでいたので、どうしても比べてしまう。 「24人・・・」の方は上下巻に分かれていたが、この本は1冊で終わり。 まぁ、登場人物も少ないけれど。 統合されるのが、あまりにも一気やったわねぇ。読者としては。 鬼か・・・ お婆さんのとこらへんを、もっと掘り下げても良かったかな? 旦那さんが、自分勝手にも思えるなぁ。 最初、☆3つにしたけれど、2つにします。
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「相手によって、引き出される自分は変わってくるだろう。だから、その人の前で自然に引き出される自分が気に入ると、その人が好き、ということになるんじゃないか」 一時、どこの書評見てもこの作品のことだらけってときがあった。 それぐらい、ある意味話題の1冊だったのかもしれない。 解離...
「相手によって、引き出される自分は変わってくるだろう。だから、その人の前で自然に引き出される自分が気に入ると、その人が好き、ということになるんじゃないか」 一時、どこの書評見てもこの作品のことだらけってときがあった。 それぐらい、ある意味話題の1冊だったのかもしれない。 解離性同一性障害を扱った作品、、というか広い意味でこのように一人の人物の中に何人もいる作品というのは本当によく本に出てくるなぁ。 私も何作も読んでる気がする。 その中でもここまで丁寧に、また最後の最後まで書き切って物語としてまとまっているのは、初めて読んだ気がする。 それぐらい、難しいテーマであることは間違いないのだけれど。 とても、面白かったです。 読み出したら一気読みだった。 【6/13読了・初読・大学図書館】
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解離性同一性障害の女性のお話。 住職さんなんだよね、玄侑宗久さんって。 初めて読んだのだけれど、好きみたいだ。 続けて読んでみよう。 多重人格のお話は過去に一度だけ読んだ。 貴志祐介さんの本で、あまりの怖さに後悔したのだけれど、この本は読んでよかった。 「そう来たか。」って...
解離性同一性障害の女性のお話。 住職さんなんだよね、玄侑宗久さんって。 初めて読んだのだけれど、好きみたいだ。 続けて読んでみよう。 多重人格のお話は過去に一度だけ読んだ。 貴志祐介さんの本で、あまりの怖さに後悔したのだけれど、この本は読んでよかった。 「そう来たか。」って思った。
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現役のお坊さんの玄侑 宗久氏の本を読むのは初めてです。 多重人格者のお話とは知らずに読み始めました。 以前読んだ「24人のビリーミリガン」に比べればとても内容もおとなしく、 軽く読み進められました。 本来の人格以外の人格があまりに素直なのと、ラストの終り方があまりあっさりしていた...
現役のお坊さんの玄侑 宗久氏の本を読むのは初めてです。 多重人格者のお話とは知らずに読み始めました。 以前読んだ「24人のビリーミリガン」に比べればとても内容もおとなしく、 軽く読み進められました。 本来の人格以外の人格があまりに素直なのと、ラストの終り方があまりあっさりしていたのがすこし拍子抜けです。 阿修羅像を見に行きたくなりました。
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