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血涙(上) の商品レビュー

4.4

40件のお客様レビュー

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    20

  2. 4つ

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2011/10/14

楊家将の続編。 前回は宋の中における楊家、楊家における楊業が中心的だったが、今回は北方オリジナルなので、視点が前作と全く異なる。 涙無しには見れない傑作です。

Posted byブクログ

2011/09/24

「楊家将」続編。前作で既に後篇があることは十分に匂わされていたので、待望の続編。ただ、前作がすごすぎてそれを超えるのは難しい続編。楊業の死から息子たちが再び立ち上がる。宋は「六郎」に楊家軍再興を命ずるが、味方の裏切りによって命を落とした父への思い。六郎は父が魂を込めて打った「吹毛...

「楊家将」続編。前作で既に後篇があることは十分に匂わされていたので、待望の続編。ただ、前作がすごすぎてそれを超えるのは難しい続編。楊業の死から息子たちが再び立ち上がる。宋は「六郎」に楊家軍再興を命ずるが、味方の裏切りによって命を落とした父への思い。六郎は父が魂を込めて打った「吹毛剣」を佩き戦場へ向かう。対するのは遼の名将『石幻果』。天稟の才を持つこの男は蕭太后の娘婿で「吸葉剣」という名剣を佩いていた。その石幻果が父と慕うのが「白き狼」と怖れられ楊業を斃した猛将「耶律休哥」。 戦場で見えた六郎と石幻果。剣を交えた瞬間、天を呪いたくなる悲劇が。綾なす人々の悲しみが交錯する衝撃の結末。北方謙三の世界満喫。

Posted byブクログ

2011/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

先に楊令伝を呼んでいたので、その展開と近いものを感じて興奮と若干興ざめした。 楊家の悲しい運命に心が打たれる。 楊家将では、あれだけまとまっていた楊家がなぜと思わざるを得ない。 ただ、それは内紛というものではなく生きざまがそうさせている分、あがらいようがなく悲しい。 楊家将との違いとして、楊家の登場人物が絞られ、話がよりシンプルになっている。そして、四郎と六郎がどう成長していくのか、引き込まれる。 楊令伝でもそうだったが、吹毛剣は鋭く悲しい。

Posted byブクログ

2011/07/20

「楊家将」の続編。 前作より遼サイドの描写がメインに。 相変わらずどの人物も生き様がかっこよすぎる。 特に、石幻果と耶律休哥の数奇な縁と強い絆にじんわりくる事多々。 本当に素晴らしい作品です。 読んでいる間、その世界観にただただ吸い込まれる。 読了後は清々しさより一種の虚脱感を...

「楊家将」の続編。 前作より遼サイドの描写がメインに。 相変わらずどの人物も生き様がかっこよすぎる。 特に、石幻果と耶律休哥の数奇な縁と強い絆にじんわりくる事多々。 本当に素晴らしい作品です。 読んでいる間、その世界観にただただ吸い込まれる。 読了後は清々しさより一種の虚脱感を覚えた。 魂が抜けてしまうような。

Posted byブクログ

2011/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楊家将の続編あの激しい戦いの後の楊家の残された六郎と七郎その後の遼との戦い。 そこに死んだと思われていた四郎が石幻果として宋に対峙してくる。 しかし、その四郎は記憶をなくし、遼の簫太后野娘と結婚し子供までなす。最後の最後で自分の記憶を取り戻し、さてその後の四郎はどうするか。次が楽しみだ!

Posted byブクログ

2011/06/14

前作「楊家将」の終盤で気になったままだった四郎のその後から物語は始まる。 前作に対して遼軍側の視点から多く描かれているが、やはり変幻に視点を操りながら物語が進んでいく疾走感はハンパない。思わず寝食のタイミングを逃してしまうほど。 今までは男たちの生き様や格好良さに惚れぼれするば...

前作「楊家将」の終盤で気になったままだった四郎のその後から物語は始まる。 前作に対して遼軍側の視点から多く描かれているが、やはり変幻に視点を操りながら物語が進んでいく疾走感はハンパない。思わず寝食のタイミングを逃してしまうほど。 今までは男たちの生き様や格好良さに惚れぼれするばかりだったが、ここへきて石幻果や耶律休哥、蕭太后、瓊峨姫たちの見せる家族愛や親子愛、人間愛などを感じることができて、女性から見ても 楊家将・血涙 合わせた4巻の中で最も満足感が大きい巻だったかな。

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2011/05/04

本紹介(抜粋): 宋建国の英雄・楊業の死から2年。息子たちに再起の秋が訪れる。楊家軍再興―。六郎は、父が魂を込めて打った剣を佩き、戦場へ向かう。対するのは、強権の女王率いる遼国の名将・石幻果。剣を交えた瞬間、壮大な悲劇が幕を開ける。軍閥・楊一族を描いて第38回吉川英治文学賞に輝い...

本紹介(抜粋): 宋建国の英雄・楊業の死から2年。息子たちに再起の秋が訪れる。楊家軍再興―。六郎は、父が魂を込めて打った剣を佩き、戦場へ向かう。対するのは、強権の女王率いる遼国の名将・石幻果。剣を交えた瞬間、壮大な悲劇が幕を開ける。軍閥・楊一族を描いて第38回吉川英治文学賞に輝いた『楊家将』の続編でありながら新展開 ・・この石幻果が、実は宋の捕虜となり記憶を亡くした宋の若き将 楊四郎(六郎の兄)であることはすぐ明らかになるのだが、あら~記憶を戻したらどうなっちゃうの~的なドラマが陳腐にならず、あいかわらず熱い漢たちの絆と苦悩に萌えるのでした。

Posted byブクログ

2019/01/16

読み始める前から知ってはいたけど、やはり兄弟対決は胸がきゅんきゅんする! もうもう、四郎兄上があああああ!!!! 七郎も可愛すぎる!!! なんだろこの萌えすぎる話は……!!

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2019/01/16

あの楊家将の続編が出ました。 多くの犠牲を出した宋と遼の戦いから数年 六郎が楊家の当主となる。 七郎らと散らばった仲間達を少しずつ集め、楊家の再興を図る。 一方、遼では新たな将軍石幻果が力をつけていく。 楊家と耶律休哥の戦いが今、始まろうとしている。 武の一...

あの楊家将の続編が出ました。 多くの犠牲を出した宋と遼の戦いから数年 六郎が楊家の当主となる。 七郎らと散らばった仲間達を少しずつ集め、楊家の再興を図る。 一方、遼では新たな将軍石幻果が力をつけていく。 楊家と耶律休哥の戦いが今、始まろうとしている。 武の一族の再興の様子は地味ですが中々の見ものです。 これぞ男といわんばかりの魅力溢れる人間たちは一見の価値ありです。

Posted byブクログ

2010/10/09

上、下巻併せたレビュー。 比較的、宋の楊一族サイドで書かれた前作に比べ、 遼側の視点が強い。 最後の2ページは、北方作品の中で一番のお気に入り。 風に靡く草原。その下で眠る魂。

Posted byブクログ