1,800円以上の注文で送料無料

レインツリーの国 の商品レビュー

3.8

1755件のお客様レビュー

  1. 5つ

    385

  2. 4つ

    651

  3. 3つ

    460

  4. 2つ

    78

  5. 1つ

    22

レビューを投稿

2009/10/04

もし、ここで手話で語るふたりになっていたら、間違いなく★ひとつになるところ。著者はかなり勉強されたとみえます。

Posted byブクログ

2009/10/07

いつもみたいにベタ甘どっきゅーんを期待して読むと、すごく物足りない…かも(私はそうだった) ベタ甘は無かったけど、大切な事がいっぱい書いてあるお話だったと思います 自分だけが不幸なんじゃない、とかね。

Posted byブクログ

2010/02/26

こんな出会い面白いなと思った。初めは上手くいってるように見えたのに、難しいんだな・・・。色々新しい視点に立てた。なんか道徳の教科書みたいだったなー。ただ、自分は関西人だけど関西弁の語りはあまり好きではない。ちょっと言いくるめてるみたいで。というか伸のことがあんまり好きじゃなかった...

こんな出会い面白いなと思った。初めは上手くいってるように見えたのに、難しいんだな・・・。色々新しい視点に立てた。なんか道徳の教科書みたいだったなー。ただ、自分は関西人だけど関西弁の語りはあまり好きではない。ちょっと言いくるめてるみたいで。というか伸のことがあんまり好きじゃなかっただけかも。河内に住んでたけど私は泉州弁が最強だと思う・・・。ライトノベルの内容と自分達が重なってるのはすごい。この本を小牧教官が薦めたのかーと不思議な感覚。最後の最後に解説に書かれていたことが衝撃だった。『図書館内乱』の「恋の障害」はテレビ放映しないのが前提って・・・これってまさに検閲・・・・・・。何がしたいのやら全く理解できない。(20090811)

Posted byブクログ

2009/11/03

価値観が違うのはあたりまえだし、経験の無いことに対して正しい理解なんてあるわけもない。 それでも、歩み寄ろうという主人公が素敵に思えます。 「わかるわけない」と突っぱねる女性の気持ちも共感できますが、少々わがままと感じてしまうあたり、やはり理解は出来ないんだろうな。 人間という...

価値観が違うのはあたりまえだし、経験の無いことに対して正しい理解なんてあるわけもない。 それでも、歩み寄ろうという主人公が素敵に思えます。 「わかるわけない」と突っぱねる女性の気持ちも共感できますが、少々わがままと感じてしまうあたり、やはり理解は出来ないんだろうな。 人間というのはそういうものです。 それでも、少しでも理解しようとしてくれる人に出会えるなんて奇跡。 すれ違うのではなく、ぶつかるというのも、良かったように思います。 有川浩さんの作品は初めてだったけど、他も読んでみようかと思えました。

Posted byブクログ

2009/10/04

「2009年新潮文庫100冊」のうちの1冊。 きっかけは「忘れられない本」。ブログを通して始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが...

「2009年新潮文庫100冊」のうちの1冊。 きっかけは「忘れられない本」。ブログを通して始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないという。かたくなに合うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった。 耳が聞こえにくいんだとういうことはすぐに気がついた。読んでるうちにヒントがたくさんあったので、その度に確信を強めていきながら読んだ。 主人公が関西弁だったので若干読みにくかった。普通に使っている言葉でも、文章になるとすごく違和感がある。空々しいというか何というか。 話の中で出てきた「フェアリーゲーム」と主人公たちとがオーバーラップするあたりうまいなぁと思った。 だけどあんまり感情移入はできなかったかな。上手すぎるというか、できすぎているというか。 君と僕とはこんなにも違うのにどうしてこんなに簡単にそれを忘れてしまうんだろう。 P.146 何しろ関西弁(特に河内弁)は、いかなる外国ごとの喧嘩でも迫力負けしない地上最強言語である。巻き舌に啖呵のタイミング、こと喧嘩言語としては世界でも最も進化している言語であると言っても過言ではない。 P.174 聴覚障害者にしか聴覚障害の悩みや辛さは分からない。だから分かり合うことなどできないと思っていた。 だが、他人に理解できない辛さを抱えていることは健聴者も変わらないのだ。その辛さの種類がそれぞれ違うだけで。 聞こえるのだから自分たちより悩みは軽いに決まっているなんて、それこそハンデのある者の奢りでしかなかったのだ。伸のように、健常な聴覚とコミュニケーションの手段を持っていても、他人に痛みをさらそうとしない者だっているのだ。 P.178 きっとその相談相手の女性が言ったであろう「障害のある人は難しいからね」だけではなくて、自分が偏屈なただの小娘でもあることを分かってほしい。自分の性格の問題を全部障害のせいにされるのは嫌だった。 P.183 ……彼女が、 ミサコを見送りながら、まるで祈るように口の中でひとみのことを呟く。 早くあの国をもう一度開いて言葉を綴ってくれますように。 俺は君が自由につづるあの言葉がとても好きです。 フォントで君が綴る言葉をもう一度俺に読ませて下さい。いろんなツールで君が使いこなすフォントが君の声で、その声を俺は待ってるから。 P.237 解説/山本弘 フィクションというのはノンフィクションよりずっと大きな影響力を持ちます。ノンフィクション本を読まないしTVのドキュメンタリーも観ない人でも、小説は読むし、ドラマやアニメは観るからです。ですから、生涯や病気を持つ人を物語のなかで正しく描くことは、人々の理解を深め、差別をなくすのに大きな力となります。

Posted byブクログ

2009/10/04

うーん…女性向けでしょうか。 『塩』『空』『海』の三作読んで、どれも好きだったので期待していたのですが…

Posted byブクログ

2009/10/07

内容(「BOOK」データベースより) きっかけは「忘れられない本」そこから始まったメールの交換。あなたを想う。心が揺れる。でも、会うことはできません。ごめんなさい。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった―。青春恋愛小説に、新スタンダード。 内容(「MARC」データベー...

内容(「BOOK」データベースより) きっかけは「忘れられない本」そこから始まったメールの交換。あなたを想う。心が揺れる。でも、会うことはできません。ごめんなさい。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった―。青春恋愛小説に、新スタンダード。 内容(「MARC」データベースより) きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。しかし、かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった…。メディアワークス刊「図書館内乱」の中に登場する書籍「レインツリーの国」が実物となった。

Posted byブクログ

2009/10/07

どんな恋愛だってはじめからうまくいったりしない。テーマはありきたりだけど、切り口は良かったと思う。 ただ、どうも登場人物が好きになれないー。メールのやり取りも、しょうがないけど、もうちょっと抑えた感じだったらよかったな。

Posted byブクログ

2009/10/04

図書館内乱との作内コラボ。 ぜひぜひヒナちゃんに演じてほしい作品。有川作品の中ではドラマ化しやすいと思うのです。 関西弁で明るくて、けど人として深い感じが似合うはず! 俺のために傷ついて〜のセリフは、ひりひりして痛いですが、誰もそんなところが少しはあると思う。どれくらい好かれて...

図書館内乱との作内コラボ。 ぜひぜひヒナちゃんに演じてほしい作品。有川作品の中ではドラマ化しやすいと思うのです。 関西弁で明るくて、けど人として深い感じが似合うはず! 俺のために傷ついて〜のセリフは、ひりひりして痛いですが、誰もそんなところが少しはあると思う。どれくらい好かれているかとか、本当に好きでいてくれるのかとか、試すつもりはなくても、ある種の物差しにしちゃうとか、逆に傷ついてくれて思われることを実感するとか。そういう部分も描くのがすごいなぁ。

Posted byブクログ

2009/10/07

 前向きなお話だな、と、思いました。  綴られる言葉もひとつひとつが丁寧で、心に残るセリフがたくさんありました。やりとりがメールだからというのがあるのでしょうが、これがその場その場のセリフであったら随分出来過ぎだなと思ったかもしれません。  聴覚障害という題材をかなり掘り下げてあ...

 前向きなお話だな、と、思いました。  綴られる言葉もひとつひとつが丁寧で、心に残るセリフがたくさんありました。やりとりがメールだからというのがあるのでしょうが、これがその場その場のセリフであったら随分出来過ぎだなと思ったかもしれません。  聴覚障害という題材をかなり掘り下げてあり、そのつらさ、分かってもらえなさが理解でき、それでも、そういう重い題材を重く感じないのは、ひとえに主人公の男前な前向きさがこれでもかというほど迫ってくるからだと感じました。  彼女が自分の性格の面倒くささは、障害を持ったからではなく、もともとの性格が面倒なのだというくだりに、妙に納得してしまいました。障害のある人の、それを受け入れて努力している姿を見るにつけ、ああ、偉い人なんだなと思いがちな私ですが、そういった人たちだって、それぞれの短所も持ち合わせている、私と同じに不完全な人間なのだなと、改めて気づかされました。  ハッピーエンドの形ではあるけれど、おとぎ話のように「末永く幸せに暮らしましたとさ」という印象とは少し違う、この先きっともっとつらいことも、醜い諍いも、もしかしたら別れもあるんだろうなと思わせる二人。だけど、遠い未来、それぞれがきっと胸を張って生きているような、そんな希望も持たせてくれるお話でした。

Posted byブクログ