Gボーイズ冬戦争 の商品レビュー
シリーズ7作目 「バーン・ダウン・ザ・ハウス」 が大のお気に入りo(^o^)o もちろん、「Gボーイズ冬戦争」もイイけど、やっぱり「バーン~」かな? 今のところ、シリーズすべての作品の中でも上位だと思う(^_^) そのくらい、いいお話(^_^)v
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2013年10月31日読了 IWGPシリーズはある種の時代小説である。昔の、っていうのじゃなくて現代社会を風刺しているという意味で。あれ、そしたら社会小説になるのかな。以前も書いたと思うけど、マコトは作者自身であり世の中の若者でもある。雇用形態、ネットワークサービス、若者の精神...
2013年10月31日読了 IWGPシリーズはある種の時代小説である。昔の、っていうのじゃなくて現代社会を風刺しているという意味で。あれ、そしたら社会小説になるのかな。以前も書いたと思うけど、マコトは作者自身であり世の中の若者でもある。雇用形態、ネットワークサービス、若者の精神状態、そういう問題や現象を見て、考える。トラブルシューターという立場であるので解決に向かうそれはフィクションだが、現実に起こっていることと思えば、自分と重ねて見ることができるだろう。 …って、似たようなこと、前にも書いてたね(笑) 今回のIWGPも面白かった。第7弾ということで以前の事件を踏襲した人物も出てきている。こういうのがあるから、シリーズ物は面白いんだよね。 ・要町テレフォンマン 電話って便利だし、いまや携帯電話無しで生活するのが難しいくらいになっている。でも自分の声で、自分の言葉で「生身」で人と接触するのが苦手な人が量産されているんだろうな。それもまた事実。 ・詐欺師のヴィーナス 弱そうな人ほど詐欺にかかりやすくて、損をしやすい。 でもお金じゃないものっていうもの…聞こえはいいけどあやふやなものに価値を見出す目を持つ人は、弱くは無い。 巧妙に張り巡らされた詐欺の手口や話術をかいくぐって、詐欺師の本性を小さく響かせたっていう結末。悪人は100%悪人っていうのが絶対条件じゃないからね。 ・バーン・ダウン・ザ・ハウス 一番好きな話だったなぁ 最後のマコトの姿と、手を振る家族と、おばあちゃん。 事件や物語としては陰が薄いかもしれないけど、こういう「許し」がある話ほど心が穏やかになるもの。 ・Gボーイズ冬戦争 シビルウォーみたいなのを想像していたけどそこまで過激じゃない。このテーマはキングとマコトの友情だからね。 IWGPシリーズの話 ということでこれは完全にいちストーリーとして楽しめる。 大きな借金をしてまでも、自分がやりたいことを真摯にするっていう監督の意気が凄く好き。若者はこうであるべきなんだ。
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シリーズ7作目。今更言うことでもないが、解説にもあるようにIWGPシリーズの特徴の一つは、その時代の社会問題や闇をいち早く取り上げ、それを青春小説に取り込むという手法にある。今回も振り込め詐欺や絵画商法といった身近に潜む闇を取り上げ、それを一つひとつ丁寧に物語として仕立てあげてい...
シリーズ7作目。今更言うことでもないが、解説にもあるようにIWGPシリーズの特徴の一つは、その時代の社会問題や闇をいち早く取り上げ、それを青春小説に取り込むという手法にある。今回も振り込め詐欺や絵画商法といった身近に潜む闇を取り上げ、それを一つひとつ丁寧に物語として仕立てあげている。表題作もパワフルで良かったけど、俺はどちらかというと、派手さも無く地味なストーリーの方が好き。
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この巻はかなり面白かった!! 『俺はどっちかというと、電話は嫌いだ。 携帯やメールよりも、直接話す方がずっといい。 だって、俺たちが交換してるのは、 ただの情報だけじゃないからな。 その人らしさとか、体温とか、においとか、 電波に乗らない物がたくさんあるのだ。』 同感♪
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ストリートギャング・Gボーイズを黒の目だし帽の男たちが襲撃する事件が相次ぎ、彼らのキング、タカシの座を狙うナンバー2、ナイトを名乗るヒロトが内紛を起こす。 Gボーイズが分裂すれば、池袋の勢力地図が大きく書き換えられてしまう。 インディーズ映画に出演中のマコトも、撮影を続けながら内...
ストリートギャング・Gボーイズを黒の目だし帽の男たちが襲撃する事件が相次ぎ、彼らのキング、タカシの座を狙うナンバー2、ナイトを名乗るヒロトが内紛を起こす。 Gボーイズが分裂すれば、池袋の勢力地図が大きく書き換えられてしまう。 インディーズ映画に出演中のマコトも、撮影を続けながら内部抗争の原因究明に奔走するが、彼の前に現れたのは“幽霊”だった……『Gボーイズ冬戦争』。 表題作ほか、一人暮らしの老人を自殺に追いやった後悔から、振り込め詐欺グループを抜けようとする青年の奮闘を描く『要町テレフォンマン』、絵画商法にはまり込み、安物のリトグラフを3枚購入、計150万のローンを背負った工場の季節工の奇妙な恋に巻き込まれる『詐欺師のヴィーナス』、自分の家に火をつけ、結果、祖母に大やけどを負わせてしまった少年放火犯が、連続放火犯を追う『バーン・ダウン・ザ・ハウス』の3篇を収録。 火の元と、背後の“幽霊”に気をつけて(笑)読んで欲しいIWGPシリーズ第7弾。
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7冊目になるこのシリーズ 律儀にも1冊で1年経過するので、マコトもタカシも25歳? ははっ、Gボーイズとかキングとか言ってても、もうそんな歳なのねぇ 内容はといえば、いい意味でマンネリ化してきた感じ そつなく面白い
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IWGPシリーズのすごいところは表題作以外もそれぞれにしっかり魅力があるところだと改めて思った。 そして本書のラストを飾る表題作は、 久々のGボーイズ内戦もので、本書全体の構成としてはとても懐かしくこれぞIWGPと思うものだった。 だけど、表題作の中身を読んでいくとあきらかに違う...
IWGPシリーズのすごいところは表題作以外もそれぞれにしっかり魅力があるところだと改めて思った。 そして本書のラストを飾る表題作は、 久々のGボーイズ内戦もので、本書全体の構成としてはとても懐かしくこれぞIWGPと思うものだった。 だけど、表題作の中身を読んでいくとあきらかに違うことと変わらないものがあると感じた。 昔と違うのはマコトもタカシも年を取っているということ。 とくにマコトの大局を見据えれている感じや池袋内での立ち位置に関しては何年か経ったということがひしひしと感じる。 それをここで如実に表現しているのがすごいと思う。 変わらないものはとくにキング・タカシのカリスマ性である。 かっこよすぎるのはいつも変わらない。 本作では、べつの戦闘のカリスマが現れ、そして内戦雰囲気でタカシも揺らぐのかと思ったが、そんなことは決してなかった。 ただし、自分で年を取ったと語り、その時の哀愁は作中のリアリティを引き出している感じがした。
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いやー、やっぱりタカシはかっこいいね。 マコトとの友情物語は、今までにない感じで、単純に楽しかった。 こんなに、切れ味のいい、爽快な話も、たまにはいいのかもしれない。
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地震発生以来、無気力で死んだように生きていて。 これじゃまずいなあって。 そこで、すがっちゃったのがこの作品。 この作品のおかげで、元気が少しずつ湧いてきました。 よかった手元に置いといて! ファンなら間違いなく安心出来ます。 ファンでない方は1作目から入ってくださ...
地震発生以来、無気力で死んだように生きていて。 これじゃまずいなあって。 そこで、すがっちゃったのがこの作品。 この作品のおかげで、元気が少しずつ湧いてきました。 よかった手元に置いといて! ファンなら間違いなく安心出来ます。 ファンでない方は1作目から入ってください。 表題作より他の三作品がよかった。 小粒だけど、冷え切った心の導火線になんとか火を点けることできた。 IWGPは常備薬のようなものです。 元気が無い時こそ頼りになるシリーズです。 マンネリとかどうでもいいです。 いつもの彼らが走り回っているだけで心は燃えてきます。 それだけでいいのです。 本当にありがとう。
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シリーズ6冊目(外伝入れると7冊目)を読んだのが2009年・・・あれから4年。久しぶりに読みました。今では実際に池袋西口公園に足を運ぶようになったせいか、「池袋ウエストゲートパーク」っていう呼称が酷く恥ずかしく思えてしまった。振り込め詐欺、子供の自宅放火、絵画商法・・この本が発売...
シリーズ6冊目(外伝入れると7冊目)を読んだのが2009年・・・あれから4年。久しぶりに読みました。今では実際に池袋西口公園に足を運ぶようになったせいか、「池袋ウエストゲートパーク」っていう呼称が酷く恥ずかしく思えてしまった。振り込め詐欺、子供の自宅放火、絵画商法・・この本が発売された2009年に注目されるようになった話題なのかな?4年も経てばキャラクターも忘れて読めないかも、と思いきや、忘れていても問題無く読めるという安心感が流石といいますか。
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