美丘 の商品レビュー
裏表紙に書かれたあらすじのネタバレっぷりが残念。 特に前知識なく図書館で借りてきたんだけど、読み始めようと手に取ったときに裏表紙のあらすじがちらっと見えてしまって、「なんだ、よくある難病お涙頂戴モノかぁ」とげんなりしてしまった。その分、本編中で美丘のエキセントリックな言動の理由が...
裏表紙に書かれたあらすじのネタバレっぷりが残念。 特に前知識なく図書館で借りてきたんだけど、読み始めようと手に取ったときに裏表紙のあらすじがちらっと見えてしまって、「なんだ、よくある難病お涙頂戴モノかぁ」とげんなりしてしまった。その分、本編中で美丘のエキセントリックな言動の理由がわかるシーンのインパクトが薄くなってしまい、あらすじを知らずに読みたかったと思った。
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石田衣良さんの作品は読書初心者の私でも見やすく大好きなのですが、その中でも1番好きなのが美丘です。 美丘のこと好きになる気持ちわかります。魅力的な主人公でした。 やっぱり後半は泣きながら見ちゃいました。 ドラマも少しだけみたけど、吉高さんは適役だなーと個人的に思いました。
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限りある命を自由に激しく生きる美丘に引き込まれた。 ありがちな話ではあるかもしれないが、ここまで自由に生きた主人公はいないかなと思った。 人はそう簡単に理性を捨てて自由には生きれない。 こんな風に生きれる美丘をちょっと羨ましく思った。
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嵐そのものの激しさを持った“美丘”。なぜそんなに激しく強く生きるのか。やがて太一は美丘を愛しその理由を知ることになる…。 すべては美丘を失った後の太一の回想というかたちで綴られる。文学青年らしく冷静で生真面目でデリケートでやや格好つけた感じの語り口が、はじめのうちはややうっとうし...
嵐そのものの激しさを持った“美丘”。なぜそんなに激しく強く生きるのか。やがて太一は美丘を愛しその理由を知ることになる…。 すべては美丘を失った後の太一の回想というかたちで綴られる。文学青年らしく冷静で生真面目でデリケートでやや格好つけた感じの語り口が、はじめのうちはややうっとうしく感じるのだが、物語が後半になるにつれ、とてもふさわしいものに感じられた。 ストーリー上、そういうものなのかもしれないが、あまりにも2人以外の人物の存在が排除されてちょっと現実感が薄れてしまったのが残念。
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よくも悪くも石田衣良作品。 エリートと、自由奔放な女性の恋。 なんだかなあ、文章がうまいから読んでしまうけど、石田衣良が書かなかったらそこまででもない内容な気がした。
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幼稚園の頃交通事故にあい頭蓋骨を骨折し、外国人から輸入した硬膜を手術の時使用し感染した。 その病気が、クロイツフェルト=ヤコブ病という薬はないしや手術もできない治療ができない病気。カラダ全体の自由が効かなくなり、記憶もなくなっていく。 そんな病気と闘いながら生きていく峰岸美丘とい...
幼稚園の頃交通事故にあい頭蓋骨を骨折し、外国人から輸入した硬膜を手術の時使用し感染した。 その病気が、クロイツフェルト=ヤコブ病という薬はないしや手術もできない治療ができない病気。カラダ全体の自由が効かなくなり、記憶もなくなっていく。 そんな病気と闘いながら生きていく峰岸美丘という女性は強かった。 今を生きる、大切に生きるという強い意思。自分の意見をしっかりと持ち、それを相手に正面からぶつけていく強い姿勢。強いところもあれば優しいところもあり、病気が進むにつれて弱さも見せる、とても人間らしい素晴らしい女性の生涯。 今を生きるという言葉を痛烈に感じる事ができた素晴らしい作品だった。
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すっごく個人的な話です。 不治の病とか、恋人が死んでしまうって話があまり得意ではありません。死と言うものを使ってしか物語に動きを表せないのが許せません。「病気であなたとは短い時間しかいられない、だから恋人にもなれない。」これってすごいことだと思います。この気持ちを受け止めずに死の...
すっごく個人的な話です。 不治の病とか、恋人が死んでしまうって話があまり得意ではありません。死と言うものを使ってしか物語に動きを表せないのが許せません。「病気であなたとは短い時間しかいられない、だから恋人にもなれない。」これってすごいことだと思います。この気持ちを受け止めずに死の直前まで一緒にいることは相手の覚悟を無駄にすることになりませんか?? 自分がいなくなったあとに自分の生きた痕跡が残って苦しめてしまうなら自分に関わる人は最小限で死にたいです。「彼女は死んでも永遠に彼女だけを愛し続ける。」この考え方が理解しにくかったです。
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石田衣良氏の本は、読んだほとんどが好印象で、この本も多分に漏れず。 薄っぺらいと言われてしまえばソレまでかも知れないが 変に涙を誘ったり過剰に共感させたりとあざとさがないのがgood 「もしかしたら、世の中には美丘みたいな子もいるのかなぁ… じゃあ自分はどうだろう?」と考える機会...
石田衣良氏の本は、読んだほとんどが好印象で、この本も多分に漏れず。 薄っぺらいと言われてしまえばソレまでかも知れないが 変に涙を誘ったり過剰に共感させたりとあざとさがないのがgood 「もしかしたら、世の中には美丘みたいな子もいるのかなぁ… じゃあ自分はどうだろう?」と考える機会を得るには調度良い。
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(ネタバレ有)前半は主人公の二股状態に嫌悪感を覚えつつも読み進める。 そして中盤、これは号泣必至な展開に持って行かれると気が付き 出来るだけ泣かぬように読み進める。…も結局終盤に泣いてしまった。 真に好きな相手が誰なのか、主人公がそれに気付くタイミングがひどすぎましたが…。
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人生は永遠じゃないってわかって生きている人はどれくらいいるんだろう。 記憶がなくなっていく恐怖と戦う美丘とそれをそばでみまもる太一 麻里さんと付き合ったときの太一はひどいと思ったけど何人もたぶん同じ人はいるだろうなぁ。最後まで美丘を大事にしていたいって気持ちは感動したかな。 普...
人生は永遠じゃないってわかって生きている人はどれくらいいるんだろう。 記憶がなくなっていく恐怖と戦う美丘とそれをそばでみまもる太一 麻里さんと付き合ったときの太一はひどいと思ったけど何人もたぶん同じ人はいるだろうなぁ。最後まで美丘を大事にしていたいって気持ちは感動したかな。 普通に生きることの難しさ 普通ってなんだろう。でも美丘は幸せだったんだろうな
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