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極楽カンパニー の商品レビュー

3.7

30件のお客様レビュー

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2017/03/31

定年退職して図書館で過ごす男同士が意気投合し「会社ごっこ」を始めて、再び活き活きとした生き方に返る・・・、そんな物語。とても面白いアイディアに拍手、でもそれがずっと続くと少しくどいかなと~w。男の楽しみ方、若いときも年老いた時もなぜか滑稽、かたや、女性の楽しみ方は粋な感じがします...

定年退職して図書館で過ごす男同士が意気投合し「会社ごっこ」を始めて、再び活き活きとした生き方に返る・・・、そんな物語。とても面白いアイディアに拍手、でもそれがずっと続くと少しくどいかなと~w。男の楽しみ方、若いときも年老いた時もなぜか滑稽、かたや、女性の楽しみ方は粋な感じがします。なぜなんでしょうね~~~(^-^)

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2017/02/26

ビジネスのどんどん高まっていく様を描かせる天才。シニアのビジネス模様とは驚き。こういった発想、八王子あたりで本当に起きそうな気すらする。架空の会社から、対立軸の会社まで出現したり、最後は女性の社会進出も取り込み、苦悩する登場人物の心情なども入り込んでしまう。本当に面白い発想。

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2016/12/07

会社を定年退職してひまをもてあましていた壮年男性たちが、会社に勤めていた頃の様式美を求めて会社ごっこを始める。ごっこ遊びだったはずなのに「入社希望者」が続々とあらわれ、全国的な規模のムーブメントとなっていくなか、彼らを巻き込む外部の思惑、内輪もめ、家族の困惑などがひきおこされる様...

会社を定年退職してひまをもてあましていた壮年男性たちが、会社に勤めていた頃の様式美を求めて会社ごっこを始める。ごっこ遊びだったはずなのに「入社希望者」が続々とあらわれ、全国的な規模のムーブメントとなっていくなか、彼らを巻き込む外部の思惑、内輪もめ、家族の困惑などがひきおこされる様子をユーモアたっぷりに描いた作品。 とてもテンポがよく、ユーモアたっぷりなのに案外物事の本質をついていたりして。 「ヤッさん」も同じく、この作家さんの本は勢いがあって読みやすいのに意外に深い。他の作品も読みたいけれど、入手困難になっているのがきびしいところ。

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2016/06/26

軽快で面白い一冊でした。やはり女性の方が逞しいな(笑) あらすじ(背表紙より) 定年後、暇をもてあまして図書館通いをしていた須河内賢三は、同じ境遇の桐峰と出会った。会社勤めの思い出話で意気投合した二人のオヤジは「会社ごっこ」をしようと思いつく。駅前の喫茶店をオフィスに見立てて、「...

軽快で面白い一冊でした。やはり女性の方が逞しいな(笑) あらすじ(背表紙より) 定年後、暇をもてあまして図書館通いをしていた須河内賢三は、同じ境遇の桐峰と出会った。会社勤めの思い出話で意気投合した二人のオヤジは「会社ごっこ」をしようと思いつく。駅前の喫茶店をオフィスに見立てて、「出勤」する毎日が始まった。やがて、会社ごっこは定年世代の男たちの熱い支持を得て、全国に拡大していく…。働くことの意味を独自のユーモアとペーソスで描く長編小説。

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2016/03/25

リタイアした人が会社ごっこをするお話。 なかなかオモロイです。 その人その人あるのでしょうけど、高度成長期の仕事に対するスタンスがわかり、男性の仕事に対する比重とそれを支える妻。 そして現代人。 発想がスゴいなぁ♪原さん

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2016/05/08

読み始めてすぐに気づいた。あれ、これ読んだことがある。 間違って購入(涙)。 感想は前回と変わらず。 元々、私にとっては当たり外れがある作家さんですが、これはややハズレということで。 ========================= 13-023 2013/03/02 ☆...

読み始めてすぐに気づいた。あれ、これ読んだことがある。 間違って購入(涙)。 感想は前回と変わらず。 元々、私にとっては当たり外れがある作家さんですが、これはややハズレということで。 ========================= 13-023 2013/03/02 ☆☆☆ 日常の中にあり得ない状況を作って、その上で主人公を奮闘させる。いつもの原さんのパターンです。 小説なんてものは、大なり小なり絵空事の状況は作るものですが、  1)日常の上に作る。SFなどのように世界そのものが違うのではない。  2)物語は全てギャップは含むものですが、その量が多に比べて大きい。  3)ギャップの方向が奇妙(ベクトルの世界)。 ギャップが大きいほど「バカげてる」と感じてしまいや易くなるのですが、問題はその方向性です。上手い方向にズレれば、バカらしさより物語の面白さが上回りますし、もっと上手ければ現実離れそのものを楽しむことができます。原さんのブレークの始めの『床下仙人』は上手くずれた例だと思います。 で、この作品はと言うと。。。 定年退職してくすぶっていたモーレツ社員たちが、自分たちの癒しの空間として、フェイクの会社を立ち上げて楽しむ。その動きが、一気に社会現象となって…・。てな話です。 ちょっと方向を間違えたかな。妙に生々しい権力闘争や詐欺事件まで入り込んできて、ギャップを楽しむという訳には行きませんでした。 まあ、私にとってはハズレという事で。

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2015/05/01

会社を作り上げて行く過程はウキウキしたが思わぬ方向へ、まぁハッピーエンドで良かったが・・ てっきり、架空の会社内での色んなドタバタ劇だと思ってた。

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2014/11/07

「会社勤めの様式美」という言葉にニヤリ…。“仕事は大変だけどがんばってる私”をどこか冷めた目で見ていたりする自分に気づきます。本日も、様式美を求めて「いってきまーす!」 あ、内容的には後半の締めくくりがあっけない感じがして☆4でした。

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2014/10/26

考えが面白い!! 父親世代の男の人はこういう人が多いのかしら? 彼女がかっこよくて運転してる時はわくわくしました。

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2013/11/10

架空の会社が大きなムーブメントを起こして行くという物語です。 「定年後、暇をもてあまして図書館通いをしていた須河内賢三は、同じ境遇の桐峰と出会った。会社勤めの思い出話で意気投合した二人のオヤジは「会社ごっこ」をしようと思いつく。駅前の喫茶店をオフィスに見立てて、「出勤」する毎日...

架空の会社が大きなムーブメントを起こして行くという物語です。 「定年後、暇をもてあまして図書館通いをしていた須河内賢三は、同じ境遇の桐峰と出会った。会社勤めの思い出話で意気投合した二人のオヤジは「会社ごっこ」をしようと思いつく。駅前の喫茶店をオフィスに見立てて、「出勤」する毎日が始まった。やがて、会社ごっこは定年世代の男たちの熱い支持を得て、全国に拡大していく…。働くことの意味を独自のユーモアとペーソスで描く長編小説。(「BOOK」データベースより)」  原宏一さんは「佳代のキッチン」や「ヤッさん」、「東京箱庭鉄道」など、働く事について考えさせられる内容の作品を多く書かれています。今回ご紹介する一冊も同じように働く事を考えさせられます。 「会社人間」「仕事人間」と言われてきたのが昭和の時代に働き盛りだった世代。そんな世代が主人公のこの物語は、退職後の時間を図書館で過ごす主人公の様子から始まります。時間があってもゆっくりと楽しめない。そんな様子が目に浮かぶような描写です。  同じように「会社に勤めていた頃の方が生活様式美があった」という同年代の人と出会い、軽い気持ちから「会社ごっこ」を始めます。それが徐々に拡大していき一大ムーブメントを起こすのですが、そこに悪徳企業がらみのビジネスプランが動き出したり、仲間同士のトラブルが発生したりと波紋が広がって行きます。  この物語の中心に流れているのは「働く事で自分の立ち位置を確立してきた人々」の心の動き。ユーモアを交えながらも一生懸命に働いてきた会社員の物悲しさなども織り込まれていて、読んでいてなるほどなと納得しながら気持ちも温かくなってきました。  原宏一さんの書かれる物語には「働く事の大切さ」というのが根本に流れていて、働く者としては共感出来ることの多い作品ばかりだなと思います。  読んで色々な事を考えさせられる一冊、そして読み終わった時に心の中に温かいものが流れる一冊です。

Posted byブクログ