1,800円以上の注文で送料無料

少年鉄人 の商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/09/11

ごく普通の少年と、友人「鉄人」たちが巻き込まれる、事件や日常。 小学生目線で、丁寧に描いてある。懐かしくもあり、ストレート過ぎて少し恥ずかしくもある。 個人的には、喧嘩屋や幽霊の話が読んでみたくなるが。

Posted byブクログ

2014/07/22

今度は小学生の活躍か。 友達になるのに許可はいらないっていいね。 話し的には子供たちの事で終わるけど、 色々出てきたパーツを組み合わせていくと, 最終的に大人の世界でも変化があったんだろうなっ て感じ。 色々共感できる部分もあった。 この作者は、ラストスパートが上手いと思う。 ...

今度は小学生の活躍か。 友達になるのに許可はいらないっていいね。 話し的には子供たちの事で終わるけど、 色々出てきたパーツを組み合わせていくと, 最終的に大人の世界でも変化があったんだろうなっ て感じ。 色々共感できる部分もあった。 この作者は、ラストスパートが上手いと思う。 最後に今までバラバラに匂わせてた事柄が 一気に集約して行くのが気持ち良い。 そして難しすぎない謎とかね。 ちゃんと読んでれば色々気づけるのもいい。  面白かった。

Posted byブクログ

2013/03/11

臆病で大人しい普通の小学六年生の太一。クラスの王様でありながら毎日いらいらしている和真。頭が良くてクールな義之。正義感溢れる女の子千秋。同じクラスでもほとんどつながりのなかった四人が突然やってきた破天荒で天真爛漫な転校生、鉄人によって強い絆を結んでいくものがたり。 「俺は世界を変...

臆病で大人しい普通の小学六年生の太一。クラスの王様でありながら毎日いらいらしている和真。頭が良くてクールな義之。正義感溢れる女の子千秋。同じクラスでもほとんどつながりのなかった四人が突然やってきた破天荒で天真爛漫な転校生、鉄人によって強い絆を結んでいくものがたり。 「俺は世界を変えるんや」 鉄人のキャラがよくて、出会う人がみんな鉄人のことを気に入ってしまうのもわかる。 小学生男子ががんばるのはいいね。それぞれの家族とのエピソードはとてもよかった。 でも中心で動いたり頼ったりするのが、不良だけど実はいい人たちっていうのが、いかにも悪いことに憧れるジュニア小説という感じで微妙な気持ちになる。 あと最後だけ弁当がんばったのに刺されたあとは誰もフォローとか感謝とかなく、手当されてる描写もなかったので大丈夫か!?と思ってしまうのは読んでる側が大人だからかな。 あと俺たちの戦いはこれからだ!的な終わり方をしているのだけど続編があるのかな?

Posted byブクログ

2012/09/05

う~む。何か微妙。 おもしろくないわけではないが、心にしっくり来ない。 自分の中で、ストーリーが上っ滑りしているような。

Posted byブクログ

2012/07/21

鉄人みたいな子がいたら、そりゃみんなの人気者になっちゃいますよね、というお話。 これの凄いところは、鉄人が来る迄ガキ大将(王様)として威張っていた少年をやっつけるのではなく、その内側にすんなり入っちゃってお友達になってしまう、ということ。 普通中々できないですよね。 王様だって本...

鉄人みたいな子がいたら、そりゃみんなの人気者になっちゃいますよね、というお話。 これの凄いところは、鉄人が来る迄ガキ大将(王様)として威張っていた少年をやっつけるのではなく、その内側にすんなり入っちゃってお友達になってしまう、ということ。 普通中々できないですよね。 王様だって本当は、王様でいることが愉しかったわけではないから尚更。 皆はもうそういう風にしか扱ってくれないから鉄人の反応は戸惑いつつも嬉しかったのだろうなあ…。 そして鉄人を中心として、話が進んでくお話。 通り魔事件を追い、そして、同時に別の事件が発生したり… 日常であるはずなのに、ちょっとしたきっかけ、あるいは最初から火種はあった、という感じです。 世界を変えるほどの力は無くても、他人の世界を変える力は持っているんじゃないかなあ、って感じ入る作品でした。

Posted byブクログ

2011/11/29

小学生の絆や付き合いをよく示している。鉄人の存在の大きさを感じた。純粋にいいなあと思える作品だった。

Posted byブクログ

2011/09/14

著者のデビュー作でもある前作の「屋上ミサイル」は正直、中盤に入ってもノレなくて、結局、途中で止めてしまった。そのため、このブクログにも未反映。それに比べると今作は最後まで読めた。「伊坂幸太郎テイスト」が満載なのは変わっていないけれど、それもまた、やりたくてできるわけではないから、...

著者のデビュー作でもある前作の「屋上ミサイル」は正直、中盤に入ってもノレなくて、結局、途中で止めてしまった。そのため、このブクログにも未反映。それに比べると今作は最後まで読めた。「伊坂幸太郎テイスト」が満載なのは変わっていないけれど、それもまた、やりたくてできるわけではないから、その点は評価できる。それにしても、この作者を読み進めるごとに、御御所である伊坂氏のすごさを感じる。しかし、この作者さんも中々いい事を書いていて、結構いいな、と思った。

Posted byブクログ

2011/02/22

2011.1.26読了。 小学生の鉄人が転校してきて起こる出来事。世界を変えるを目標に、子供を虐待する父親、通り魔、痴漢の教師などと対決する。。

Posted byブクログ

2010/10/28

 個人的に最近注目している作家山下貴光。  構成が良く練られていて、散りばめられた伏線が終盤に集約してくる感覚は読んでいて楽しい。ページを捲る手が止まらなくなる。そして、作中で主に鉄人を通して伝えられるメッセージは素朴だけど、大事なことでもありじんわりと心が温まる。  ただ、一...

 個人的に最近注目している作家山下貴光。  構成が良く練られていて、散りばめられた伏線が終盤に集約してくる感覚は読んでいて楽しい。ページを捲る手が止まらなくなる。そして、作中で主に鉄人を通して伝えられるメッセージは素朴だけど、大事なことでもありじんわりと心が温まる。  ただ、一方でその二点にこだわり過ぎている印象も受ける。ストーリーを広げるあまりにディテールが疎かになっている。もう少し主要キャラクターを丁寧に描いてあげてもいいのではないかとも思う。    本書を語る上で絶対に外せないのはタイトルにもなっている鉄人である。彼の人間性こそがある種の理想の姿だと感じた。見かけや雰囲気では判断せず、その人の中身と向き合おうする。どうしても見える部分の方がわかりやすく、人間は外見で判断しがちである。まずはその人の声を聞き、ありのまま言葉を受け入れることから信頼関係は始まるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2010/09/19

失礼ながらあまり期待せずに読み始めたのですが、いい意味で裏切られました。主人公の鉄人は、「自分が子供の時に、こんな友達がいたら素敵だっただろいうなぁ」と思う子供であり、さらには、「自分が鉄人みたいな子供だったらよかったのになぁ」と思ったりするとても素敵な弧度もでした。

Posted byブクログ