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美しいをさがす旅にでよう の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2016/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「美しさ」とは、オスがメスを引きつけるために発達させた繁殖のための「文化」である。女性では無く男性が「美しさ」を競っていることに注意が必要。文明が発達する前は人間の世界も同じだった。美しさの目的は、異性を惹きつけ、結婚相手を見つけ、自分の遺伝子をを残すことにある。

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2015/06/21

著者は研究者ではないのでここに語られていることがどこまで学問的に正確なものかはわからないのだけど、とても示唆に富んだ話が多く、いろいろと気づかされる本だった。 文章もシンプルながら流麗で読みやすいし。 こういうシリーズがあったのね。また読んでみよう。

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2014/10/10

[ 内容 ] 自然や建造物、芸術作品など、私たちをとりまくこの世界には美しさがあふれている。 しかし、時代や文化によってその基準はいろいろ。 人はなぜ美しいと感じるのか。 自分の境界を飛び越えて、さまざまな「美しい」を楽しもう。 [ 目次 ] 1 風景は発明されたもの 2 美人...

[ 内容 ] 自然や建造物、芸術作品など、私たちをとりまくこの世界には美しさがあふれている。 しかし、時代や文化によってその基準はいろいろ。 人はなぜ美しいと感じるのか。 自分の境界を飛び越えて、さまざまな「美しい」を楽しもう。 [ 目次 ] 1 風景は発明されたもの 2 美人の条件ってなに? 3 アートと呼びたくないアートの世界 4 科学から美しいを考える [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2013/04/03

石器時代の洞窟絵画や精神障害者達のアウトサイダー・アートとかアートと呼びたくないアートを紹介しているくだりが面白い。

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2012/10/12

たまたま手に取ったのですが、これまた思った以上に面白かったです。 美しさは普遍的ではなく、「それ」を美しいと感じるには、そもそも意識の対象とするには、人は何かしらの枠組みを得る必要がある。 だからこそ、ある美しさの見方を固定化してしまうことは、時に実態を無視し、他の価値観を軽視す...

たまたま手に取ったのですが、これまた思った以上に面白かったです。 美しさは普遍的ではなく、「それ」を美しいと感じるには、そもそも意識の対象とするには、人は何かしらの枠組みを得る必要がある。 だからこそ、ある美しさの見方を固定化してしまうことは、時に実態を無視し、他の価値観を軽視することにもなる。(「日本の美しい里山」は本当に揺るぎなく美しいものか?『AKIRA』の世界に懐かしさ、美しさはないのか?) バイロンがベネツィアに「退廃の美」という枠組みを与えたときから、人々はベネツィアを美しい街として評価するようになった、とか、さらにそれが近代日本に入ってきて、国木田独歩が武蔵野の雑木林に「美しさ」を付与することにつながった、とか、浅学なので、ほぇ~そうだったのか…と思う箇所がいくつも。 あと、イスラエルという土地の持つ、現在進行形の多重レイヤー(とは表現されてませんが)のとらえ方は特に面白かったです。 同時期に読み終わった、毛利衛『宇宙から学ぶ ユニバソロジのすすめ』とも、図らずも通じるものがありました。読書の醍醐味。

Posted byブクログ

2012/01/26

美学+文化人類学+旅。最初から最後までひたすら「美しいとは何か」を安易でも奇抜でも高踏でもなく書く。レビューどおり教科書に採用されそうな端正な文、ヒネた読者をも反発させぬ慎重さと説得力。

Posted byブクログ