弁護側の証人 の商品レビュー
ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」...
ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」とは果たして何者なのか?日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作がいま甦る。 《ブックデータベース より》 《2009年10月25日 読了》
Posted by
なぜ今までこの作品を読まなかったのか! 悔しい! 恥ずかしい! そして嬉しい。これだからミステリ好きをやめられない。 この作品がいかにすごいか、未読の人にどう伝えたらいいかわからない。「読めばわかる、とにかく読め!」と言うほかない。この作品について、何か少しでも内容に触れて紹介す...
なぜ今までこの作品を読まなかったのか! 悔しい! 恥ずかしい! そして嬉しい。これだからミステリ好きをやめられない。 この作品がいかにすごいか、未読の人にどう伝えたらいいかわからない。「読めばわかる、とにかく読め!」と言うほかない。この作品について、何か少しでも内容に触れて紹介するのはもったいない。そう思わされる。
Posted by
クリスティ『検察側の証人』を超える意外さ。共通点は「資産家の殺害」だけに見えるが、続けて読むと随所にリスペクトの影が見える。
Posted by
書店で気になったので購入。内容は、冤罪事件モノ。書きかたが面白くて、事件のトリックというよりもそちがメイン。 この表現方法は私もまんまと……でした。あとがきで知りましたが、かなり有名な本の様子。 個人的には面白かったですが、文章はあまり好きではないので、星3つ。 何度も言いますが...
書店で気になったので購入。内容は、冤罪事件モノ。書きかたが面白くて、事件のトリックというよりもそちがメイン。 この表現方法は私もまんまと……でした。あとがきで知りましたが、かなり有名な本の様子。 個人的には面白かったですが、文章はあまり好きではないので、星3つ。 何度も言いますが、表現方法は面白いです。 この作品が書かれた当時にこの表現方法は傑作といわれていたのも納得。
Posted by
「わかったのよ」 ひくい声でわたしは答えた。 「だれがお舅さまを殺したのか――それをかくすためにその人がどんなことをやってのけたかが。もしやと思ってはいたけれど、犯人だという証拠がわたしにはどうしてもつかめなかった人……後半の大詰に、わたしにはやっとそれがつかめたのよ」 看守...
「わかったのよ」 ひくい声でわたしは答えた。 「だれがお舅さまを殺したのか――それをかくすためにその人がどんなことをやってのけたかが。もしやと思ってはいたけれど、犯人だという証拠がわたしにはどうしてもつかめなかった人……後半の大詰に、わたしにはやっとそれがつかめたのよ」 看守の影がすぐそこに見えた。わたしは顔をまっすぐ上げた。 「だから、もうだいじょうぶよ。わたしはもう一度ぶつかってみる。わたしの言うことを信じ、それを役に立ててくれる人をさがして、なにもかも洗いざらい話してみる。わたしは決してあきらめないわ」 「しかし、弁護士に会ったところで――」 すがりつくように夫は言いかけたが、もう言葉をかわしている時間はなかった。わたしは夫の指をつよく握りかえし、すぐに放した。そして、早口につけ加えた。 「信じていてね。罪もない人を死刑にすることはだれにもできないのよ」 (本文p.12)
Posted by
これが”伝説のミステリー”かぁ(大袈裟か?)…。序盤の感想は「なんだこの外文調は…」。中盤以降は「なるほど面白い!」。今をときめく道尾秀介おすすめと言われたら、放っておけない。 解説も道尾秀介だし。解説もやっぱり上手い。
Posted by
ホントごめんなさい。 この作品の「本来の味」が 読了直後には分かりませんでした。 ネタバレのレビューを読んで ようやく納得しました。 改めて(知った上で)読んでみると 「あ! なるほど!」と。 文体や内容が難解なわけではありません。 読者側の理解力の問題でもないと思います。 ...
ホントごめんなさい。 この作品の「本来の味」が 読了直後には分かりませんでした。 ネタバレのレビューを読んで ようやく納得しました。 改めて(知った上で)読んでみると 「あ! なるほど!」と。 文体や内容が難解なわけではありません。 読者側の理解力の問題でもないと思います。 深読みしすぎたわけでもありません。 「たまたま裏ビートで読んでしまった」 と結論づけるしかないです。今のところは。(苦笑)
Posted by
これもまた最近気になっていた女流ミステリー作家。 叙述トリック。見事に騙される。文章が上手い。「死が二人を引きはなすまで」。一心胴体の二人の関係、つまり、互換性のある二人の被告。二人の愛そのものが既にトリックであったということ。
Posted by
ヌードダンサーが財閥の御曹司と恋に落ち、玉の輿結婚。しかし、義父である当主が殺害される。真犯人は誰なのか?最後に大どんでん返しが待っている。葉桜の頃君を想うに近いトリック。
Posted by
ヌードダンサーが財閥の御曹司に見初められ、玉の輿の結婚。しかし結婚して間もなく財閥当主の義父が何者かに殺害される。一見、単純な殺人事件だが、、、 ミステリとして何かと有名な本書の存在は知っていたが、永く絶版になっていた書で、ようやく再版された。 とても40年以上前(1963年)...
ヌードダンサーが財閥の御曹司に見初められ、玉の輿の結婚。しかし結婚して間もなく財閥当主の義父が何者かに殺害される。一見、単純な殺人事件だが、、、 ミステリとして何かと有名な本書の存在は知っていたが、永く絶版になっていた書で、ようやく再版された。 とても40年以上前(1963年)に書かれた本とは思えない、新刊本だと思って読んでも通用しそうな内容でした。 (2009/7/8)
Posted by
