読書について の商品レビュー
ひたすら本を読めばいい、というわけではないことがわかりました。 多読・乱読はただの時間つぶし。 他人の考えばかりを取り入れることで自分から湧き出る思考を妨げてしまう。 解説本より原著を読みなさい、などフムフムです。 そんなショウペンハウエルがオススメする本は、ギリシアやローマの古...
ひたすら本を読めばいい、というわけではないことがわかりました。 多読・乱読はただの時間つぶし。 他人の考えばかりを取り入れることで自分から湧き出る思考を妨げてしまう。 解説本より原著を読みなさい、などフムフムです。 そんなショウペンハウエルがオススメする本は、ギリシアやローマの古典文学です。 読んでみたいです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
章 自分でかんがえること 読書を否定する内容が続く。 まるで読んではいけないよう。 考えることから逃げるために読んでいる。と言われているようで耳が痛い。 章 著述と文体について 章 読書について 古典良書を読むこと
Posted by
ドイツの哲学者が読書たるものを書いたもの。読書をかなり批判的に捉えていて、読書好きとしては新たな視点だった。 本書のポイントは、読書は本当に価値ある本を読み、ちゃんと自分で考えろ。ということ。 読書をするということは著者の思考をなぞっているだけで、自分で考えるということをして...
ドイツの哲学者が読書たるものを書いたもの。読書をかなり批判的に捉えていて、読書好きとしては新たな視点だった。 本書のポイントは、読書は本当に価値ある本を読み、ちゃんと自分で考えろ。ということ。 読書をするということは著者の思考をなぞっているだけで、自分で考えるということをしていない。 特に稼ぐことを目的とした流行本は過去の偉人の思想をよく理解もせず、あたかも最新の知識として書かれており読む価値がない。 本当の価値のある、何十年経っても読み継がれる名書を読み、そして自分で考えることが大切。
Posted by
多くの本を読もうとする中で警鐘を鳴らしてくれる作品。ある考えについての本を読もうとする時は、それを始めに提示した本を読むべき。
Posted by
岩波文庫の「読書について」を読むときに さらっとまとまっていて見やすそうだったので参考にしました。 岩波文庫の方で難しくてわからない箇所も こちらで読むとすっと理解できました。 右ページに要約、左ページに本文が書かれてるので 見返すのには非常に便利です。 ただ読みやすい分、シ...
岩波文庫の「読書について」を読むときに さらっとまとまっていて見やすそうだったので参考にしました。 岩波文庫の方で難しくてわからない箇所も こちらで読むとすっと理解できました。 右ページに要約、左ページに本文が書かれてるので 見返すのには非常に便利です。 ただ読みやすい分、ショウペンハウエル氏の厳しさや言語へのこだわりは 薄まっているように感じました。 なので、あくまでも原文に忠実な訳書の補足として読むのが良いと思いました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
通読 良書を読むための条件は、悪所を読まないことだ。なにしろ人生は短く、時間とエネルギーは有限なのだから。 心理は、衣服をまとわない裸の状態がもっとも美しい。真理がもたらす感銘は、その表現が簡潔であればあるほど深い。 もっとも美しい思考も、書き留めておかないと、忘却して取り返しがつかなくなる危険があり、恋人は、結婚でつなぎとめておかないと逃げていってしまうものだ。 多読はするなという著者の意見にビックリ。
Posted by
200年も前の言葉が、昨今の多読・速読ブームに鋭い剣をつきつけている。研ぎ澄まされた文章が、情報を得ただけで満足しがちな私たちの頭をえぐってくる。 読書は他人の頭で考えること。自分の頭で考えることの方が価値があるし、吸収した知識を体系化できる。読書のあとに、自分で考える時間をとる...
200年も前の言葉が、昨今の多読・速読ブームに鋭い剣をつきつけている。研ぎ澄まされた文章が、情報を得ただけで満足しがちな私たちの頭をえぐってくる。 読書は他人の頭で考えること。自分の頭で考えることの方が価値があるし、吸収した知識を体系化できる。読書のあとに、自分で考える時間をとることで、関連づけて整理でき、真に身につけられる。 発想力豊かな人は、思考が体系化されているから、全く関連のないような事柄を結び付けられるのではないだろうか。
Posted by
書くことと読書は全く異なる!読んでいるだけだと独創性が死ぬぞ、というのがメッセージ。後半は現在の愚鈍な出版社 、大衆的書物のみを追いかける民衆に対する批判など。後半は床屋のおっさんみたいな口調になってたので、ちょっと読みづらく感じた。名声目的に論文を書いても何十年も読み続けられて...
書くことと読書は全く異なる!読んでいるだけだと独創性が死ぬぞ、というのがメッセージ。後半は現在の愚鈍な出版社 、大衆的書物のみを追いかける民衆に対する批判など。後半は床屋のおっさんみたいな口調になってたので、ちょっと読みづらく感じた。名声目的に論文を書いても何十年も読み続けられてる論文なんてたくさんあるんだけどなあ。主張は極端だけど、身につまされる記述も多い。
Posted by
この作品は現代の日本文学に対する警笛であると私は考える。ライトノベルや大衆小説の昨今の売れ筋をみると。どれも内容の薄い作品が並んでいることが分かる。それは消費者である大衆に問題が生じているのではないだろうか。大衆が目を向けているのは表面的な素材でしかない。素材が良ければ発信媒体...
この作品は現代の日本文学に対する警笛であると私は考える。ライトノベルや大衆小説の昨今の売れ筋をみると。どれも内容の薄い作品が並んでいることが分かる。それは消費者である大衆に問題が生じているのではないだろうか。大衆が目を向けているのは表面的な素材でしかない。素材が良ければ発信媒体がテレビであろうと漫画であろうとラジオであろうと構わないのだ。 真に優れた文学作品というのは、文字媒体の中でしかその魅力を最大限に発揮することが出来ないのではないだろうか。 正直なことを述べると、私は本書にもそれほどの価値があるとは思わない。ショウペンハウエルの言葉を並べて、当然の帰結とも思われる意見を偉そうに述べているようにしか思えないのだ。 本を買うというのはいい物だが、ソレを読む時間を買えればの話だ。優良な本を探して読むには私たちの人生は短すぎる。
Posted by
Posted by