1,800円以上の注文で送料無料

源氏物語私見 の商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/12/02

円地文子 「 源氏物語 私見 」 源氏物語論。 俗な源氏物語論とは違い、源氏物語の古典性(なぜ読み継がれるか)、文学性(男女の性を超えた 人間的テーマは何か)が よくわかる。 *源氏物語は女性文学か *六条御息所 論 *源氏物語の体系分類の整理 *西鶴文学との違い は秀逸 ...

円地文子 「 源氏物語 私見 」 源氏物語論。 俗な源氏物語論とは違い、源氏物語の古典性(なぜ読み継がれるか)、文学性(男女の性を超えた 人間的テーマは何か)が よくわかる。 *源氏物語は女性文学か *六条御息所 論 *源氏物語の体系分類の整理 *西鶴文学との違い は秀逸 源氏物語 正篇を 33帖 藤裏葉までを1部、34帖 若菜から2部と区分し、1部を源氏に愛し愛された女性達の曼荼羅図とした。宇治十帖はあまり評価していない様子 著者の源氏物語論 *光源氏という光が中心→女性達が一つ一つ違う色香 *源氏物語=忍ぶ恋の物語→源氏の青年期に夕顔、成年期に玉鬘、晩年に女三宮 *源氏物語の本流=紫の物語(藤壺→紫の上→女三宮) *源氏にとって永遠の女性=六条御息所と藤壺 六条御息所 *源氏の息苦しさは 御息所に対する畏怖 *御息所の強い自我→憑霊的なものに発展 *御息所=強い不協和音→源氏物語のシンフォニー

Posted byブクログ

2009/10/04

一時古典にハマり、読み漁った。今はちょっと興味が薄れている状態なので、地元の図書館へ寄贈。2006.9.18

Posted byブクログ