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T-38タロン、F-5A/Bフリーダムファイター の商品レビュー

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2015/10/18

アメリカで現役の高等練習機T-38、および「フリーダムファイター」として知られる軽戦闘機F-5Aの特集。F-5E以降はまた別の号。 F-5/T-38は「直線翼」と言われるが、鳥養氏の記事によると一応後退翼とのこと。必要な後退角とテーパー比を決めたら、後縁に前進角がついて直線翼と...

アメリカで現役の高等練習機T-38、および「フリーダムファイター」として知られる軽戦闘機F-5Aの特集。F-5E以降はまた別の号。 F-5/T-38は「直線翼」と言われるが、鳥養氏の記事によると一応後退翼とのこと。必要な後退角とテーパー比を決めたら、後縁に前進角がついて直線翼と呼びうる平面形状になったという。 F-5は前縁フラップを動かすアクチュエーターをどこに置くか迷った。主翼の前縁を延長してそこに収めたところ、延長した前縁から渦が生じ、主翼の失速を遅らせる効果があることが分かった。以後、前縁ストレーキとして知られる主翼の付加物がジェット戦闘機の技術に加わった。 垂直尾翼に背びれをつけると双発機の片発時などに方向安定に有利となることがプロペラ機の時代から分かっていたので、これを主翼に適用する人がいなかったのがかえって不思議。技術の発展には偶然による発見がけっこうある。後から考えれば当たり前と思えるようなものも、その時代では誰も気がつかなかった、ということがわりと多い。

Posted byブクログ