夏を拾いに の商品レビュー
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タイムリーな季節なのでタイトルからこちらを選んでみました。懐かしい田舎の夏の少年時代のお話という感じで、ノスタルジック好きなので良かったです。個人的には矢口君の家庭環境に自分と近いものを感じたので、大人になってから矢口と再会とかのエピソードがあればもっと良かったなと思いました。
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昭和40年台の小学5年生の夏休みの思い出。 あとがきにあるようにスタンドバイミーをなぞるようなストーリー展開だけど、昭和のノスタルジーを味わえ、心がほこっとします。 確かに小学生の時のような友達は大人になってから出来てないなぁ。
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家族シリーズの著者の長編。父が冷めた現代の息子に伝える昭和四十年代の風景。何かスゴイことを探した文弘達は第二次対戦時の不発弾を探し始める…。自分とは10年位ずれていたり地域の差もあるが、あの頃を思い出させるに十分。そういや拾ったアレまだ実家にあるかな…。
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小学生の頃って、事件やドラマが身の回りにいっぱいあったかも。文弘と雄ちゃん、つーやん、そして高井の夏休みは生涯の宝物だろうな。子どもって遊びの天才だと思う。いや、男なんて大人になってもたいして変わってないかも。時代背景がまさに自分世代だから更に楽しかった。
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タイトルと読み始めから、現代っ子の息子と昭和親父のひと夏の冒険交流記かと勝手に思っていたら違った。 親父の回想録だったけど、当時の雰囲気が伝わってきた。 地元っ子と都会っ子、手を焼くいじめっ子の存在、どれもよくあり、今でもあるものだけど、やっぱり読んでしまう。 お父さんの世代でも...
タイトルと読み始めから、現代っ子の息子と昭和親父のひと夏の冒険交流記かと勝手に思っていたら違った。 親父の回想録だったけど、当時の雰囲気が伝わってきた。 地元っ子と都会っ子、手を焼くいじめっ子の存在、どれもよくあり、今でもあるものだけど、やっぱり読んでしまう。 お父さんの世代でも息子の世代でもないけれど、昭和独特の空気に憧れるのかな。 最初は現代に染まりまくってる息子が、話を聞いて最後には昭和に興味を持ってる件に安心する。 あとがきに、作者なりのスタンドバイミーとあり納得。 スタンドバイミー好きで何回も見たなぁ。
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美食家でサウナとジムをこよなく愛する友人K氏のオススメ本。 悪ガキ3人と東京からの転校生。 昭和の少年たちが過ごしたひと夏の冒険と勝負。 ノスタルジックな作品で、故郷の湖の冷たい水と、草の香りのするムッとした空気を思い起こすような気分になりました。 50歳前後の男性がベストターゲット?? 男子の友情って、なんか、イイ(≧▽≦)!!
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森浩美ってSMAPの曲の作詞家のイメージしかなかったけど小説も書いてたのねヽ(*'0'*)ツ まさに「スタンド・バイ・ミー」の世界…世代的には少し上のお父さん目線でちょっと懐かしい感じ 「夏に読みたくなる本」…男子に高評価なのも納得(*^^)v
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父から息子へ。昔、子供だった頃のヒミツの話を反抗期の息子に伝える作品。うーん、うーん、男同士なら共感できるのかな?私はオバサンだし、この手の話題はあまりピンと来なかったです。ごめんなさいねぇ。
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あとがきを読むと、まさに天から降って来たような題材で、故郷を舞台に一気に書きあげたという著者の気持ちがストレートに伝わる。小学5年生の主人公たちのひと夏の冒険が、明るいだけではない故郷の空気と共に物語としてくっきりと記憶に定着されている。中年になってから同じ年代の息子に語り聞かせ...
あとがきを読むと、まさに天から降って来たような題材で、故郷を舞台に一気に書きあげたという著者の気持ちがストレートに伝わる。小学5年生の主人公たちのひと夏の冒険が、明るいだけではない故郷の空気と共に物語としてくっきりと記憶に定着されている。中年になってから同じ年代の息子に語り聞かせる忘れられない子供時代の思い出は、語り手の境遇に重ね合わされて甘くてほろ苦い。和製「スダンド・バイ・ミー」を書きたかったと言う著者の狙いどおりの作品。読み終えてから、舞台となった場所をあれこれ探して、しばしネット上を彷徨って楽しんだ。(キーワードは、『零戦』・『中島飛行機』・『太田飛行場』)
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子どもの頃は自分の住む町は、地平線の向こうに広がる世界と同じくらい無限の広さを保っていた。 夏休みは永遠に続く時間で、自分の身長の2倍以上もある高さの場所に上るのは無謀ではなく勇気だった。 そんなあなたの「スタンド・バイ・ミー」が詰まっている小説です。 美しい小説だと思います...
子どもの頃は自分の住む町は、地平線の向こうに広がる世界と同じくらい無限の広さを保っていた。 夏休みは永遠に続く時間で、自分の身長の2倍以上もある高さの場所に上るのは無謀ではなく勇気だった。 そんなあなたの「スタンド・バイ・ミー」が詰まっている小説です。 美しい小説だと思います。
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