灰色の美神 の商品レビュー

高山聖史【著】

2009/10/07

しかし学ばないよなー自分って。このミスものは危険だって分かってるのに
つい手が出てしまう...。なんでなんだろう? このミス自体はやはり
気になるし年末の楽しみっていう意識の刷り込みなんでしょうかね。

デビュー作の選挙ものより正直今作はキツい。
そもそも主人公の行動や感情に理解と移入が出来なかった。
それは主人公を突き動かす原因となった事件(?)そのものが
良く分からないんすよね。凄く醒めた視点で読んでしまったから
主人公が単なる自分の気が済まない事を勝手に動き回って、
周りの事を考えずに暴走してるだけっつー印象しか残ってない。
ラストにとる選択もそうだし...。なんだかなーって。
第三章はほとんど初心者向けの「株式入門」だし。

うーん。恐るべしこのミス大賞。積読になってる「屋上ミサイル」
読むのが不安になってきたw。