四度目の氷河期 の商品レビュー
1308 幼少期から始まるアイデンティティー探しの青春小説。このままずっと見守りたいくらい感情移入出来ました!最後駆け足気味だったけど終わりも良し。星4つ半って感じです。
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小さい頃、自分は人とは違う特別な才能を持ってここにいるんだと思うことが必ずある。この主人公もその意識をひょんなきっかけで高く持った少年だった。歳を重ねるにつれ、自分の特別が周りに埋もれていき、特別なんかではないと気づかされる。そんなごく普通の少年から青年の話。 作者らしい作品だ...
小さい頃、自分は人とは違う特別な才能を持ってここにいるんだと思うことが必ずある。この主人公もその意識をひょんなきっかけで高く持った少年だった。歳を重ねるにつれ、自分の特別が周りに埋もれていき、特別なんかではないと気づかされる。そんなごく普通の少年から青年の話。 作者らしい作品だった。他の作品よりウィットは少なめだったかな。
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最初は主人公が中2病過ぎて読んでて気持ち悪かったです。 しかし、徐々に主人公が大人になるにつれそのようなおかしな考え方は少なくなり、周りの人間同様の考え方になっていきます。 まあはじめの方は主人公の頭がおかしいようにしか感じなかったので、読むペースが遅くなってしまいました。 後...
最初は主人公が中2病過ぎて読んでて気持ち悪かったです。 しかし、徐々に主人公が大人になるにつれそのようなおかしな考え方は少なくなり、周りの人間同様の考え方になっていきます。 まあはじめの方は主人公の頭がおかしいようにしか感じなかったので、読むペースが遅くなってしまいました。 後半では、主人公が成長したこともあって感情移入しやすくなり、すいすい読めました。
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思い込み激しい少年が アイデンティティを確立させるべく奮闘する話。 <青春小説>なのかは疑問だが。 最後がイマイチ好きじゃない。
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とにかく泣けました。ラストはタオル抱えて泣きながら読んだ。久しぶりに顔が腫れるくらい泣いた本です。 もちろん笑いもあるし、青春小説なんだろうけれど…気持ちは最早お婆ちゃん。もう私の家の近所に住んでたら、抱っこしてかいぐりしてたな。煮物とかとどけながら、様子見に行ってたな…ってくら...
とにかく泣けました。ラストはタオル抱えて泣きながら読んだ。久しぶりに顔が腫れるくらい泣いた本です。 もちろん笑いもあるし、青春小説なんだろうけれど…気持ちは最早お婆ちゃん。もう私の家の近所に住んでたら、抱っこしてかいぐりしてたな。煮物とかとどけながら、様子見に行ってたな…ってくらい、可愛くて、健気で、 愛おしい主人公でした。 博物館での呼びかけも、あらすじと冒頭で想像していたけれど、後半での呼びかけは深い意味をふくんでいて、切なくてまらなくなる。 サチちゃんがいて本当に良かったねぇ。深い部分で通じ合える二人だから、いつまでも幸せにね。 …って思ったのも、やっぱりお婆ちゃんだぁね。
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少年の創造力は偉大である。そして尋常ではない思い込みも兼ね備える。 自分の父親はクロマニヨン人だと思い込んだ少年の壮大な青春記。周囲から疎外されつづけながらも、心をひとつにできる恋人と友人の存在が、そして苦楽をともにした母親が彼を支え、夢を叶えさせてくれる。 少年よ、大志を抱け!
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これまで読んだ小説の中で1、2を争うほど好きな本。男子なら少しは共感できるはず!さくさく読めて、ほんとうに面白かった!
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初・萩原浩。読みやすい。青春小説だけど、恋人の存在で家族小説にもなっている。萩原さんの他の作品も読みたい。
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笑っちゃいけないけど、誰にでも自分の外見に悩む時期はあるはず。。ただ、ここまでの思い込みってすごいかも。そして、ワタルの行動力もすごすぎる!おもしろかった!
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小学五年生の夏休みは、秘密の夏だった。あの日、ぼくは母さんの書斎で(彼女は遺伝子研究者だ)、「死んだ」父親に関する重大なデータを発見した。彼は身長173cm、推定体重65kg、脳容量は約1400cc。そして何より、約1万年前の第四氷河期の過酷な時代を生き抜いていた―じゃあ、なぜぼ...
小学五年生の夏休みは、秘密の夏だった。あの日、ぼくは母さんの書斎で(彼女は遺伝子研究者だ)、「死んだ」父親に関する重大なデータを発見した。彼は身長173cm、推定体重65kg、脳容量は約1400cc。そして何より、約1万年前の第四氷河期の過酷な時代を生き抜いていた―じゃあ、なぜぼくが今生きているのかって?これは、その謎が解けるまでの、17年と11ヶ月の、ぼくの物語だ。 (BOOKデータベースより) *** 氷河期と聞いて(見て)、まず思い出すのは地球のことではなく、就活のこと。…哀しい、自分。 環境が悪かったんだよなぁと思います。 せめて母子共に疎外されない土地だったら。 父親が現代日本人だったなら。 ワタルの悩みは決して無駄ではないだろうけど、もう少し楽に生きれただろうに。 それが良いか悪いかは別としても(もちろん、この人生でなければワタルはワタルではなくってしまうし)。 今後、2人はどう生きて行くのかな。 最後のはさすがにまずいんじゃなかろうか。 途中ちょっとダレた印象はありつつ、楽しめました。
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