1,800円以上の注文で送料無料

クシエルの矢(1) の商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2015/03/01

イケメン美女ばっかりの国テールダンジュで、ドM娼婦の主人公が謎の貴族の養子となりスパイとして育てられ…という、とりあえずその生い立ち設定だけでお腹いっぱいです。 性癖とそれに伴う苦悩の描写が丁寧。基本的に自身の内面の考察と宮廷の謎を追う外面の行動が対比される。 こういう異世界一人...

イケメン美女ばっかりの国テールダンジュで、ドM娼婦の主人公が謎の貴族の養子となりスパイとして育てられ…という、とりあえずその生い立ち設定だけでお腹いっぱいです。 性癖とそれに伴う苦悩の描写が丁寧。基本的に自身の内面の考察と宮廷の謎を追う外面の行動が対比される。 こういう異世界一人称自伝的小説ほんと好き。歴史改変ものとしても読めます

Posted byブクログ

2014/06/10

思ってたほど、エロくない…寧ろ政治的な物語。 七王国の玉座とか、六公国シリーズ(騎士の息子)に似ている。 天使たちが築いた国、テールダンジュ。愛の営みが神のへの奉仕とか今までにない設定で面白い。天使たちの国というわりに、超能力とかはないしほぼ普通の人たちだし。 今2巻を読んでます...

思ってたほど、エロくない…寧ろ政治的な物語。 七王国の玉座とか、六公国シリーズ(騎士の息子)に似ている。 天使たちが築いた国、テールダンジュ。愛の営みが神のへの奉仕とか今までにない設定で面白い。天使たちの国というわりに、超能力とかはないしほぼ普通の人たちだし。 今2巻を読んでますが、1巻より更に急展開でどーなるの?っていう。先が読めない。 難点は登場人物が多すぎて、把握しきれないことぐらいかな。

Posted byブクログ

2013/02/18

ヴァルデマールの本の後ろに宣伝が乗っていたのでローカス賞も取ったと書いてあったので図書館で借りてみました。 ぶっちゃけこんなにつまらない本初めて読みましたってくらい自分には合わなかったです。別に架空の国の話にする必要ないんじゃない?私の趣味ではなかったし、特に続きも気にならないの...

ヴァルデマールの本の後ろに宣伝が乗っていたのでローカス賞も取ったと書いてあったので図書館で借りてみました。 ぶっちゃけこんなにつまらない本初めて読みましたってくらい自分には合わなかったです。別に架空の国の話にする必要ないんじゃない?私の趣味ではなかったし、特に続きも気にならないのでココでやめときます。

Posted byブクログ

2012/11/29

異世界を舞台にしたファンタジーとして考えるとかなり物足りないので、架空歴史ものとして捉えた方が良いですね。傾向としては酒見賢一『後宮小説』が近いと思います。あれを中世ヨーロッパ風にして、香辛料を足しました。みたいな感じで。読みやすい方だとは思うのですが、人には勧め辛いかもしれませ...

異世界を舞台にしたファンタジーとして考えるとかなり物足りないので、架空歴史ものとして捉えた方が良いですね。傾向としては酒見賢一『後宮小説』が近いと思います。あれを中世ヨーロッパ風にして、香辛料を足しました。みたいな感じで。読みやすい方だとは思うのですが、人には勧め辛いかもしれません。もう少し話の展開にメリハリがあれば良かったのですが。個人的に好きな要素が散りばめられているので感触は良いのだけれど、アングィセットの設定が生ぬるいかな。という気も。いや、こちとら谷崎潤一郎や団鬼六を生んだ国の人間なもので。

Posted byブクログ

2011/09/30

天使の血をひく人々の国、テールダンジュ。少女フェードルは“クシエルの矢”と呼ばれる印をもって生まれ、それゆえに間諜として数奇な運命をたどることになる。膨大な人名と地名に悪戦苦闘しますが、それでもおもしろかったです。もう少し補足の説明があれば格段におもしろくなりそうな予感。

Posted byブクログ

2011/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヨーロッパとよく似た地域を舞台に、キリスト教と似ているようで全く違う宗教を信じる国の貴族達の謀略を描く。これはキリスト教関係者からはだいぶ反発を受けるんじゃないかと思うものの、ファンタジーとしては非常に楽しい。信仰のために春をひさぐという宗教は過去にも現在にも存在していて、同じ信仰を持たない者が自分の倫理観で批判しちゃいけないのだ。(私はやだけどね。) 一言の裏の裏を読みあうような交渉部分は全然分からないんだけど、主人公の非常に独創的な設定のおかげで、被虐癖の人もやっぱり痛いのは辛いんだなとか、そういう無駄知識を得た。

Posted byブクログ

2010/12/25

表紙に惹かれて購入。 この時点でファンタジーからはかなり遠ざかっていたし、いわゆるRPGゲームのような「剣と魔法」の話だったら合わない可能性もあるな~、と思っていたけれど、予想外に面白かった。 剣はあれども、魔法はほとんど出てこない。どちらかといえば宮廷謀略劇。中世ヨーロッパ風...

表紙に惹かれて購入。 この時点でファンタジーからはかなり遠ざかっていたし、いわゆるRPGゲームのような「剣と魔法」の話だったら合わない可能性もあるな~、と思っていたけれど、予想外に面白かった。 剣はあれども、魔法はほとんど出てこない。どちらかといえば宮廷謀略劇。中世ヨーロッパ風の世界が舞台で、以前「ブーリン家の姉妹」にハマった私の好みには合う。 このシリーズ、原作が三部作で邦訳は一部がさらに三分冊されているので、フェードルを主人公とするものだけでも文庫本9冊という長さだが、長い話は大歓迎なのでこれもまたうれしい。 最初の巻では一国だけだった世界地図が、巻が進むにつれてズームアウトしていく趣向も、主人公の行動範囲と連動していて面白い。 読み始めると続きが気になり、結局今出ている9冊まで全部買いました。

Posted byブクログ

2010/11/24

花街育ちというヒロインの、真性マゾな性癖にクラクラしながらとりあえず読了。誤字とか誤植とかが多くてめげそうになりますが、宗教も国のあり方も現実の世界史におけるあれやこれやとイメージ変換が容易にできるので、まぁ読みやすかったと思います。固有名詞はかなりギリシャ語が意識されているかな...

花街育ちというヒロインの、真性マゾな性癖にクラクラしながらとりあえず読了。誤字とか誤植とかが多くてめげそうになりますが、宗教も国のあり方も現実の世界史におけるあれやこれやとイメージ変換が容易にできるので、まぁ読みやすかったと思います。固有名詞はかなりギリシャ語が意識されているかなという感じです。 物語としてはまだ始まったばかりなので、頑張って読み進めるといたしましょう。

Posted byブクログ

2010/05/07

カトリックだけではなく、古代文明、数々の神話等々を改変した世界設定のため、一読しただけではすべてを把握しにくい。 しかし、導入を乗り切れば、後に待ち受けている壮大な物語に引き込まれること必至である。3冊すべて購入してから読み始めることをお勧めする。

Posted byブクログ

2014/10/15

中世風のファンタジー小説です。 主人公娼婦(ここでは神婦ですが・・)なんで、そういうのなんですけど・・w 1巻はうぅうぅ~とうなりながら読み進めて、2巻の展開に惚れ直した作品です。 3巻はまた戦争のはなしで、国と国がからみ、登場人物が一気に増えて難しくなって頭の中整理しなおさない...

中世風のファンタジー小説です。 主人公娼婦(ここでは神婦ですが・・)なんで、そういうのなんですけど・・w 1巻はうぅうぅ~とうなりながら読み進めて、2巻の展開に惚れ直した作品です。 3巻はまた戦争のはなしで、国と国がからみ、登場人物が一気に増えて難しくなって頭の中整理しなおさないとってなるですけどね・・ とりあえず、表紙が好きで買い始めた内容はいいんだ、っと思ったんですがものすごい愛のお話でした。精神的な愛のほうです。 しかし宗教やら性愛も絡むので、好き嫌いあるお話だと思います。 外国文学を読んでいるなぁという気にさせてくれるいい作品かと思います。ですけど、違和感なくとっても読みやすい翻訳ですよ。 訳の仕方も「そんな感じ」ですきだった(ノω`*) 3巻まで読んでひとつの作品として出来上がるので、ぜひお買い求めはセットでb

Posted byブクログ