手塚先生、締め切り過ぎてます！ の商品レビュー

福元一義【著】

2024/02/09

知っている内容が多いが
最初は担当編集者→漫画家→チーフアシスタント
身近な立場からの話なので新鮮
生原稿を間違って破ってしまった話
罫線やペン先の種類へのこだわり
全集表紙の額縁
などは初耳

2017/08/03

雑誌編集者・漫画家・チーフアシスタントとして30年以上に渡り手塚氏を近くで見てきた著者だから語れる内容。随所にある挿絵も著者本人による。瑣末なエピソードも手塚ファンには楽しい。

2017/01/23

マンガ「手塚治虫物語」とほとんどがだぶるので、これを読んでいれば、細かく見る必要はないところ。個人的には「アドルフに告ぐ」の裏話のみ読破。

2013/12/22

手塚治虫のチーフアシスタントで漫画家でもある福元さんでしか書けない、手塚治虫の仕事場での姿。手塚治虫の驚異的な意欲、体力、仕事量、サービス精神。それに対する福元氏の深いリスペクトを感じることができる。「『アドルフに告ぐ』の物語は、手塚先生の生い立ちとピタリと重なって進行しています。」との由。

2012/06/07

手塚治虫のバイタリティがすごい。
今の漫画家とは比較にならないくらい連載を抱えていたことがわかる。すごい。
こういう仕事のしかたもあるのだなと思わせられる。
裏話が楽しい。漫画を読みたくなる。
手塚治虫ほどの人でも色々な悩みがあったことがわかる。
茶目っ気のある人だったようだが編集の人は大変だったろうなと思う。
エッセイもあるようなので読んでみたい。

2012/03/19

日本漫画の礎を築いた巨匠・手塚治虫。
その手塚治虫を30年以上にわたり漫画編集者・チーフアシスタントとして支え続けてきた作者しか知り得ない手塚治虫のエピソード、人間像が描かれている。

2012/02/11

一気呵成に読んでしまった。
天才の様々な逸話は非常に多く、キリが無い。改めて感じたのは、読者量の多さだろうか。
本の虫でもあったわけである。
ラストで、先生が亡くなる件、思わず泣けてしまう。享年60歳であった。

2010/11/09

全集を読んだので、手塚氏側からの体験談は記憶にあるが、編集側からの思い出話もまた感慨深い。
もう新作を読めない以上、作品を読み返すか、このようにエピソード本や研究本の中からチョイスして記憶を呼び戻すか。

2014/10/26

［　内容　］
多くの名作漫画を生み出した巨匠・手塚治虫。
著者は三〇年以上にわたり漫画編集者、同業者（漫画家）、そしてチーフアシスタントとして手塚の創作活動を見つめ、作品に関わってきた希有な経歴の持ち主。
『火の鳥』『ブラック・ジャック』『アドルフに告ぐ』…、名作誕生の裏にある巨匠の日常とはいかなるものであったのか？
著者しか知りえないエピソードとイラストで浮かび上がる人間・手塚治虫の姿。
関連年表とともに天才の軌跡をたどる。

［　目次　］
第１章　編集者時代（手塚先生との出会い 担当編集者時代　ほか）
第２章　漫画家時代、そして手塚プロ入社（漫画家生活スタート　横山光輝先生のこと　ほか）
第３章　手塚プロ・高田馬場時代（高田馬場へ引越し　手塚先生雲隠れ事件　ほか）
第４章　『アドルフに告ぐ』の時代（異例の“連載前試写会”　『アドルフに告ぐ』スタート　ほか）

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］

2010/04/04

元アシスタントから見た漫画の神様手塚治のハチャメチャエッセイ。黄色みがかった電球の下で塗ったから色が白くなってしまったジャングル大帝のような有名エピソードから、特定の原稿を落とさないように全出版社の原稿を交代で片付けたり、出先から電話でコマ割を指定したり…とありえないエピソードの連続です。
手塚マンガ好きなら読んで損はないですよ。