終の住処 の商品レビュー
図書館で借りた本。永い恋愛の末に失恋、30歳を過ぎたし世間体もあるだろうし、とりあえず結婚しました。という男女。新婚旅行から不機嫌な態度の妻、女が勝手に寄ってくる男。男は不特定多数と浮気を何度も繰り返す事ができるイケメンなんだろうなと推測。男は妻と別れようとするが妻に子供ができた...
図書館で借りた本。永い恋愛の末に失恋、30歳を過ぎたし世間体もあるだろうし、とりあえず結婚しました。という男女。新婚旅行から不機嫌な態度の妻、女が勝手に寄ってくる男。男は不特定多数と浮気を何度も繰り返す事ができるイケメンなんだろうなと推測。男は妻と別れようとするが妻に子供ができたと言われたり、結局は妻と一生を共に生きざる得ない運命に。運命を受け入れ男は家を建てる決心をする。子供が人生の全てになった男は長期のアメリカ出張から帰国後に子供がいなくなった現実を知る。この時50歳を過ぎていた。子供がいない家で妻と2人だけの生活は、全く楽しく無かった新婚時代を思い出す。という話で、妻の性格の暗さ、男の身勝手さ、という信頼の無さの意味で2人ともただの同居人なんだなぁと感じた。
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あまり好きではない。 11年間妻と口をきかないとか、浮気するとか…たんたんと書かれているだけで私には理解出来ない難しい本だった。
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主人公の心理描写が細かく、終始徹底して主人公の目を通した世界で物語が描かれています。妻の空白の11年間、突然アメリカに行った娘、そのほかの人物の気持ちも直接聞いて見たい気もしますが、それは無粋ということで。
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読書メーターの相性に基づいて手に取る。芥川賞なんだ。芥川賞って初めてだ。芥川賞って芸術みたいだね(あまり良くない意味で)時間の流れや積み重ねに関する感覚の危うさを表現したのだろうか。そう考えると芥川先生の「鼻」と大差なくて。唯一「この瞬間の永遠に比べれば過去など一瞬だ」との文言は...
読書メーターの相性に基づいて手に取る。芥川賞なんだ。芥川賞って初めてだ。芥川賞って芸術みたいだね(あまり良くない意味で)時間の流れや積み重ねに関する感覚の危うさを表現したのだろうか。そう考えると芥川先生の「鼻」と大差なくて。唯一「この瞬間の永遠に比べれば過去など一瞬だ」との文言は良いかな
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読み終えて2週間ほど経ち、こうして今、感想を書こうと思うものの、全く印象に残っていない 読みやすかった気がするが、それだけである
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芥川賞作品って、いまいちよく分からない。30歳過ぎての結婚は、お互い若いうちに恋愛に破れた果てのもの。奥さんとの会話が11年ないまま浮気を繰り返し年月が過ぎて行く。男性目線で書いた一人称物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何年か前の第141回目の芥川賞受賞作磯崎憲一郎さんの『終の住処』を読了。やはり芥川賞なのでチャレンジしている作品だ。終の住処というタイトルからは物語はかなり長いページ数を持って語られるか、短いならば老年になってからの物語になるのかなあと普通思ってしまうのだが、この著者は短いページ数の中で30過ぎの結婚から50くらいまでの人生のなかでの家族との距離の取り方に悩む姿が描いている。20年以上の経験を100ページ強で描く訳で、やはりぶっ飛ばないと無理な訳で、そのぶっ飛び具合というか幻想を扱うような回想の仕方が芥川賞のゆえんではなかったのかなあと思った次第で。面白いというよりはこういうアプローチもあるんだ、ふーん!と言った感じだ。そんな幻想ようなサラリーマンの回想小説を読むBGMに選んだのは
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今時の芥川賞の本はこんな感じかと思う。久しぶりに、改行の少ない本を読んだ。内容は、すごい駆け足の人生を、さらっと読まされたようで、好みではないかな。
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第141回芥川賞受賞作 夫婦もの。離婚しない。 タイトルから判断して、壮・老年期の話しが始まるのかと思ったら30代で結婚から始まった。 最初は???。だったけど、我慢して読み進めると良いかも。 遊園地に行く辺りから、シュールな芥川賞受賞作品的な感性が発揮される。 夫が唐突に「...
第141回芥川賞受賞作 夫婦もの。離婚しない。 タイトルから判断して、壮・老年期の話しが始まるのかと思ったら30代で結婚から始まった。 最初は???。だったけど、我慢して読み進めると良いかも。 遊園地に行く辺りから、シュールな芥川賞受賞作品的な感性が発揮される。 夫が唐突に「家を建てる」と宣言。 おっ、遂に「終の住処」が始まる。 その宣言は、あまりにも唐突だけれど、何だか解る気がするのは、企業の中で「コマ」として働いてきた私も もう晩年?だからだろうか? ・何故結婚したの ・浮気性な夫 ・不感症的な妻 ・11年間の空白 ・企業の中で都合よく使われる夫 ・でもその中でも充実感を得る?夫
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読後感が非常によろしくない作品。本位でない結婚をしてしまった主人公。一般化された家族像を目指して子供を作り家を建てる。仕事にも邁進する一方浮気もする。ある日を境に妻と11年間口をきかなくなる。出来事の何もかにも感情的な部分が欠けており、ことさら淡々と物語はすすむ。不本意な結婚に端...
読後感が非常によろしくない作品。本位でない結婚をしてしまった主人公。一般化された家族像を目指して子供を作り家を建てる。仕事にも邁進する一方浮気もする。ある日を境に妻と11年間口をきかなくなる。出来事の何もかにも感情的な部分が欠けており、ことさら淡々と物語はすすむ。不本意な結婚に端を発したある種の「あきらめ」が主人公と物語全体を覆っており、重苦しい。
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