約束 の商品レビュー

宮城まり子【著】

2010/06/03

宮城氏のエッセイはもはや散文詩の域に達している。内容はだいたいいつもどおりだけれど、端々に'06年実施の障害者自立支援法への対応に追われての疲労が滲む。過労に蝕まれた我が身に鞭を打ちながら、この人はどこまで行くのだろう。影ながら応援するばかりが歯がゆい。

2009/10/04

本日ねむの木の子供美術館に行ってきました。
のびのびとした子供たちの作品を見て、この施設を作った宮城さんの考え、思いを知りたく、
この本を買ったわけです。
構成は、
・家族（生い立ち、苦労、母、弟の死）
・舞台（デビュー、色々な人との出会い）
・淳之介さん（愛した理由、結婚してることでの深い悩み）
・ねむの木学園（今までの苦労、ねむの木への思い）

といった流れで、書かれておりました。
読むと、この方の人生の根っこにあるのが、愛、なんだなーと感じることと思います。

４０年間かけて作り上げたねむの木学園。
こんなに素晴らしい施設を作られたことに頭が下がります。

これからもずっと続いて欲しい施設です。