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風の墓碑銘(上) の商品レビュー

3.8

50件のお客様レビュー

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2009/10/04

女刑事 音道貴子シリーズ 相変わらず面白い。 民家の下から 古い白骨死体が発見され 調べていくうちに 認知症の家主が殺害され 一見 繋がりのない事件。 音道刑事の仮説にドキドキわくわく。 そして 怪しい人物の意外な過去に胸を締め付けられ 白骨死体の身元が!! そして 全ての事件...

女刑事 音道貴子シリーズ 相変わらず面白い。 民家の下から 古い白骨死体が発見され 調べていくうちに 認知症の家主が殺害され 一見 繋がりのない事件。 音道刑事の仮説にドキドキわくわく。 そして 怪しい人物の意外な過去に胸を締め付けられ 白骨死体の身元が!! そして 全ての事件の犯人は。。。 事件の1つ1つが明かされるたびに 想像もしない真実があり 読み進むのが楽しくて 一気に読んでしまいました。

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2009/11/01

このシリーズを読むと主人公の働きマンっぷりにやる気が出てきます。 少し丸くなった?滝沢警部とのやり取りもすごく面白い。 もちろん、小説としてもものすごく面白いけれど。 下巻が気になってしかたがない…。就活の移動中に読む本じゃないかな。 続きが読みたくてしょうがなくなる…。

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2009/10/07

音道貴子シリーズ。 安心して読める。 相変わらず音道と滝沢が馴れ合わない。 しつこいくらいに。 しかし乃南アサはこういうきれいごとで済まさないところがいいのである。 伏線もうまいし、 音道シリーズの中では一番好きかな。

Posted byブクログ

2009/10/07

久しぶりに★5つ。おなじみ女刑事音道貴子と、もう長い付き合いになるベテラン刑事滝沢保がまたコンビを組んで事件を解決していくお話。いやはや、このコンビが実にいい。普通は刑事の「相棒」だというと、めちゃめちゃ信頼し合ってる二人を思うんだけどこの二人はちょっと一味違うんだな。信頼してな...

久しぶりに★5つ。おなじみ女刑事音道貴子と、もう長い付き合いになるベテラン刑事滝沢保がまたコンビを組んで事件を解決していくお話。いやはや、このコンビが実にいい。普通は刑事の「相棒」だというと、めちゃめちゃ信頼し合ってる二人を思うんだけどこの二人はちょっと一味違うんだな。信頼してないというのではない。むしろ、ものすごく信頼しているんだし、お互いの実力もすごく認めているし、息もぴったり、、、なんだけど、意識するあまり滝沢は貴子を「かわいげがない女」と見ているし、貴子は滝沢を「アザラシのくせに、すぐに『女はこれだ』という嫌な言い方しかしない奴」と見ている。だから時々すれ違う。中で、貴子の手帳を滝沢が覗き込んで「A(滝沢のこと)は無神経」と表記したのに滝沢が怒るシーンがあるんだけれど、これは読者からすればものすごく面白い。滝沢が「Aって何だ?俺は滝沢保だ。何でAなんだ」と詰め寄るのが面白すぎる。 さてさて、内容は貴子の署の管轄内で、取り壊されるアパートの地下から白骨死体が発見された。いつ埋められたのかは不明。男と女、そして嬰児の骨。貴子はその身元を洗おうと、アパートの所有者を当たる任務に着くのだけれど、今度はそのアパート所有者が撲殺される…というお話。さてその2つの事件は解決するのか?何か関係はあるのか?という感じでグイグイ読ませてくれる。貴子と滝沢の奇妙な相棒関係を軸に、悲しい話が次々と明らかになっていく。なかなかでした。

Posted byブクログ

2009/10/04

久しぶりの音道貴子の長編。滝沢が年を取ったからなのか、妙にやさしくて変な感じ。というよりも、短編集や前作「鎖」で距離が縮まったと思った二人が、全然そんなことはなかったってことやね。どちらかというと貴子のほうが意識しすぎなところが、逆に「あれっ?」。

Posted byブクログ

2009/11/06

◆あらすじ◆ 貸家だった木造民家の解体現場から、白骨死体が発見された。 音道貴子は、家主の今川篤行から店子の話を聞こうとするが、認知症で要領を得ず、収穫のない日々が過ぎていく。 そんな矢先、その今川が殺害される……。 唯一の鍵が消えた。 捜査本部が置かれ、刑事たちが招集される。 ...

◆あらすじ◆ 貸家だった木造民家の解体現場から、白骨死体が発見された。 音道貴子は、家主の今川篤行から店子の話を聞こうとするが、認知症で要領を得ず、収穫のない日々が過ぎていく。 そんな矢先、その今川が殺害される……。 唯一の鍵が消えた。 捜査本部が置かれ、刑事たちが招集される。 音道の相棒は……、滝沢保だった。 『凍える牙』の名コンビが再び、謎が謎を呼ぶ難事件に挑む傑作長篇ミステリー。

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2009/10/07

木造アパートの解体現場から白骨死体。唯一の手懸かりはアパートの大家だが、まだらぼけの認知症で、捜査が遅々として進まないうちに、大家が殺害されてしまう。 殺人事件と白骨死体とのあいだには、当然関連があるという予定調和的なお話ですが、本書上巻のようやく最後になって関連が見えてきまし...

木造アパートの解体現場から白骨死体。唯一の手懸かりはアパートの大家だが、まだらぼけの認知症で、捜査が遅々として進まないうちに、大家が殺害されてしまう。 殺人事件と白骨死体とのあいだには、当然関連があるという予定調和的なお話ですが、本書上巻のようやく最後になって関連が見えてきました。 事件と関係があるんだかどうだか、主人公の家庭事情とか恋人だとか、ため息しか出てこないような挿話も多くあって、かなりまだるっこしい展開。 (2009/3/24)

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2015/07/20

既に桜の便りもちらほらとする春の彼岸の3連休。父の見舞いで福岡へ行く新幹線の中でまずは上巻を一気に読む。 最近、女刑事って本の中では結構見かけるようになったけど、この「音道貴子」シリーズは、事件の中での人々の生活の機微や町の風景の中で主人公の女性としての生活感情を丹念に描いて、安...

既に桜の便りもちらほらとする春の彼岸の3連休。父の見舞いで福岡へ行く新幹線の中でまずは上巻を一気に読む。 最近、女刑事って本の中では結構見かけるようになったけど、この「音道貴子」シリーズは、事件の中での人々の生活の機微や町の風景の中で主人公の女性としての生活感情を丹念に描いて、安心して読める。 今回のお話は、民家の解体現場から白骨死体が発見されるところから始まる。 貴子と相方の刑事は家主から話を聞こうとするが、その老人は認知症で要領を得ず、徘徊をくり返していたところを撲殺されて発見される。捜査本部が置かれ、各署からも刑事たちが招集される中、貴子の新しい相方は、かつて「凍える牙」でコンビを組み、今は別の所轄に勤務する滝沢保だった…。 前のお話でもう少し、貴子さんと滝沢は心を通じ合わせたかに思っていたのだけど、相変わらずのギクシャク振りで、女刑事が男社会の中で肩肘張って仕事に生きる姿を描くところにある種の枠組みを感じて聊か閉口するところは有るのだけれど、とは言え、相手を認めるところも明瞭に、いつの間にやら息の合い方もこなれてくるのは、前作から夫々齢も経験も重ねた賜物か。 老人のケアスタッフであった長尾広士の壮絶な過去が明らかになる中で、白骨死体と老人撲殺は繋がりを見せ始め、下巻へ続く。

Posted byブクログ

2009/10/04

音道刑事のシリーズ物。なかなか読み応えありました。 ただ、ラストの犯人が判明するくだりが意外にあっけなかったなぁと思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

週刊新潮に連載してる時から読んでました ここ2〜3週間、まとめて「音道」シリーズ読んでます 男社会で生きる女性の「生きにくさ」が、よく描かれていると感心します

Posted byブクログ