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犬の力(下) の商品レビュー

4.1

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    3

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2010/02/05

激化する麻薬を巡る闘争。話の展開が面白いので一気に読み進めることができるが殺しのシーンが生々しく上巻と同じく読んでいて気持ち悪くなる。他人に気軽に進められない。

Posted byブクログ

2011/09/18

とてもおもしろかった。確かに、拷問シーンだの虐殺シーンだのはまともに読めないほど恐ろしいのだけれど。麻薬取引の現場や隠れ家への急襲などなどのシーンがものすごーーくスリリングで。裏切りにつぐ裏切り、いったいだれが裏切り者なんだー!、だれが嘘ついてるんだー!、っていう。長いんだけど、...

とてもおもしろかった。確かに、拷問シーンだの虐殺シーンだのはまともに読めないほど恐ろしいのだけれど。麻薬取引の現場や隠れ家への急襲などなどのシーンがものすごーーくスリリングで。裏切りにつぐ裏切り、いったいだれが裏切り者なんだー!、だれが嘘ついてるんだー!、っていう。長いんだけど、緩急のめりはりがあって飽きない。正直なところ、マフィアの抗争の話と考えると、やっぱり映画ゴッドファーザーのほうがいいなあ(映画と比べるっておかしいけれど)と思ったんだけれど、アメリカもまじえた中南米の麻薬戦争の歴史の話と考えるとスケールが大きく奥深く複雑で、興味深かった。(ほぼ無知なので、あれこれ検索しながら読んだけれども、追いかけていくと途方もなく広がっていってしまいそうな感じ。麻薬って、これじゃあ撲滅なんてできないだろうなあ、とか思ったり)。お金とか権力とか、ほんとに人間の欲ってつきないものなんだろうけど、ここまでくると本当に虚しいと思える。以下ネタバレいろいろ矛盾しているけれども、好きだった登場人物ノーラとカランとアートが助かったので、後味はそんなに悪くなかったな。

Posted byブクログ

2010/01/15

やっぱウィンズロウだ!! 読みだしたら止まらない。 主人公のみならず、魅力的な登場人物に事欠かない。 さあ、下巻に突入!!

Posted byブクログ

2010/01/14

基本的にはニール・ケアリーシリーズと構図は近いんだろうか。主人公(といってもたくさんいるので、その中の何人かだけど)がストリートから這い上がって庇護者の下で働く、とか、その展開バージョンとしての庇護者との対決や裏切り。そういったものを軸に、実に多くの登場人物が動き出す。 但し、...

基本的にはニール・ケアリーシリーズと構図は近いんだろうか。主人公(といってもたくさんいるので、その中の何人かだけど)がストリートから這い上がって庇護者の下で働く、とか、その展開バージョンとしての庇護者との対決や裏切り。そういったものを軸に、実に多くの登場人物が動き出す。 但し、決定的に過去作品とは違うのは、読後感。本作品には「ストリート・キッズ」等々のようなスッキリ!感は望めない。むしろ怒りや絶望、無力感の方が大きい。とはいえ、日本に住む私にとってはその感情も数時間後には薄らいでしまうような軽い爪あとなのだが。 しかしその傷痕はいつまでも消えず、折に触れて思い出し、軽く嫌~な気分を思い出させてくれる貴重なものだ。 2010.01.11-13

Posted byブクログ

2009/10/28

上巻の初めの方は何が語られているのか、分からず、途中で投げ出しました。 昨日からもう一度読み始めたのですが、あまりの面白さに、二日で読んでしまいました。 この面白さはどう表現したら良いのでしょうか? タフな捜査官、紙を信じる司祭、麻薬を商売にしているものたちの行い、売春婦の清ら...

上巻の初めの方は何が語られているのか、分からず、途中で投げ出しました。 昨日からもう一度読み始めたのですが、あまりの面白さに、二日で読んでしまいました。 この面白さはどう表現したら良いのでしょうか? タフな捜査官、紙を信じる司祭、麻薬を商売にしているものたちの行い、売春婦の清らかな愛、 何とも言えないな読後感です

Posted byブクログ

2009/10/10

(日記に書いた文章から一部抜粋) この小説は大量の血が流れるのでそういうのが苦手な人にはお勧めしにくい。血の流れ方がとても生々しい。でもそれだけが残るわけじゃない。その流れた血に報いるために戦う熱い物語だ。だから読後感は決して痛いだけじゃない何とも言えない爽快さがある。主人公た...

(日記に書いた文章から一部抜粋) この小説は大量の血が流れるのでそういうのが苦手な人にはお勧めしにくい。血の流れ方がとても生々しい。でもそれだけが残るわけじゃない。その流れた血に報いるために戦う熱い物語だ。だから読後感は決して痛いだけじゃない何とも言えない爽快さがある。主人公たちの汚れても汚れない強さが読んでいてとても心地よい。 この本は久々に超当たりだ。面白いと思う本は数あれど、面白くて面白くて読み終わるのが勿体ないという感覚は何年かに一度しかない。とにかく面白くて面白くて幸せだった。 「犬の力」に★★★★★付けたら他の本に五つ星付けられなくなって苦悩中。この本を★×10ぐらいにしないと他の本とのバランスが取れない。

Posted byブクログ

2011/08/06

「あらゆる狂気を呑み込んだ美しき地獄絵図」(帯より) はい。その通りでございます。 誰が誰を裏切って、誰が誰を殺すのか。そして最後に笑うのは誰なのか。最後の一瞬までわからない。 実際南米で起こった出来事に想像と妄想を混ぜて、ウィンズロウがひと混ぜするとこんなに面白いクライム・ノ...

「あらゆる狂気を呑み込んだ美しき地獄絵図」(帯より) はい。その通りでございます。 誰が誰を裏切って、誰が誰を殺すのか。そして最後に笑うのは誰なのか。最後の一瞬までわからない。 実際南米で起こった出来事に想像と妄想を混ぜて、ウィンズロウがひと混ぜするとこんなに面白いクライム・ノベルが出来上がるのか。 個人的には今年のこのミスはこれでいいや。

Posted byブクログ