オチケン、ピンチ!! の商品レビュー
大学の落研(オチケン)を舞台にしたほんわかミステリー。ハラハラドキドキはないけど落語ネタが散りばめられているので落語好きには心地よいです。読後感もスッキリ。気持ちよいミステリー小説です。
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ゆる~い落語ミステリー二冊目。二巻もまたゆるゆるでふわふわーっとしてて掴みどころがありません。ゆるゆるふわ~っとはじまってふわふわーっと終わります。落語でいうところのフラがこの小説にはあると思います。 中村さんが好きです。気になります。
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- ネタバレ
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続編。今回も面白かった。相変わらず越智はそのお人好しさで運を味方につけ、大活躍。中村さんは相変わらずかっちょいい。学生部の土屋もどっかでもこういうキャラいたよな、と思いつつ、いいキャラだ。あ、思い出した。北森鴻の那智先生シリーズに出てくる学生課?教務課?の人だ。やっぱ学生部ってイメージ的にこういう人が多いのかな。中村さんみたいに格闘技?ができるってやっぱかっちょいいなー。最後の緑葉の話はいい話だった。三人目の幽霊シリーズでもちょっとありそうな感じ。親子と師弟の関係という。岸の落語を聞いてみたいものだ。
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前に読んだ本が面白かったので買ってきたら、シリーズ二作目だった。気にせず読んでみたが、軽い中にユーモアが入っていてなかなか良かったです。また、それだけかと思ったらそうでもなく、いい意味で裏切られました。
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前作の続きから始まる中編集。題材になる噺は三枚記請とそこつ長屋。噺の意味が事件と密接に関わっていて、その点は前作よりも改善されている。作者の別シリーズとリンクしている部分が多くあって、両方読んでいないと楽しみが減ってしまうかも。個人的に先輩はずっと人のいい狸さんでいて欲しかったの...
前作の続きから始まる中編集。題材になる噺は三枚記請とそこつ長屋。噺の意味が事件と密接に関わっていて、その点は前作よりも改善されている。作者の別シリーズとリンクしている部分が多くあって、両方読んでいないと楽しみが減ってしまうかも。個人的に先輩はずっと人のいい狸さんでいて欲しかったので、本性が見えた感のエンディングはあまり好きではなかった。
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さっき読んだ「オチケン!」の続きです。 「オチケン!」で最後の最後に出てきた謎の解決から始まります。 「オチケン、ピンチ!!」は「オチケン!」の続きですが、 「オチケン!」も「オチケン、ピンチ!!」も単体の話だと思っていたので、 まさか最後に出てきた謎が解決するとは思...
さっき読んだ「オチケン!」の続きです。 「オチケン!」で最後の最後に出てきた謎の解決から始まります。 「オチケン、ピンチ!!」は「オチケン!」の続きですが、 「オチケン!」も「オチケン、ピンチ!!」も単体の話だと思っていたので、 まさか最後に出てきた謎が解決するとは思ってなくて嬉しい驚きでした。 後書きで、作者も最初は書くつもりはなかったって言ってましたし・・・。 面白かったので、2冊一気に読んでしまいました。
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+++ 大学入学早々に、廃部寸前の落研(落語研究会)に、無理やり入部させられた越智健一。そこで待ち受けていたのは、浮世離れした落語の天才・岸と、万事爽やかや武術の達人・中村という風変わりな先輩ふたり。部員が3人をきったら自動的に廃部、という規則をなんとか死守しているオチケンだが、...
+++ 大学入学早々に、廃部寸前の落研(落語研究会)に、無理やり入部させられた越智健一。そこで待ち受けていたのは、浮世離れした落語の天才・岸と、万事爽やかや武術の達人・中村という風変わりな先輩ふたり。部員が3人をきったら自動的に廃部、という規則をなんとか死守しているオチケンだが、勢力拡大を狙う他のサークルが、その部室を虎視眈々と狙っている。そんな中、岸がトラブルに巻き込まれ、退学の危機に陥ってしまう。しかし、もっと大きな陰謀のにおいをかぎつけ(てしまっ)た越智は、仕方なく調査をするうちに、不可解な事件が多数、キャンパス内で起きていることに気づく…。勝手気ままな先輩たちに振りまわされ、授業には出席しそこね、必須科目の単位を落とす危機に瀕し、学生部からは目をつけられる。さらなるピンチに襲われる、越智健一の運命やいかに!?大人気『オチケン!』につづく青春落語ミステリー、第2弾。 +++ その一「三枚の始末書」 その二「粗忽者のアリバイ」 +++ 無理やり流されるように落語研究部に入部させられてしまった越智健一であるが、やはり未だに流れは変わっておらず、なんだかんだと望まない厄介ごとに巻き込まれている。同じ時期に三枚書かされると退学になると言う始末書を書かされた者が何人かいて、そのひとりがオチケンの先輩・岸だったことから、廃部の危機を逃れるために事情を調べる羽目になったり、お笑い研究部のライブに出演する予定の落語家の失踪事件の捜査をすることになったり。だんだんと、オチケン部員中村と越智の捜査能力も評判になってきているようでもある。やる気もなく不承不承やっている割には、越智の捜査は的を射ていたりもして、そちら方面の運には恵まれているのかもしれない。 もっとつづいてくれるといいな、とひそかに願う。
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落語ミステリ第二作。相変わらず災難だねオチケンくん……。つぎつぎ起こる難事、そしてさらなる問題が降りかかりそうな気配を残して次作へ。気になる展開です。 どたばたのコメディめいたストーリーの中でも、伏線はしっかりと。見事だなあ。特に「三枚の始末書」の動機は、見事に隠蔽されてました...
落語ミステリ第二作。相変わらず災難だねオチケンくん……。つぎつぎ起こる難事、そしてさらなる問題が降りかかりそうな気配を残して次作へ。気になる展開です。 どたばたのコメディめいたストーリーの中でも、伏線はしっかりと。見事だなあ。特に「三枚の始末書」の動機は、見事に隠蔽されてましたね。
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部員が3人をきったら自動的に廃部、という規則をなんとか死守しているオチケンだが、勢力拡大を狙う他のサークルが、その部室を虎視眈々と狙っている。さらなるピンチに襲われる、越智健一の運命やいかに!?大人気『オチケン!』につづく青春落語ミステリー、第2弾。
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『オチケン!』の続編。 相変わらず人の好過ぎる主人公の越智健一は、個性的な二人の先輩(岸、中村)に振り回されてばかり。 そして常に存続の危機に立たされている彼らの落研。 今回は、あと1枚始末書を書いたら退学になってしまう岸が、校舎のガラスを割った罪で始末書ものに・・。しかしこ...
『オチケン!』の続編。 相変わらず人の好過ぎる主人公の越智健一は、個性的な二人の先輩(岸、中村)に振り回されてばかり。 そして常に存続の危機に立たされている彼らの落研。 今回は、あと1枚始末書を書いたら退学になってしまう岸が、校舎のガラスを割った罪で始末書ものに・・。しかしこれには何やら仕組まれた裏事情があるようで、越智がまたもや自分の単位を犠牲にし調査に乗り出す。 おっとりマイペースだが落語の天才・岸や、落ち着いているが実は武闘派の中村、そしていつでも面倒な事を断れないけど、イザという時に推理力が冴える越智。オチケンの3人のバランスが絶妙。 そして、事件にからんでくる学内の他の面々も個性的で一筋縄ではいかないところがまた面白い。最後まで読んで、新たな事件の種が芽吹いてきそうな終わり方だったので続編に期待したい。
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