弁護側の証人 の商品レビュー

小泉喜美子【著】

2019/01/16

タイトルにそそられて読んだんだけど、なんかイマイチだったなぁ。
内容もだけど、文章が僕には合わなかったです。
読みにくいというか何というか･･･。

2010/12/04

大富豪のお坊ちゃまに見初められたストリッパーの話。幸せいっぱいから義理のお父さんの殺人事件で一転。なかなかのミステリーでした♪

2010/12/02

ミステリ読書の楽しみは、初読の驚き、その一期一会の快感にあり。そんなミステリ本来の魅力が堪能できる見事な騙し絵。シンプルでコンパクトでありながら、登場人物の造形も単なるパズルのピースに留まらない魅力的な造形となっている点もとても良かった。何か面白いミステリ、一気読みしたいな～という方にはお薦めです♪

2010/11/24

ミステリーの場合、本の帯で「読者を欺くトリック」などとあおりすぎるのってよくないと思う。
帯を読んで、本全体にトリックがあるんだと知りながらよむと、
どうしても疑って読んでしまうから、
序章ですでにそのトリックが予想できると、
その後がその予想の確認作業にすぎなくなって、つまらなくなる。
うまく騙されたらすごくおもしろく読めたと思うのに…

2010/11/22

昔のモノクロ映画を見ているような感じがしました。

すごく言葉を大事にしているのが伝わってきます。文章はとても綺麗で、お上品です。

読みながらミミイ・ローイ笑い声が聞こえてくるような気がしました。あと、歌謡曲とかも！笑

昭和の名作と言っても過言ではないです。

今の世じゃ考えられない世界観です。こんな時代もあったんですね。

若い人よりも、大人の方にオススメしたい作品だなぁと思いました！

2010/12/03

ある資産家の老人が殺された事件。被告は死刑を宣告されるが、主人公は死刑を覆すため真相を探る。

あんまり詳しく言うとネタバレになるのと、そこが一番掘り下げちゃいけない部分なのであらすじは短めに・・・

結構古い本です。ミステリの「金字塔」みたいに言われたりしてることもあるみたいです。
なんでも長らく絶版だったんですが、最近再販になったんだとか。評判なので読んでみました。

ん～・・・・たしかにこれは「金字塔」という表現がぴったりですね・・・途中の「え？あれ？？？」というどんでん返し。本自体は中編小説くらいの軽めのボリュームでありながら、その全体がひっくり返された感は長編にも匹敵するカタルシス。多くの作家が「好きな一冊」にあげる理由がなんとなくわかった気がします。これは読んだ後にもう一回読み返したくなるわ・・・・・・

全然詳しく語ってないですが、そういうお話なんですｗｗｗ
感想にあるまじき表現ですが「読めばわかる」ｗ

2010/11/04

身寄りのないヌードダンサーと八島財閥の御曹司が結婚。
結婚式に出席したのはヌードダンサーの友人が一人きり。
一族や使用人は新妻を軽侮する中、八島家当主の龍之助が殺害される。

・・玉の輿、遺産相続・・
２時間ドラマにありがちな設定だが、とんでもない！！！
知らぬ間に形づくった自分の先入観に『あっ』となる。
昭和30年代の設定も全く気にならないほど読み応えがある１冊。

2011/07/28

こういうミステリーの技法を「叙述トリック」というらしい。結局欺いているのが作者である、という点が解せない。映画だとシックスセンスとか。語り方にトリックがあるというのがなんともイライラさせられるし、刑務所にいたのが夫だったか妻だったか分からない書き方にしてたんだ、ということが明かされた瞬間、「やられた！」とは思わず、「だからなんなんだよ！」と思ってしまった。

2010/10/23

ストリップ嬢が財閥の御曹司と結婚するも、財閥会長の殺人容疑者となり逮捕、起訴される。
全編を通して、裁判での証言、弁護士との会話や過去のエピソードでストーリーが構成されており、徐々に事件と登場人物達の行動の全容が明らかになっていく。
ミステリーに慣れた人なら最初の３ページで全部わかる。だがそれがいい。

2010/10/20

痛恨事は、この小説がどんな類（ジャンル）のミステリなのか、ということを知ってから読んだことだろう。
最近のこのジャンルのミステリは、事前に身構えて読んでも騙されてしまうことが多いのだけれど、その先駆けとなった作品ゆえに（迂闊にも）気づいてしまった。いわゆる「一発」を狙ったミステリは、やはり決まってこそ、である。
書評を読まなければ手に取らなかったであろう作品だけれど、書評を読まずに手にとっていればと悔やまれる。