1,800円以上の注文で送料無料

蘇我氏の正体 の商品レビュー

3.1

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/07/10

なかなか馴染みのない時代で、私にとっては難しかったです。 「出雲からもう遺跡でてこなくていい」という言葉にはなんとなーく納得です。 遺跡が発見されたら、歴史がひっくり返る?イチ歴史好きとしては、楽しみです。

Posted byブクログ

2017/10/07

暫く積読だった本。久し振りにこの著者の本に手を出してみた。 前半は、祟るんだったら聖徳太子より山背大兄王の方だろうとか、梅原猛が法隆寺の蘇莫者は聖徳太子としていることに対し、強引な付会いとしている。この蘇莫者が斉明帝の死後に現れた蘇我の亡霊に似ている。飛鳥に残った元興寺のことなど...

暫く積読だった本。久し振りにこの著者の本に手を出してみた。 前半は、祟るんだったら聖徳太子より山背大兄王の方だろうとか、梅原猛が法隆寺の蘇莫者は聖徳太子としていることに対し、強引な付会いとしている。この蘇莫者が斉明帝の死後に現れた蘇我の亡霊に似ている。飛鳥に残った元興寺のことなど、成程と思うことがあった。 中臣鎌足の正体や石川麻呂と娘の蘇我造媛の塩に纏わるエピソードは漫画「天智と天武」のもあったなあ。 残念ながら、後半はトヨ=神功皇后説をそれこそ強引に展開し、トヨと天の日鉾の婚姻とか、事代主も一言主もサルタヒコも何でもかんでも無理やり結びつけられるので、かなり辟易した。 トヨがヤマトから北九州の卑弥呼を滅ぼしに行ったのが本当なら、魏の査察官はあんな倭人の条を残さないだろうに。このトンデモ説を止めてくれたら、もっと説得力のある古代が描けるだろうと思う。 奈良の神社を訪ねると、事代主を祀っていることは確かに多い。国譲りのとき、チョットだけ出てくる端役じゃないんだな。一言主と同一神とは思わないけどねえ。

Posted byブクログ

2013/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

邪馬台国のヒミコの後継と目されているトヨは実は神功皇后で、ヤマト勢力の指図でヒミコを滅ぼしヤマト勢力の人として支配権を後継したという推測は面白かった。 出雲に鉄王国があったからヤマトに侵略されたとかいうのは初耳ではなかったし、蘇我自体が王家の一族というのも古代中国、殷王朝の王家の実情推測から比定すると容易に想像できるし実際そう思っていたので新鮮味はなかった。 ただ、論旨がぴょんぴょん飛ぶし、古代人名の振り仮名も初出のときのみで二回目以降からふりがな無しだし、一般の人にとって古代の人名や神の名前は読みづらいし、人物相関もなじみが薄いからコモディティを考えての出版ならきわめて不親切といわざるをえないかな。 こういう見方もあるんだよ、という視点を紹介するという姿勢においては悪くないと思う。

Posted byブクログ

2011/04/14

蘇我氏はその出自の正統なる故に日本書紀から隠蔽された。 と云う筆者の主張を元にした蘇我についての考察。 私見としては、面白いが若干無理があるような感じ…。

Posted byブクログ

2011/01/09

黒岩重吾さんの『蘇我入鹿』を読んだのをきっかけに古代史にハマりました。 関裕二さんの作品もこれが初めてですが、なかなか面白く読ませていただきました。 トンデモと決め付けられがちな方のようですが、私はそうは思いません、むしろロマンに満ち溢れていて古代史ファンを増やす一役を担っている...

黒岩重吾さんの『蘇我入鹿』を読んだのをきっかけに古代史にハマりました。 関裕二さんの作品もこれが初めてですが、なかなか面白く読ませていただきました。 トンデモと決め付けられがちな方のようですが、私はそうは思いません、むしろロマンに満ち溢れていて古代史ファンを増やす一役を担っている人ではないでしょうか。 日本では権威主義に凝り固まった歴史学者が跋扈していますので、若い時から頻繁に奈良へ足を運んでいたという歴史オタクの関さんのような方のほうが歴史の謎を解いてしまうのかもしれませんね。 まぁそれでも腑に落ちないところがいくつかありましたけど・・・

Posted byブクログ

2019/01/16

歴史は常に勝者の手によって編纂される。史料は冷静な目で見なければ真実は見えてこない。この本は、敗者になってしまった蘇我氏の無念の思いを発掘し、その深層を探ろうとする使命感に満ちている。

Posted byブクログ

2010/06/15

著者の洞察力はすごいと思う。反面、少し強引かなと思うところも.. 歴史の勉強にもなります。あの時代、朝鮮半島との関係はこんなふうだったんだ とか。 教科書では味わえない歴史を味わえたような。 歴史をもっと勉強したくなりました。

Posted byブクログ

2009/10/21

これをネタにした小説が読みたいかも。 歴史研究としてはトンデモの部類かな? 資料的価値はないけど、読み物として面白い。

Posted byブクログ