クルーグマン マクロ経済学 の商品レビュー
アベノミクスの理論的支柱にして、先般梯子を外したポール・クルーグマン氏の書いた、マクロ経済学の教科書的な概論。長らく本棚の肥やしになっていたところ、あまりにも素養のない分野なので重い腰をあげよう(=重い本を開こう)とした次第である(要点だけの飛ばし読みだけど)。 コラムや実例も豊...
アベノミクスの理論的支柱にして、先般梯子を外したポール・クルーグマン氏の書いた、マクロ経済学の教科書的な概論。長らく本棚の肥やしになっていたところ、あまりにも素養のない分野なので重い腰をあげよう(=重い本を開こう)とした次第である(要点だけの飛ばし読みだけど)。 コラムや実例も豊富で工夫されており、独習用にはわかりやすかったが、GDPの計算あたりから雲行きが怪しく。いざ日本経済の状況にあてはめようとすると途端にわからなくなるのは、自分の理解力の問題か、はたまた日本経済が置かれた状況の特異性ゆえか。おそらく後者の要素もあるんだろうな。貨幣供給量を増やしたらインフレになるはずなのに。教科書的にいうと。まぁそんな単純じゃないよね。
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1~5章と18章は「ミクロ経済学」の内容と重複しているので飛ばし、残りの部分を4ヶ月かけて読了。 ミクロはもうほとんど完成された分野で、書きっぷりもすっきりしていてわかりやすかったけれど、マクロは未だ発展途上の分野なので、多方面に渡り構築中の理論が並べられている感触で、多少わかり...
1~5章と18章は「ミクロ経済学」の内容と重複しているので飛ばし、残りの部分を4ヶ月かけて読了。 ミクロはもうほとんど完成された分野で、書きっぷりもすっきりしていてわかりやすかったけれど、マクロは未だ発展途上の分野なので、多方面に渡り構築中の理論が並べられている感触で、多少わかり辛いし、おそらく自分達の日常生活の役には、ミクロと違ってたたない。 ただそれは分野の問題であって、この本の構成自体はミクロ同様良く出来ていて飽きないものでした。 個人的にはミクロ推しだけれども、それでもこれを読めば新聞が3倍くらい楽しくなる事請け合い。。
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ノーベル経済学賞受賞のクルーグマン氏のマクロ経済学の教科書です。ミクロのほうも読みましたが、非常にわかりやすくて読了まであっという間だった。経済学初学者のために言っておくと、マクロ経済学とはいわゆる典型的な「経済」を勉強する学問だ。GDPの各国比較や経済成長の部門間分析や労働市場...
ノーベル経済学賞受賞のクルーグマン氏のマクロ経済学の教科書です。ミクロのほうも読みましたが、非常にわかりやすくて読了まであっという間だった。経済学初学者のために言っておくと、マクロ経済学とはいわゆる典型的な「経済」を勉強する学問だ。GDPの各国比較や経済成長の部門間分析や労働市場の効率性や短期と長期の需要と供給の変化や物価の変動や貿易と為替の関係などなど。経済という言葉を聞き、おそらくこれらを連想されるだろうし新聞を開けばいずれかのニュースを見ない日はない。その明日の経済を占う学問こそがマクロ経済学だ。現代日本経済、世界経済を見通す上で自身の基盤を作りたいと思う方はぜひ読んで損はないです。ちなみにクルーグマンのミクロ経済学のほうを読んだ人は一部重複している箇所もあるので必要に応じて読み飛ばしてください。 ミクロ経済学と同じく、クルーグマンの巧みの文章力と熱意によって複雑な経済と難しい経済学がかくもわかりやすくなるものだろうか。モデルの記述に拘泥せずかといってケーススタディばかりを取り扱わず、その各々を可能な限り詳細に記述したから故にだと思います。多くの教科書なら需要&供給曲線が外生的要因でシフトしたときは一例しか提示しませんが、すべての起こりうる要因を読み手に解説するのは素直に嬉しいでしょう。独学がしにくい分野であるからいっそうその気持は強いです。ただミクロと比べた場合、乗数効果やAS-ADモデルなど複雑な数式が必要なところではどうしても概念的な説明にとどまってしまって、ここのところを勉強したい人は他の図書もあたることをお勧めします。経済学とは退屈な学問です。フィッシャー効果、フィリップス曲線、メニューコストなどその定理や理論の意味だけでなく、それが示唆することまで書いてあるので表面的な理解にはとどまらないでしょう。おそらくどの教科書も購買力平価の説明は一物一価という乱暴な注釈で済ませてありますが、ビッグマック指数の解説とともにコラムでそれのメリットとデメリットも添えてあるのはクルーグマンのこの教科書ぐらいではないでしょうか? 総括するとマクロ経済学の基本的考えを漏れなく勉強するにはいいテキストですが、上級者やそれ以上を望む人にとっては今ひとつパンチが足りないかもしれません。学問的に厳密に勉強したい人はバローのテキスト、経済政策について勉強したい人は財政学や公共経済についてのテキストをあたりましょう
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中学生レベルの簡単な数学でとても分かりやすく説明してくれているマクロ経済学の入門書。 マンキューも分かりやすくて衝撃を受けたけど、こちらのクルーグマンの方が、(内容が簡単な分?)説明も分かりやすくて、数学も少なめ。
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これもとても読みやすいかと思います。この本のいいとこは理論の説明を身近な具体例を用いながら、解説しているところです。そのため、頭に残りやすいですよ。 経営学部にいるとどうしてもマクロ勉強する機会があんましないですからねーまあやってみてもいいんじゃないでしょうか。
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シンプルな基礎付けから、マクロ経済学の体系を説明しているのがとてもすばらしい。経済学の教科書は、いろいろな条件を設定しているわりにどうしてそういう条件が必要なのかという説明が少なくてしっくりこないものが多い。それに対して、この教科書では、そもそも設定される条件が必要最低限に押さえ...
シンプルな基礎付けから、マクロ経済学の体系を説明しているのがとてもすばらしい。経済学の教科書は、いろいろな条件を設定しているわりにどうしてそういう条件が必要なのかという説明が少なくてしっくりこないものが多い。それに対して、この教科書では、そもそも設定される条件が必要最低限に押さえられている上に、その条件の背景をとても詳しく説明してくれている。 そうして押さえたシンプルな基礎付けを出発点としてマクロの体系が説明されているから、全体の説明が一貫していて複雑な経済の動きがとてもすっきりとした形でイメージできる。このシンプルさはマクロ経済学を学ぶうえではとても効果的なことだと思う。 そして、新しい概念や考え方が紹介されるたびに、対応する実例も紹介してくれている。このおかげで、概念が現実の経済でどう適用されるのかがよくわかるし、概念を理解するのに手助けになる。実例以外にも、理解を助けるさまざまな説明が施されている。そのため600ページ超の大部な教科書になっているけれど、自分なりに取捨選択すれば読み切ることはそれほど苦ではないと思う。 それに、アカデミックエンターテインメントというだけあって、読んでいて単純におもしろい。こんなふうに現実の経済が動いているんだ、という驚きながら読みすすめられる。だから、ただ学部生の入門というだけでなく、社会人が経済を理解するための入門にもとてもいいと思う。
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アメリカ人特有の、とにかく多ければいいという思想からか、ゴミみたいな問題がたくさん付いていて、びっくりするような分厚さになっているので、本屋でも一際異彩を放っている。 しかしわかりやすさはピカイチ。内容はすばらしい。経済学の入門としても、教養として経済学を学びたい一般人にもおす...
アメリカ人特有の、とにかく多ければいいという思想からか、ゴミみたいな問題がたくさん付いていて、びっくりするような分厚さになっているので、本屋でも一際異彩を放っている。 しかしわかりやすさはピカイチ。内容はすばらしい。経済学の入門としても、教養として経済学を学びたい一般人にもおすすめ。数学はあまり使われていないので、数学嫌いにも安心の一冊。
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マクロ経済関連部分について現実と重ね合わせる形できっちりと描かれている。日本の散発的で体系立った記述のない“経済がわかる”系の本を読み漁るなら、この本を一冊しっかり読むことを勧める。 数式をできる限り無くしている分、記述量が多く読み切るのに苦労する。 試験対策で勉強をしたいと思...
マクロ経済関連部分について現実と重ね合わせる形できっちりと描かれている。日本の散発的で体系立った記述のない“経済がわかる”系の本を読み漁るなら、この本を一冊しっかり読むことを勧める。 数式をできる限り無くしている分、記述量が多く読み切るのに苦労する。 試験対策で勉強をしたいと思っているような学生にはまったくもって不向き。
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値段が少々張るうえサイズと重さが著しく携帯に向かないが、大学教授のオナニー講義を拝聴するより万倍価値のある一冊。著者は話術巧みで親しみ易く、説明はクリアで平易である。特にマクロ経済学はミクロ経済学より実用的であるため、経済学専攻の学生でなくとも知的好奇心を刺激されて次々と読み進め...
値段が少々張るうえサイズと重さが著しく携帯に向かないが、大学教授のオナニー講義を拝聴するより万倍価値のある一冊。著者は話術巧みで親しみ易く、説明はクリアで平易である。特にマクロ経済学はミクロ経済学より実用的であるため、経済学専攻の学生でなくとも知的好奇心を刺激されて次々と読み進められることと思う。経済学部生は同シリーズのミクロ経済学と併せて通読されたい。
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[関連リンク] 金融日記:クルーグマン ミクロ・マクロ経済学、ポール・クルーグマン(著)、ロビン・ウェルス(著)、大山道広(翻訳)、石橋孝次(翻訳)、塩澤修平(翻訳)、白井義昌(翻訳)、大東一郎(翻訳): http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa...
[関連リンク] 金融日記:クルーグマン ミクロ・マクロ経済学、ポール・クルーグマン(著)、ロビン・ウェルス(著)、大山道広(翻訳)、石橋孝次(翻訳)、塩澤修平(翻訳)、白井義昌(翻訳)、大東一郎(翻訳): http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51511767.html
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