1,800円以上の注文で送料無料

ボクの彼氏はどこにいる? の商品レビュー

4

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/01/23

本書は石川大我さん(以下、石川)という方の自伝である。 彼は同性愛者である。そんな彼のゲイとして生きていくことを自覚するまでの過程の話である。 本書の中に、次のような文章がある。  「「タイガくん、彼女いないの?」   日々の生活で何気なく交わされる言葉。こんな質問にも常に気  ...

本書は石川大我さん(以下、石川)という方の自伝である。 彼は同性愛者である。そんな彼のゲイとして生きていくことを自覚するまでの過程の話である。 本書の中に、次のような文章がある。  「「タイガくん、彼女いないの?」   日々の生活で何気なく交わされる言葉。こんな質問にも常に気  をはっていなければいけない日々の生活から解放されて、自分  の思うこと、考えることを思う存分話せるようになりたい。」  (P.12) ここからわかることは、私たちが日常はなす言葉の端にも、性への規範が染みついているということであろう。石川が男であるということで、相手は女性であることが強制されるのである。なぜ相手は女性でなければならないのであろうか。 そもそも、男性とは何か。女性とはなんであろうか。男性と女性の違いというのは身体的な特徴の違いである。その違いしかない。 違うということとはなんだろうか。 違いということが成立するためにはなにが必要なのであろうか。それは、同じということが必要である。違いということは同じということがその存立には不可欠であるということである。違うことと同じことは根底は分割不可能である。なぜなら、相互がお互いの概念が存立において必要だあるからである。であるのならば、違うことも同じことも「同じこと」であるのではないだろうか。 ただそれだけのことでしかないのだ。

Posted byブクログ

2010/02/12

軽快な語り口で同性愛について教えてくれる一冊。「多い方と少ない方の少ない方の人間でも自分の生きる世界を好きになろうとしてる」というよしながふみ作品の言葉をほうふつとさせる一冊でした。

Posted byブクログ

2013/01/06

ゲイやレズビアンの方が実際にいるのも知っていたし、偏見もありませんでした。 知っていたとはいっても、当事者の方たちの生の声をきくのは初めてに近くて、すごく新鮮でした。 また、「すこたん企画」のHPも見てきました。 全ての恋をする人・カップルが幸せで堂々としていられる日本がは...

ゲイやレズビアンの方が実際にいるのも知っていたし、偏見もありませんでした。 知っていたとはいっても、当事者の方たちの生の声をきくのは初めてに近くて、すごく新鮮でした。 また、「すこたん企画」のHPも見てきました。 全ての恋をする人・カップルが幸せで堂々としていられる日本がはやくやってきたらいいなというのが、一番の感想です。

Posted byブクログ