ロマン派の交響曲 の商品レビュー
親しみやすい語り口、専門に偏りすぎない曲の解説が印象的であり、著者の言う通り、曲に興味を持ってもらうという意味では良い本。ただ、読後感としては、作曲家のエピソードが記憶に残り、反面、個々の曲についての語りはあまり印象に残っていない。そういう意味で、同種の本の中では薄味のように思う...
親しみやすい語り口、専門に偏りすぎない曲の解説が印象的であり、著者の言う通り、曲に興味を持ってもらうという意味では良い本。ただ、読後感としては、作曲家のエピソードが記憶に残り、反面、個々の曲についての語りはあまり印象に残っていない。そういう意味で、同種の本の中では薄味のように思う。
Posted by
割と「名曲」というおおざっぱなくくりで聞いてしまう各作曲家のそれぞれの音楽を体系立てて聞くのに役に立つ。対談を開いた形式なので読みやすい。
Posted by
このシリーズはおもしろいなと思う。モチはモチ屋で、何でもやっている人(良心的な人にかぎるが)に聞くのが一番リアルだと思う。金聖響さんの指揮もなかなか面白そうだから、こんど聞いてみようかな。シューベルトの多作や、ベルリオーズの「ゲロ」、メンデルスゾーンの明朗さ、シューマンの幽玄、ブ...
このシリーズはおもしろいなと思う。モチはモチ屋で、何でもやっている人(良心的な人にかぎるが)に聞くのが一番リアルだと思う。金聖響さんの指揮もなかなか面白そうだから、こんど聞いてみようかな。シューベルトの多作や、ベルリオーズの「ゲロ」、メンデルスゾーンの明朗さ、シューマンの幽玄、ブラームスの加齢臭、チャイコフスキーの悩み、交響曲と作曲家の人生について、いろいろ面白い話しがたくさんあります。それぞれの交響曲の構成をざっと述べる所はちょっと退屈だなと思う。シューベルトを聴いてみようと思った。できれば、次も期待してます。わたしのように、評論家でもマニアでもない者には、「無視してください」とされている伝説はトリビアではあるけれど、余分なのかなとも思う。「音の真実」というものをもっと教えていただければと思います。
Posted by
- 1
- 2