夜の朝顔 の商品レビュー
田舎に住む センリ 気になることは山積み・・・。子供だって単純じゃない!思春期のは入り口に至る少女の成長過程を描いたストーリー
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積読本だと思っていたら、読み始めて自分が半分以上読んでいたのに気がついた。 前回はなんだか気が乗らなくて諦めてしまったらしい。 幼少期から思春期まで、ひとりの女の子の日々の、一瞬の気持ちの動きに切なくなる本だった。 終わりまで読むにつれての良さももちろんあったけれど、 私には最初...
積読本だと思っていたら、読み始めて自分が半分以上読んでいたのに気がついた。 前回はなんだか気が乗らなくて諦めてしまったらしい。 幼少期から思春期まで、ひとりの女の子の日々の、一瞬の気持ちの動きに切なくなる本だった。 終わりまで読むにつれての良さももちろんあったけれど、 私には最初の章が一番ぐっときた。 親戚のお兄ちゃんとのふれあい。 来年からはもう遊べないかも、という予感。 バイバイ、と手を振るとき、子供心に感じるはっきりとした切なさに、ちょっと泣きそうになった。 「夏休み限定・兄」との関係は、数年後には無邪気に話すこともなくなってしまうであろう、そういう予感を自分も持ったことを思い出してしまう。
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小学生って大変。自分の小学校時代もなんだかひどく面倒くさかった。そんなことを思い出させてくれる本。すごく懐かしくせつない。
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子どもだって、子どもなりの悩みを抱えてる。 子ども時代はのんきで平和だったなぁと思いがちだけど、 そんなことはないんだな。 私もそういえばそうだったな、と昔を思い出しました。 最終章がせつなくて泣けました。
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思っていたよりも、内容の濃い本でした。小学校の学年があがるとともに、小さな社会の波に立ち向かうセンリの話。小学校の事情がすごくリアルに描かれていて、なお、その心理も同様にリアル。そのなかで、自身を自身を見失わないよう、心で考え続ける、センリの姿は大人びていると思う。「夜の朝顔」が...
思っていたよりも、内容の濃い本でした。小学校の学年があがるとともに、小さな社会の波に立ち向かうセンリの話。小学校の事情がすごくリアルに描かれていて、なお、その心理も同様にリアル。そのなかで、自身を自身を見失わないよう、心で考え続ける、センリの姿は大人びていると思う。「夜の朝顔」が一番話として好きだな。
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田舎の小学生、センリのいろいろ。夏休み、親戚との思い出、クラスでの大事件、いじめられっこの引越し、などなど。 あぁ、そうだったなぁ。 クラス替えは2年ごとにあったけれどもね、 そうそう、女の子の世界はこんな感じだった。 嫌なこともたくさんあったなぁ、がんばってグループでいたなぁ...
田舎の小学生、センリのいろいろ。夏休み、親戚との思い出、クラスでの大事件、いじめられっこの引越し、などなど。 あぁ、そうだったなぁ。 クラス替えは2年ごとにあったけれどもね、 そうそう、女の子の世界はこんな感じだった。 嫌なこともたくさんあったなぁ、がんばってグループでいたなぁ。 懐かしかった。
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読書マラソン委員の後輩が、『日傘のお兄さん』が面白かった、と言ったらお薦めしてくれた本。教えてもらったのは2009年の日食の日だったなぁ。
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やっぱ好きだ豊島ミホ。 気持ちを描こうとする言葉がすごい。 子供の頃の憂鬱な気持ち、曇りの日の空の重さ、眠れない夜の静かさ重さ、子供である自分の何も出来なさ、生々しく思い出すような感じがする。 やっぱすごい豊島ミホ。
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