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10件のお客様レビュー

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2017/12/24

佐野洋子さんのエッセイをまとめて読むのは、多分初めて。実直というか書きたいことを書きたいように書く人だなぁというイメージ、なるほど佐野ファンが多いのもうなづける。 秀逸なのが巻末掲載の「或る女」、こんなヒデー友達とよくも長く付き合っていられるもんだ…、というか、これひょっとして...

佐野洋子さんのエッセイをまとめて読むのは、多分初めて。実直というか書きたいことを書きたいように書く人だなぁというイメージ、なるほど佐野ファンが多いのもうなづける。 秀逸なのが巻末掲載の「或る女」、こんなヒデー友達とよくも長く付き合っていられるもんだ…、というか、これひょっとして佐野さん本人をデフォルメしてる?

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2017/02/14

マチコ最高。まわりから拒絶されている人でも、いいところ見つけてなーんか引き受けてしまう洋子さん。昔からこういう人いるんだな。

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2015/07/11

1970年代後半から2009年までと書かれた時期に幅があるものの、違和感を感じないのは著者がとても一貫した人だったからかもしれない。本を読むのが好きでたくさん読んできたけれど何も残らない、何の役にも立ってはいない、未だに何も知らない、という主旨のことがいくつかのエッセイの中に出て...

1970年代後半から2009年までと書かれた時期に幅があるものの、違和感を感じないのは著者がとても一貫した人だったからかもしれない。本を読むのが好きでたくさん読んできたけれど何も残らない、何の役にも立ってはいない、未だに何も知らない、という主旨のことがいくつかのエッセイの中に出てくるのを我が事のように感じた。

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2014/01/06

佐野洋子さん、本当に本当にもっと早くに出会いたかった。でも、本の中にもあったように、本や作家との出会いには「それ相応の人生というものが必要なのである」なんだなぁ。まさに。久々に本読みながら涙流して笑った。こんな粋な「ばあさん」になりたい。

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2013/10/21

佐野さんのエッセイを連続で読んでいる。 読み終わった後の爽快感はない・・・自分を重ねるから。 でも読んでいる。 一緒に暮らすとしたら、お母様も、佐野さん自身も、なかなか大変な方々だと思います。でも、自分にまっとうで、正直に、そのまま生きて、表現された佐野さんの本を、もう少し読ん...

佐野さんのエッセイを連続で読んでいる。 読み終わった後の爽快感はない・・・自分を重ねるから。 でも読んでいる。 一緒に暮らすとしたら、お母様も、佐野さん自身も、なかなか大変な方々だと思います。でも、自分にまっとうで、正直に、そのまま生きて、表現された佐野さんの本を、もう少し読んでみます。

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2012/11/13

特別附録の「或る女」が秀逸.マチコにかこつけて,ご自分のことを書いているような感じだ.戦争を体験した女性は本当に芯が通っていることを示すエッセイが満載の好著だ.

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2010/11/17

同じことを何回書いてもいいじゃない。 それだけそこには深い想いがあるってことなんだと思う。 佐野さん自身は何にもならなかったって言ってるけど…。 私は十分読書の効果はでてると思うなぁ。 そうでないとこんな文章書けないんじゃないだろうか。

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2010/02/10

佐野洋子さんは嘘がない。だから、エッセイを読んでいるといちいちギョッとする。ギョッとするのに、「そうなの、そうなのよ」と納得もしている。この本を読んで「抱腹絶倒よ」と評した人がいたが、そして、佐野洋子さんの口ぶりがおもしろくて噴き出しちゃうのも確かなのだが、私はどちらかというと「...

佐野洋子さんは嘘がない。だから、エッセイを読んでいるといちいちギョッとする。ギョッとするのに、「そうなの、そうなのよ」と納得もしている。この本を読んで「抱腹絶倒よ」と評した人がいたが、そして、佐野洋子さんの口ぶりがおもしろくて噴き出しちゃうのも確かなのだが、私はどちらかというと「おお、おそろしい・・・」と思いながら読んだ。すごい人だった。あの人にもこの人にも読んでもらいたい、と友人の顔が思い浮かぶ。

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2009/10/04

『シズコさん』で人生ぎりぎりの思いをはき出したかのような佐野洋子の新刊。 前作の切羽詰まった感じが薄れているのは、病状が落ち着いているせいならうれしいのだが。 いつもの「うそを言わない、格好を取り繕わない」佐野洋子節が披瀝してあった。

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2009/10/04

フンフンうなずきながら読んだ。「本を読んでも次の日には忘れている。読書は無駄だった、そして読書だけだった自分の人生も無駄だったような気がする。」でも読んでいる時は楽しかったんだからいいんじゃないかと思う。

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