任天堂“驚き"を生む方程式 の商品レビュー
任天堂の過去に関する部分については非常に面白い。任天堂の考え方が過去の歴史からつながっているというのも分かる。しかし、この本の上梓時点から問題になっている部分については残念ながら触れられていない。 現世代機における任天堂最大の罪は、マジコン問題を半ば放置してしまった事にあると考え...
任天堂の過去に関する部分については非常に面白い。任天堂の考え方が過去の歴史からつながっているというのも分かる。しかし、この本の上梓時点から問題になっている部分については残念ながら触れられていない。 現世代機における任天堂最大の罪は、マジコン問題を半ば放置してしまった事にあると考える。パッケージのゲームには金を払わないのが常識という世代が完全に醸成されてしまった。その中であまたのソフトメーカーが討ち死にしてしまっていることについて任天堂はどう考えているのか。
Posted by
改めて、ビックリしました(^^;) 花札やトランプを作っていた会社だったのは知っていましたが、紙巻たばこの流通網に相乗りして、広がったり、マリオは米国法人の社員が似ていたので、その方の名前をそのまま(^^)といった小ネタだけでなく、任天堂DNAを垣間見ることができ、これからの任天...
改めて、ビックリしました(^^;) 花札やトランプを作っていた会社だったのは知っていましたが、紙巻たばこの流通網に相乗りして、広がったり、マリオは米国法人の社員が似ていたので、その方の名前をそのまま(^^)といった小ネタだけでなく、任天堂DNAを垣間見ることができ、これからの任天堂にまだまだワクワクさせられる一冊でした(*^^)v任天堂
Posted by
1日で一気に読みました。自分の世代に大ヒットしたゲームは、何を意図してどういう人がどのように作ったのか、が書かれており、興味深かったです。また、今は亡き山内社長と岩田社長の人となりがわかります。 有名な動画「ゲーム機戦争」を見たことがあると、内容が入ってきやすいと思います。
Posted by
据え置き型はファミコン、スーパーファミコンにWii(数回使っただけでタンスで眠っている)、携帯ゲーム機ならゲーム&ウォッチに始まって3DSまでのほぼ全種でお世話になってます。本書が出版されたのは8年前の2009年。スマホゲームの脅威については最終章でチラッと触れられる程度...
据え置き型はファミコン、スーパーファミコンにWii(数回使っただけでタンスで眠っている)、携帯ゲーム機ならゲーム&ウォッチに始まって3DSまでのほぼ全種でお世話になってます。本書が出版されたのは8年前の2009年。スマホゲームの脅威については最終章でチラッと触れられる程度だから、すでに“古典”の域に入るような内容だけど、フィロソフィーは変わってないわけで、それぞれのユーザー(カスタマー)だった時代を思い起こしながら読むと、いろいろ感じるものがあります。
Posted by
■任天堂の戦略 ・岩田が社長になってからまずゲーム業界に何が起こっているのか分析した →ハードは売れるがソフトは売れないという現象 (業界全体で、ハードは2倍売れているが、ソフトは11%現象) →ゲームが高度でリッチになった結果時間がかかるものに。そしてライトユーザーのゲーム離...
■任天堂の戦略 ・岩田が社長になってからまずゲーム業界に何が起こっているのか分析した →ハードは売れるがソフトは売れないという現象 (業界全体で、ハードは2倍売れているが、ソフトは11%現象) →ゲームが高度でリッチになった結果時間がかかるものに。そしてライトユーザーのゲーム離れしたことが原因では? (売れていたハードはPS2。これはDVD視聴ができるので、家電ユーザーを取り込んだ結果) →ゲーム人口の拡大、という戦略が決まる ■任天堂の文化 ○ちゃぶ台返し ・良いものができるなら、ほぼ完成していてもいとわずやり直しにする そのために既に注文が入っていたりしていても関係なし
Posted by
任天堂、そして任天堂の数々のヒット商品を生み出した社員さんたちの情熱に圧倒されました。“驚き”を生む大変さと喜びが伝わってくる本です。ただ、任天堂と社長さんのスゴさが強調されすぎてしつこく感じたのでお勧め度は☆3で。立ち読みポイントは「任天堂」の社名の由来。山内さんのこの考え方、...
任天堂、そして任天堂の数々のヒット商品を生み出した社員さんたちの情熱に圧倒されました。“驚き”を生む大変さと喜びが伝わってくる本です。ただ、任天堂と社長さんのスゴさが強調されすぎてしつこく感じたのでお勧め度は☆3で。立ち読みポイントは「任天堂」の社名の由来。山内さんのこの考え方、とても好きです。 あと、Wiiが欲しくなりました。
Posted by
奇しくも3DS大幅値下げで 任天堂が揺れているタイミングでこれ読んだんだっけ 2代の社長は全く異なる手法でこの会社を引っ張り、 同じように成功している、そこがなんだか不思議 ビジネス本というよりは 任天堂の哲学なるものを垣間見れる1冊です
Posted by
最近、任天堂に元気がないから読んでみた。任天堂も昔は最新技術のハード競争(Nintendo64)をしていたが、途中でソニーに負けることでTVゲームの本質に戻り、ローテク技術を使いWiiやDSで新たなユーザーを掘り起こすことに成功した。ゲーム事業は浮き沈みが激しいため、莫大な内部留...
最近、任天堂に元気がないから読んでみた。任天堂も昔は最新技術のハード競争(Nintendo64)をしていたが、途中でソニーに負けることでTVゲームの本質に戻り、ローテク技術を使いWiiやDSで新たなユーザーを掘り起こすことに成功した。ゲーム事業は浮き沈みが激しいため、莫大な内部留保を抱えることで、はずしても新たにチャレンジできる企業体力が必要という事か。それが、任天堂の強みの一因かも。
Posted by
◾︎要約 世界的にも「Nintendo 」として知られる任天堂が、どのようにして発展してきたかを述べる一冊。その成長に貢献した山内、岩田、横井、宮本らのエピソードを交えながら、ファミコンからDSまで、ヒット商品を生み出していく企業文化を解いていく。 ◾︎学び ・本質を見極める ...
◾︎要約 世界的にも「Nintendo 」として知られる任天堂が、どのようにして発展してきたかを述べる一冊。その成長に貢献した山内、岩田、横井、宮本らのエピソードを交えながら、ファミコンからDSまで、ヒット商品を生み出していく企業文化を解いていく。 ◾︎学び ・本質を見極める 山内、岩田ともにタイプは違えど経営者としての判断力、先見力が突出している。山内はいわゆる独裁的経営をしいていたが、その決断がズバズバ当たる。それも、「面白いものを出せば売れる」という娯楽の本質を貫いたからだ。一方で、岩田はバリバリの技術者上がりなのでより技術的な点も踏まえて経営に踏み出せる。両者とも、「ゲームが飽きられている」という事実を早期に見極め、それ対抗する戦略をとった。結果が、ソニーのPSシリーズのようなハードの性能に対抗したDSやwiiである。ゲーム人口の拡大を目標とした戦略は大いに的中したことは、老若男女を問わずwiiの保持者がいることからもわかる。 ・ちゃぶ台返し 納得できるものが出来なければ、例え発売を延期してでも表に出さない。実際にそれでお蔵入りした商品もごまんとあるようだ。wiiのゼルダを発売するときは、完成までしていたストーリーをwiiの操作性を高めるために一からやり直させたほどだ。アップルのスティーブ・ジョブスも、何度もちゃぶ台をひっくり返してはスタッフに恐れられていたそうだ。それほど、こだわりを持たなければユーザーに満足してもらえる商品など生まれるわけないのであろう。 ・「枯れた技術の水平思考」 今ある技術でも、お客さんが楽しめれば問題ない。問題は、お客さんが使いこなせるかどうかだからだ。光線銃や、wiiに採用されている技術も、すでにある技術だが使い場所が限られていた体感センサーなどを応用した。技術を発見し、それをいかに活用してユーザーの満足を満たせるかが大事なのである。 ◾︎活用 ★本質を見極める。表面ではなく、本当の問題が何かを意識する。 ★成果物にこだわる。お客さんが何を求めているかを常に考え、資料を作成する。
Posted by
具体的な話が多かった。その分、総合的に何を伝えようとしているのかといったテーマはあまり感じられなかった。 特に印象に残ったのは任天堂には社是や社訓のようなものがないこと。ある種筋が通っているのかも。 つい先日岩田社長が亡くなられたからタイムリーだった。私はソシャゲより断然任天堂の...
具体的な話が多かった。その分、総合的に何を伝えようとしているのかといったテーマはあまり感じられなかった。 特に印象に残ったのは任天堂には社是や社訓のようなものがないこと。ある種筋が通っているのかも。 つい先日岩田社長が亡くなられたからタイムリーだった。私はソシャゲより断然任天堂のゲームが「好き」なのだが、果たしてこれからどうなっていくのか…。
Posted by