1,800円以上の注文で送料無料

モサド の商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/05/07

モサドの歴史的生い立ちから、現在に至るまでの具体的な実績、政府との関係など綿密に綴られており、興味深く読み進めることができました。 国家を裏支えするインテリジェンス機関の重要性がよく理解できました。 しかし本書を一読すると、インテリジェンス機関こそが、イスラエルにとってのコアにな...

モサドの歴史的生い立ちから、現在に至るまでの具体的な実績、政府との関係など綿密に綴られており、興味深く読み進めることができました。 国家を裏支えするインテリジェンス機関の重要性がよく理解できました。 しかし本書を一読すると、インテリジェンス機関こそが、イスラエルにとってのコアになっていると実感します。インテリジェンス機関・政府・軍の三位一体。 これこそが強い国家の証だと。 いままでモサドに関しては、落合信彦さんなどの著書から知識を得てましたが、本書が質・量共にナンバー1だと思います。 さすが、インテリジェンス研究の第一人者である小谷賢さんです。 インテリジェンス研究のさらなる発展を期待したいです。

Posted byブクログ

2013/03/10

旧約聖書の一句(導かなければ滅びる。安全と救済は多くの助言者の中にある)をモットーとし、国家の安全保障を貢献する諜報機関「イスラエル秘密諜報機関」、通称「モサド」と呼ばれている。イスラエルの「インテリジェンス」と呼ばれる集団は「中東戦争」「湾岸戦争」をはじめ、様々な戦争や紛争を乗...

旧約聖書の一句(導かなければ滅びる。安全と救済は多くの助言者の中にある)をモットーとし、国家の安全保障を貢献する諜報機関「イスラエル秘密諜報機関」、通称「モサド」と呼ばれている。イスラエルの「インテリジェンス」と呼ばれる集団は「中東戦争」「湾岸戦争」をはじめ、様々な戦争や紛争を乗り越えてきたのかを記している。

Posted byブクログ

2014/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「モサドの歴史はイスラエルの歴史」と言っては言い過ぎかもしれませんが、 本書を読めば第4次にまでわたる中東戦争はもちろん、イスラエル史上の出来事の裏にモサドを始めとする諜報機関が常に関わっていることがわかります。 したがって本書は、建国から今日まで四方を敵国に囲まれた小国の、危急存亡をかけた数々の泥臭い戦いを紹介していますので、イスラエルの歴史についても学ぶことができます。 モサドの活動について知りたい方や、イスラエルの歴史について勉強したい方も本書を入門書としてもいいと思います。

Posted byブクログ

2011/12/13

 周囲を敵対国に囲まれたイスラエルの存亡がかかっている諜報機関モサド。その歴史を概観する。  アルゼンチンにおけるアイヒマン誘拐工作や,ミュンヘン五輪テロに対する報復作戦「神の怒り」など,なりふり構わぬ感がすごい。

Posted byブクログ

2010/10/30

イスラエルは国家自体が常に緊張状態にあり、これら情報機関が機能しなくなればイスラエル国家はあっという間に存在危機に立たされる。そのため情報機能を特化させ、ウサギのような長い耳と持つことによってこれまで生き伸びることに成功してきた。 モサド誕生の目的としては、1つはイスラエルの安全...

イスラエルは国家自体が常に緊張状態にあり、これら情報機関が機能しなくなればイスラエル国家はあっという間に存在危機に立たされる。そのため情報機能を特化させ、ウサギのような長い耳と持つことによってこれまで生き伸びることに成功してきた。 モサド誕生の目的としては、1つはイスラエルの安全保障の確保。2つめは国内問題。3つ目にはCIAと直接やり取りできるような情報機関の創設である。 モサドの名前が知られるようになったのは、1956年にソ連のフルシチョフがスターリン批判を西側情報機関に先駆けて入手したこと。 モサド初期の時代においてもっとも成功したミッションは、1960年のアイヒマン捕獲作戦。イスラエルの情報コミュニティでもっともよく知られているのはモサド。イスラエルで最大の人員を誇るのは、軍事情報部のアマン。 イスラエルにとってユダヤ人とは民族的な定義と同時に宗教的な定義をも意味する。ユダヤ教を信仰するものは皆ユダヤ人である。 イスラエル国内の諸勢力から見た場合、モサドの置かれている状況は国際政治のバランスオブパワーに通じる側面を持つ。

Posted byブクログ

2010/06/05

[ 内容 ] イスラエル存亡の危機を切り抜けてきた対外情報機関の素顔。 「導かなければ民は滅びる」―。 聖書の一句をモットーとし、敵に囲まれたユダヤ国家の安全保障に貢献してきたモサド。 アイヒマン捕獲、対アラブ諜報戦、エンテベ空港強襲、イラク原子炉爆撃、海外ユダヤ人召還など成功に...

[ 内容 ] イスラエル存亡の危機を切り抜けてきた対外情報機関の素顔。 「導かなければ民は滅びる」―。 聖書の一句をモットーとし、敵に囲まれたユダヤ国家の安全保障に貢献してきたモサド。 アイヒマン捕獲、対アラブ諜報戦、エンテベ空港強襲、イラク原子炉爆撃、海外ユダヤ人召還など成功に終わった作戦だけでなく、失敗例や他の情報機関との確執・反目にも着目しながら、謎に包まれたインテリジェンスの全貌を明らかにする。 [ 目次 ] 第1章 創設の時代(前史;モサド誕生) 第2章 飛躍の時代(モサドとアマン;スターリン批判;外周戦略;アイヒマン捕獲;ダモクレス作戦;第三次中東戦争) 第3章 試練の時代(「黒い九月」と神の怒り;国家的汚点) 第4章 活躍の時代(エンテベの奇跡;オペラ作戦;モーセ作戦) 第5章 失敗とスキャンダルの時代(300号線上のバスジャック;レバノン侵攻;ポラード事件;イラン・コントラ事件;ヴァヌヌ事件;インティファーダ;湾岸戦争とその後) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/16

2009/10/4図書館で借りる 2009/10/16ほとんど読まずに返却 予備知識がないから読み進めることができなかった 読みたい!

Posted byブクログ